2012年ロンドンオリンピックの閉会式
2012年ロンドンオリンピックの閉会式(2012ねんロンドンオリンピックのへいかいしき)では、2012年8月12日午後9時(英国夏時間、UTC+1)から翌午前0時11分まで、ロンドンのオリンピック・スタジアムで挙行された、ロンドンオリンピック(第30回夏季オリンピック)の閉会式について記す。 全体のテーマは、A Symphony of British Music[1](「英国音楽のシンフォニー」[2])。 概要総合演出はキム・ギャヴィンが担当。本番3日前の8月9日には、非公開でリハーサルが行われた。[3]
大時計ビッグ・ベンのカウントダウンで開始された[5](同時に、ロンドンの街中にある標識などの数字を撮影した60秒前からのカウントダウン映像も流された)。 ダミアン・ハーストがデザインした[6]ユニオンジャック型の舞台[注 1] には、英字の新聞でラッピング[7][注 2] された「観覧車のロンドン・アイ」[8] の模型が中心部に鎮座。その他、「バターシー発電所」「セント・ポール大聖堂」[9]「ビッグ・ベン」「タワーブリッジ」といったロンドンのランドマークの、同様の模型も置かれていた。 まず、それらを背景に朝のラッシュアワーをイメージしたダンスパフォーマンスが繰り広げられた[2]。そして午後9時8分頃[10] には、俳優のティモシー・スポールが演じるウィンストン・チャーチルがビッグ・ベンの上で演説をするパフォーマンスもあった。[11][注 3][注 4]
その後、各国選手[注 5] が一斉に入場し、舞台下で見学。多数のアーティストによるライブが行われた[2]。その合間には男子マラソンの表彰式とボランティアスタッフ代表6名への花束贈呈が相次いで行われた。[8] 日付の変わる直前に聖火台付近から花火が上がり、聖火がゆっくりと消灯した。今度は大きな花火がスタジアムに上がり幕を閉じた。[2] 楽曲音楽監督はデヴィッド・アーノルドが務め、自身も出演した[14]。多くのミュージシャンが生演奏をしたが[15][16]、一部は録音であった。[17] 一覧備考欄の時間はLOCOGのpdf資料[4] 掲載の「予定」であり、本番では異なった可能性もある。
関連情報
ロンドンからリオへオリンピック憲章に従いギリシャ国旗掲揚とギリシャ国歌吹奏、そしてオリンピック旗降納と退場に合わせ、ロンドン・ウェルシュ男声合唱団とロンドン・ウェルシュ・ラグビークラブ合唱団によるオリンピック賛歌が奉唱された。のちに五輪旗がロンドン市長ボリス・ジョンソンからIOCのジャック・ロゲ会長に、そしてリオデジャネイロ市長のエドアルド・パエスに手渡されるフラッグハンドオーバーセレモニーが行われ、そのあとブラジル国旗掲揚及び国歌吹奏のち、8分間の紹介演技が行われ、終盤にペレが登場した。セバスチャン・コー五輪組織委会長のあいさつ、ロゲIOC会長が閉会を宣言した。 聖火の消灯開会式で立ち上がった聖火台(南側スタンド上部に移設された[32])が元の姿に戻っていく。付近には一羽の赤いフェニックスのオブジェが上がっている。さらに、それに似た別のフェニックスの(火の付いた)オブジェに乗ったバレリーナのダーシー・バッセルが、ワイヤーアクションで降りてくる。パフォーマーたちと共に舞い、聖火の周りに集まると[33]、聖火は徐々に消灯していった[2]。日付が変わった翌日の13日午前0時1分頃、完全に消灯された。
脚注
関連項目
外部リンク |
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