泣いてチンピラ
「泣いてチンピラ」(ないてチンピラ)は、日本のシンガーソングライターである長渕剛17枚目のシングル曲。 概要1987年9月16日に東芝EMI/エキスプレスレーベルからリリースされた。作詞・作曲およびプロデュースは長渕、編曲は瀬尾一三および長渕が担当。 貧困な生活と理不尽な世間に対する不満を描いた曲であり、エレクトリック・ギターの音色を全面に出したロックナンバーとなっている。 オリジナル・アルバム『LICENSE』(1987年)からのシングルカット。本作はカップリング曲が2曲収録された特殊仕様の為、A面とB面で回転数が異なる(A面は45回転、B面は33回転である)。更に初めて長渕のオリジナル・カラオケが収録されたシングルとなっている。 それ以降では、ベスト・アルバム『SINGLE COLLECTION』(1988年)、『いつかの少年』(1994年)、『SINGLES Vol.2 (1983〜1988)』(1997年)、『BEST〜風〜』(2002年)に収録されている。 音楽性東京に上京してきて最初に生活していたアパートの描写があり、ままならない生活と臆病な自分を自嘲気味に表現した曲。アレンジはエレクトリックギターが全面に押し出され、ビートの効いたアップテンポでロック調の曲となっている。歌詞の中に映画『竜二』(1983年)のセリフを引用している。 音楽情報サイト『CDジャーナル』では、「アコギの歯切れの良いフレーズで始まる軽快なロック・ナンバー。チンピラなりの男らしい生き様を描いた“アニキ節”全開の1曲」と表記されている[1]。 批評
音楽情報サイト『CDジャーナル』では、「媚びない程度にキャッチーなサビ・メロディやツイン・ギター・ソロなどが聴きどころ」と評されている[1]。 チャート成績オリコンチャートでは最高位9位、登場回数6回となり、売上枚数は3.9万枚となった。 ライブ・パフォーマンス本曲でのテレビ出演は、1987年9月9日にフジテレビ系音楽番組『夜のヒットスタジオDELUXE』(1985年 - 1989年)に出演し演奏された。その後テレビ番組で披露される機会は全くなかったが、2004年2月29日フジテレビ系バラエティ番組『堂本兄弟』(2001年 - 2004年)にて久々にテレビ番組にて演奏された[2]。2010年11月20日にはフジテレビ系音楽番組『ミュージックフェア』(1964年 - )に出演し、「絆-KIZUNA-」、「東京青春朝焼物語」、「泣いてチンピラ」、「TRY AGAIN」を演奏した[3]。ヒットした前作「ろくなもんじゃねえ」と、大ヒットを記録した次作「乾杯」の間にリリースされたシングルであり、両曲に比べ一般的な認知度は低い曲だが、ライブでは定番の曲となっており、ライブでの演奏率は2位となっている[4]。 シングル収録曲
収録作品
脚注
外部リンク
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