2022-23 アトレティコ・マドリード
2022-23 アトレティコ・マドリードは、アトレティコ・マドリードの創設後116シーズン目である2022-23シーズンの成績を記述したもの。 シーズン概要前半戦ディエゴ・シメオネ体制発足から12年目を迎える2022-23シーズンは、シーズンファーストゲームを迎える前にボルシア・ドルトムントからフリー移籍でアクセル・ヴィツェルを、ウディネーゼ・カルチョからアルゼンチン代表DFのナウエル・モリーナといった即戦力を補強し、レンタルバックでアルバロ・モラタやサウール・ニゲスらが新たな顔ぶれとなった。2022年8月14日、ヘタフェCFとのシーズン開幕戦ではモラタの2得点、3アシストを記録したジョアン・フェリックスの活躍で3-0と快勝した[1]。しかし、続くリーグ第3節のビジャレアルCF戦にて、シーズン初黒星を喫すると、9月にはUEFAチャンピオンズリーグを含む公式戦5試合で2勝1分2敗と序盤戦から躓くスタートとなった[2]。代表ウィーク明けの10月1日、セビージャFCと対戦し、2-0で勝利を収めたが、この試合でコケはクラブ公式戦通算554試合出場を達成し、アデラルドの保持していたクラブ歴代公式戦最多出場記録を塗り替えた[3]。10月26日、チャンピオンズリーグでバイエル・レバークーゼンと対戦したアトレティコは、引き分け以下でグループステージ敗退が決定するという厳しい状況にあった。2-2で迎えた試合終了間際にPKを得たが、キッカーのヤニック・カラスコが決め損ねたため、敗退が確定した。グループステージでの敗退は2017-18シーズン以来であった[4]。また、直後に行われたラ・リーガのカディスCF戦では、2-0でのビハインドからジョアン・フェリックスの2ゴールで87分に追いついたが、試合終了直前のカウンターにより失点し、リーグ戦19位に沈んでいたカディスに勝ち点3を与える結果になった[5]。11月、2022 FIFAワールドカップ開催のため、リーグ戦は12月末まで中断されることとなった。アトレティコ・マドリードからは計12人の選手が各国代表に招集され、大会優勝を果たしたアルゼンチン代表にはロドリゴ・デ・パウルとナウエル・モリーナ、アンヘル・コレアの3人が選出された[6]。 後半戦ワールドカップの中断明け後最初の公式戦となったラ・リーガ第15節のエルチェCF戦では、2-0で快勝した。1月の冬の移籍市場では、多くの人員を抱えていた前線の整理を行い、ジョアン・フェリックスを半年のレンタル移籍でチェルシーFCへ、マテウス・クーニャを同じくプレミアリーグのウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFCへレンタルで放出した。2人の代役としてFCバルセロナから移籍金300万ユーロでメンフィス・デパイを獲得した。また、Bチームに所属し重複登録選手となっていたMFパブロ・バリオスのトップチーム昇格が決定し、背番号が34から24に変更された[7]。後半戦最初の大舞台となったリーグのFCバルセロナ戦では、ウスマン・デンベレによる決勝点を許して0-1で敗戦[8]。6シーズンぶりにベスト8へ進出したコパ・デル・レイのマドリードダービーでは、アルバロ・モラタの得点で先制するもステファン・サヴィッチの退場などが響いて3失点を喫し、1-3で敗れた[9]。これにより2022-23シーズンの無冠がほぼ確定的となったものの、それ以降は好調を維持。第30節のカンプ・ノウで行われたFCバルセロナ戦で0-1と惜敗するまでのリーグ戦13試合で10勝3分という成績を残した[10]。無敗記録が途絶えたバルセロナ戦の翌節に行われたホームのRCDマジョルカ戦では、クラブ創立120周年を記念して創立当初のユニフォームカラーである青と白に配色され、初期のエンブレムが縫われたユニフォームを纏って試合を戦い[11]、記念試合を3-1の勝利で飾った[12]。その後は一時レアル・マドリードを追い抜いてリーグ2位となるも、終盤戦のエルチェCF戦やRCDエスパニョール戦で勝ち点を取りこぼしたことでラ・リーガを3位でシーズンを締め括った。 登録メンバー
移籍加入選手
退団選手
プレシーズン勝 分 負
親善試合2023年4月8日、トルコとシリアで同年2月6日に発生したトルコ・シリア地震を受けて、アトレティコ・マドリードとベシクタシュJKは支援金を募る目的でチャリティーマッチを開催することを発表した[38]。
大会成績ラ・リーガ
→詳細は「リーガ・エスパニョーラ2022-2023」を参照
最終更新は2023年6月5日の試合終了時
コパ・デル・レイ
UEFAチャンピオンズリーグ
脚注注釈出典
外部リンク |