JR東日本ウォータービジネス
株式会社JR東日本ウォータービジネス(ジェイアールひがしにほんウォータービジネス)は、かつて存在した、清涼飲料卸、飲料自動販売機事業などを行っていた企業。東日本旅客鉄道(JR東日本)の連結子会社およびJR東日本リテールネットの完全子会社だった。 2021年4月1日にJR東日本リテールネットに吸収合併され、法人は消滅した。以降は、JR東日本リテールネットから商号変更したJR東日本クロスステーションの社内カンパニーである「ウォータービジネスカンパニー」が事業を継承している。 概要2006年8月1日に、グループ各社に分散していた飲料事業を一元化するために設立された。具体的には、グループ会社の飲料仕入の一元化、グループ会社の自動販売機による飲料販売・管理の一元化、ミネラルウォーターの製造・販売等の谷川岳の湧水を活用した事業の展開のために、JR東日本グループの飲料事業の再編を行い、同年10月1日から、同社に一元化して事業を開始している。
これまでに発表・発売された商品は、朝(出勤中)に飲んで、一日を始めるということに重点を置いている。 自社のオリジナル商品「From AQUA」のミネラルウォーター、および、一般の飲料水メーカーとの共同企画商品で構成される。 これら商品には、オリジナルブランド「acure made」のマークが表記されている(一部商品を除く。ブランド誕生前は、会社のロゴデザインが表記されていた)。
JR東日本管内の駅構内にある飲料自動販売機は、原則として同社の管理となっている。実質的な補充等の管理は元各飲料メーカーによって行われる(業務委託方式)。これまで単一メーカーの商品しか取り扱いのなかった駅構内の自動販売機を、売れ筋等に合わせてメーカーを限定しない品揃えに変更した。 自社管轄の自動販売機は、「acure」のブランドロゴを順次表記している。また、Suica電子マネーの読み取り機を積極的に自動販売機に組み込んでいる。 2010年8月には、JR品川駅に全面タッチパネル式の次世代自動販売機の1号機を設置し[3][4]、順次、同機の設置場所を拡大している。 沿革
商品ラインナップオリジナルブランド「From AQUA」
→「From AQUA」も参照
共同企画
JR東日本施設外向け商品三国コカ・コーラボトリング管内の一部自販機(JR施設外)では、かつて同社の自販機で扱われていた「大清水」の各ソフトドリンク商品に替えて、2007年秋から、JR東日本ウォータービジネスが販売者となっている商品が販売されている。この商品群は、谷川連峰の天然水使用を表記するなど、「大清水」商品に準じた内容になっている。前述の通り、JR東日本の駅構内では販売されていない。
これとはまた別に、関西地区の鉄道駅(JR西日本の駅構内の自販機、阪急電鉄の「アズナス」など)でも「acure made」ブランド品が取り扱われている場所が存在する。 氷2009年から、それまでの「大清水」ブランドから「谷川連峰のうるおい天然水」ブランドに変更した『谷川連峰うるおい天然水氷』を首都圏のNEWDAYSで販売している。製造は「大清水」から引き続き蒲田製氷冷蔵で、原水も同じものを使用している。 脚注出典
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