Black Train (曲)
「Black Train」(ブラック・トレイン)は、日本のミュージシャンである長渕剛の52枚目のシングル。作詞、作曲は長渕剛、編曲は関淳二郎、中村康就が行っている。 音楽性本作の歌詞のテーマに関し長渕は「得体の知れない自分と得体の知れない時代、その2つの関わりが描かれている。音楽の世界では自由になれるんだから、自分の額縁を最初から小さな枠にはめるのはすごく嫌。僕にはいかにとんでもないこと、ぶっ飛んだことをやれるかっていう発想しかない」と語っている[1]。また他にも「『俺はあんなふうになりたくねえよ!』ということを歌っている。われわれは国という得体の知れないもののなかにいる。僕自身は自由になりたくてギターを手にしたんだけども、自由じゃない気がする。しかも不自由というカテゴリーを超えようとすれば、今度は世間が叩いてくる。それでもおまえは、生き切れるのか? という自問自答の旅ですね、表現するというのは」と語っている[2]。 リリース本作はアルバムリリースに先駆けて先行シングルとして2017年7月26日に配信限定でリリースされた。 プロモーション本作に関するテレビ出演は、7月15日にTBS系音楽番組『音楽の日』(2011年 - )に第一部のトリとして出演し、「とんぼ」、「STAY DREAM」、「Black Train」の3曲を演奏した。また放送直後に長渕剛公式サイトおよびYouTubeの公式チャンネル「オフィスレンCH」にて「Black Tarin」のフルPVが公開された[3]。 8月19日、8月26日の2週に渡りTBS系音楽番組『COUNT DOWN TV』(1993年 - )に出演、19日に「Black Train」を演奏した他、日本武道館での一夜限定ライブの密着映像も放送された[4]。 批評
ミュージック・ビデオ本作のPVはラスベガスから1800キロ程度離れた場所で10日間撮影が行われた[5]。PVにて長渕は蒸気機関車に乗って歌っており、その理由として「“Black Train”なんだから、汽車に乗って歌いたい。しかも蒸気機関車。なぜなら、子供の頃に乗りてえと思ってたから、それだけなんです」と語っている[2]。 撮影が行われた場所は列車の街であり、観光客を列車の後方に乗せる事になっていたが、PVで走っている荒野は前方への乗車は禁止されていた[5]。長渕は現地人に対し「前に乗って歌いたい」と嘆願したが拒否され、結局は許可のないまま強引に撮影を行い、現地人からは「クレイジーだ」と呆れて笑われたという[5]。 脚注
外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia