人間 (長渕剛の曲)
「人間」(にんげん)は、日本のシンガーソングライターである長渕剛の27枚目のシングル。 オリコンチャートでは最高位4位となり、オリジナルアルバムには未収録となった。 音楽性歌詞の内容は、自身を一人の人間として見つめなおし、前向きに生きていく意思を綴っている。また、相田みつをの代表作である「人間だもの」の一節を引用している。前作「RUN」において、相田みつをの作品からの盗作疑惑が生じ、遺族とは和解したことで引用が可能となり、ジャケット裏には「A tribute to Mr.MITSUO AIDA」と表記されている。 元々本曲は前年1993年発売のアルバム『Captain of the Ship』用に用意され、お蔵入りになっていたものであり、そのバージョンは1994年発売のライブビデオ『白の情景』に収録されている。 サウンド面ではアコースティック・ギターを主体に、沖縄音楽のようなアレンジとなっている。 音楽情報サイト『CDジャーナル』では、「ミディアム・スローのラブ・バラード。ペンタトニック・スケールなどを用いたエスニックなサウンドや緩やかなハンド・クラップなどが特徴的」と表記されている[1]。 リリース1994年8月10日に東芝EMIのエキスプレスレーベルよりリリースされた。 前作「RUN」(1993年)ら約1年ぶりのシングルであるが、本作はノンタイアップとなっており、オリコンチャートでは最高順位4位という結果となった。これにより、「しゃぼん玉」以降のシングル連続1位は3作品で留まった。 本作品発表後にはオリジナルアルバムがリリースされなかったため、アルバム未収録となった。その後、ベストアルバム『いつかの少年』(1994年)に収録された。 カップリング曲の「I love you (Acoustic version)」は、アルバム『JAPAN』(1991年)に収録されていた「I love you」をアコースティックにリアレンジした楽曲。 批評
音楽情報サイト『CDジャーナル』では、「“俺たちは人間だもの”というシンプルかつ根本的な視点から愛を歌う」と評されている[1]。 チャート成績オリコンチャートでは最高位4位を獲得し、登場回数は10回、売り上げ枚数は35.7万枚となった。 ミュージック・ビデオ本作のPVは京都の愛宕念仏寺にて撮影が行われ、長渕と僧侶の西村公朝が語り合うシーンが収録されている。 ライブ・パフォーマンス本作はライブでの演奏頻度が低く、1994年のツアー「Live'94 Captain of the Ship」、1995年のツアー「Live 95 JUST LIKE A BOY -Acoustic Road-」、2009年のツアー「Tsuyoshi Nagabuchi Acoustic Live 30th Anniversary」のみで演奏されている[2]。 シングル収録曲
収録アルバム
脚注
外部リンク
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