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1964年の映画(1964ねんのえいが)では、1964年(昭和39年)の映画分野の動向についてまとめる。
1963年の映画 - 1964年の映画 - 1965年の映画
出来事
世界
日本
- 1月
- 2月
- 劇場公開から7年以上経過した旧作映画のテレビ放映を日本映画製作者連盟理事会が承認。
- 日活、テレビ映画の製作と販売を行うテレビ映画室を新設。
- 2月15日 - 東宝、邦画のフリーブッキング実験第1弾として勅使河原宏監督『砂の女』を洋画劇場の日比谷・みゆき座でロードショー公開、映画はヒットし4月3日まで上映。
- 2月19日 - 作家尾崎士郎(66歳)死去。
- 3月
- 3月10日 新東宝、定時株主総会で社名を「国際放映」と改称、テレビ映画専業のNAC(ニッポン・アートフィルム・カンパニー)と合併契約を承認。「新東宝」の名称消滅。
- 3月22日 - 東京・新宿東映劇場、漫画映画『西遊記』ほかの上映終了後、ナイター興行で成人映画『二匹の牝犬』(渡辺祐介監督)を上映し、好成績。
- 5月
- 6月
- 武智鉄二監督『白日夢』/『紅閨夢』がヒット。世論は武智の性描写を支持し、映倫には不信感。
- 『鮫』(田坂具隆監督)の1本立封切[13]、好成績。
- 6月22日 - 東宝・藤本真澄専務が「映画産業危機宣言」を発表。
- 7月
- 8月
- 全国映画館数が5,000を割り込む[15][注 2]。1960年には7,457館存在した[15]。
- 8月1日 - 新宿コマ・スタジアムと梅田コマ・スタジアムが合併、コマ・スタジアムに改称。
- 8月13日 - 『日本侠客伝』 / 『御金蔵破り』公開、ヒット。8月14日、東映直営31劇場でオールナイト興行を実施、好成績。
- 8月17日 - 佐田啓二(37歳)が自動車事故で死去。
- 9月
- 吉永小百合主演『愛と死をみつめて』(齋藤武市監督)公開、日活にとって映画製作再開後の最大ヒット。当時としては異例の35日間の長期興行、4億7500万円の配給収入。
- 9月30日 - 東映、東急資本と完全に分離する。相互保有株式を売却、派遣役員の引き揚げ。
- 10月
- 12月
日本の映画興行
- 入場料金(大人)
- 300円
- 221円(統計局『小売物価統計調査(動向編) 調査結果』[21] 銘柄符号 9341「映画観覧料」)[22]
- 入場者数 4億3145万人[23]
- 興行収入 769億3700万円[23]
1964年配給会社別年間配給収入
配給会社
|
年間配給収入
(単位:百万円)
|
前年対比
|
しようちく松竹
|
2,603
|
088.0%
|
とうほう東宝
|
4,324
|
081.6%
|
たいえい大映
|
4,038
|
110.4%
|
とうえい東映
|
5,868
|
081.9%
|
につかつ日活
|
5,451
|
095.4%
|
- 出典: 東宝 編『東宝75年のあゆみ 1932 - 2007 資料編』(PDF)東宝、2010年4月、48頁。
各国ランキング
日本配給収入ランキング
- 出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、210頁。ISBN 978-4873767550。
- 出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、211頁。ISBN 978-4873767550。
北米興行収入ランキング
1964年北米興行収入トップ10
順位 |
題名 |
スタジオ |
興行収入
|
出典
|
1.
|
007/ゴールドフィンガー*
|
ユナイテッド・アーティスツ
|
$124,900,000
|
[29]
|
2.
|
メリー・ポピンズ*
|
ウォルト・ディズニー
|
$102,272,727
|
[30]
|
3.
|
マイ・フェア・レディ*
|
ワーナー・ブラザース
|
$72,000,000
|
[31]
|
4.
|
大いなる野望
|
パラマウント映画
|
$28,409,547
|
[32]
|
5.
|
007/ロシアより愛をこめて
|
ユナイテッド・アーティスツ
|
$24,796,765
|
[33]
|
6.
|
荒野の用心棒
|
ユナイテッド・アーティスツ
|
$14,500,000
|
[34]
|
7.
|
がちょうのおやじ(英語版)
|
ユニバーサル映画
|
$12,500,000
|
[35]
|
8.
|
暗闇でドッキリ
|
ユナイテッド・アーティスツ
|
$12,368,234
|
[36]
|
9.
|
ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!
|
ユナイテッド・アーティスツ
|
$12,299,668
|
[37]
|
10.
|
イグアナの夜
|
MGM
|
$12,000,000
|
[38]
|
(*) リバイバル公開分も含む累計興行収入
日本公開映画
1964年の日本公開映画を参照。
受賞
誕生
死去
脚注
注釈
- ^ 〔引用者註〕9月という資料もあるが、『日活100年史』の7月を採用した。
- ^ 『東宝五十年史』では「1964年10月1日 5,366館」となっている。
出典
参考文献
外部リンク
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1880年代 | |
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1890年代 | |
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1900年代 | |
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10年代 | |
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20年代 | |
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30年代 | |
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40年代 | |
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50年代 | |
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60年代 | |
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70年代 | |
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80年代 | |
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90年代 | |
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2000年代 | |
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10年代 | |
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20年代 | |
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カテゴリ |
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