2020年のメジャーリーグサッカー
2020年のメジャーリーグサッカーは、1996年に最初のシーズンが行われて以来、25回目のメジャーリーグサッカーである。今シーズンから新たに、インテル・マイアミCFとナッシュビルSCが参入し、合計26チームとなった[1]。 レギュラーシーズンは2月29日に開幕したが、3月12日、MLSは北アメリカでの2019年コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を受け、大会の30日間の中断を発表した[2][3]。3月19日、その中断は5月10日までに延長された[4]。そして4月17日には少なくとも6月8日までの再延期が発表された[5]。5月1日、禁止されていた野外における選手の個人練習が5月6日に解禁されることが発表された[6]。このCOVID-19のパンデミックは、アメリカ同時多発テロでシーズン後半の試合の多くが中止された2001年シーズン以来であるレギュラーシーズンの中断をもたらした。 6月10日、MLSはシーズン再開への第一歩として「MLSイズ・バック・トーナメント」 (MLS is Back Tournament) という大会をウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのESPNワイド・ワールド・オブ・スポーツ・コンプレックスで7月8日から8月11日まで開催することを発表した[7]。 レギュラーシーズンは「MLSイズ・バック・トーナメント」決勝戦の翌日である8月12日に再開し11月8日まで行われた。プレーオフは11月22日に開始し、決勝戦であるMLSカップは12月12日に行われた[8]。 チーム場所チーム一覧
レギュラーシーズン当初の予定では2月29日に開幕し、10月4日に終了する予定であった[1]。東西13チームずつに分かれて、同カンファレンス内の12チームとホームアンドアウェー形式で24試合、もう一方のカンファレンスの13チームのうち10チームと1試合ずつ(ホーム・アウェー5試合ずつ)の計34試合を戦う形式であり、MLSとして初めて、全てのチームと最低1試合ずつの対戦が組まれないこととなった[11]。 上述の通り、3月12日に中断した時点では各チーム2試合しか消化していなかったが、7月の「MLSイズ・バック・トーナメント」のグループステージ(各チーム3試合)の成績をレギュラーシーズンにも組み込む形で再開された。「MLSイズ・バック・トーナメント」終了後、更に18試合ずつを戦い、レギュラーシーズンは各チーム23試合ずつとなった。しかし、COVID-19の影響を受けてコロラド・ラピッズ[12]の5試合が延期になるなど、ウエスタンの8チームがプレーオフ開幕までに全試合を消化できなかったため、未消化の試合は中止となり、最終順位は1試合あたりの勝ち点で決定された[13]。 サポーターズ・シールドはフィラデルフィア・ユニオン(14勝4敗5分)が初めて獲得し、CONCACAFチャンピオンズリーグ2021の出場権も獲得した。 MLSカップ・プレーオフシーズン再開と同時にナッシュビルSCがイースタンへ移籍[10]したことに伴い、イースタン14チーム、ウエスタン12チームとなったため、イースタンの上位10チームとウェスタンの上位8チームがプレーオフに進出した。 MLSカップ(プレーオフ決勝)ではコロンバス・クルー(イースタン3位)とシアトル・サウンダーズ(ウェスタン2位)が対戦し、3対0で制した[14]コロンバス・クルーが12年ぶり2回目の優勝を果たすとともに、CONCACAFチャンピオンズリーグ2021の出場権も獲得した。 MLS is Back Tournament→詳細は「MLSイズ・バック・トーナメント」を参照 シーズン中におけるCOVID-19の感染拡大を防ぐためとして、MLSは6月10日に「MLSイズ・バック・トーナメント」 (MLS is Back Tournament) と名付けられたトーナメント方式の大会の開催を発表した。大会はフロリダ州にあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのESPNワイド・ワールド・オブ・スポーツ・コンプレックスを会場として無観客で行われる。 この大会が終わった後にレギュラーシーズンが再開される予定であり、またこの大会のグループステージでの成績はレギュラーシーズンの成績としてもカウントされることになっている[15]。また、この大会の優勝チームはCONCACAFチャンピオンズリーグの出場権を獲得することも同時に発表された[7]。
なお、FCダラス[16]とナッシュビルSC[17]がCOVID-19陽性者の集団発生により、グループステージの試合を行う前に大会から撤退した。決勝ではポートランド・ティンバーズがオーランド・シティSCを2対1で破り[18]、優勝を果たすとともに、CONCACAFチャンピオンズリーグ2021の出場権も獲得した。 表彰各節ベストプレイヤー&イレブン太字で表記した選手がベストプレイヤー
各節ベストゴール
関連項目脚注
外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia