高岡やぶなみ駅
高岡やぶなみ駅(たかおかやぶなみえき)は、富山県高岡市羽広にある、あいの風とやま鉄道線の駅である。 2015年3月14日の北陸新幹線開業による経営移管後に、あいの風とやま鉄道が新規に設置した駅である。 歴史北陸新幹線の金沢延伸開業の際、富山県内の北陸本線は並行在来線としてJR西日本から経営分離されることが決定していた。それを受け、2011年(平成23年)に富山県により「駅間4 km以上の区間のほぼ中央であり、概ね5000人以上の駅勢圏人口及び概ね500人以上の乗降人員が見込まれる区間」への新駅設置について調査が行われ[1][2]、西高岡駅 - 高岡駅間については富山駅 - 東富山駅間[注釈 1]とともに有力な候補として具体的に計画が進み、2018年(平成30年)3月17日に当駅が開業した[3]。 あいの風とやま鉄道線では初となる新駅であり、旧北陸本線時代から数えても1964年(昭和39年)の東滑川駅開業(信号場から格上げ)以来54年ぶりの新駅設置となった。 新駅整備にあたっては幹線鉄道等活性化事業費補助(形成計画事業)を活用し、第三セクターであるあいの風とやま鉄道を主体として、国(鉄道・運輸機構経由)および地方公共団体の補助金を財源として事業が進められた[4]。整備費は約8億円で、国、県、市が各々3分の1ずつを負担した[5][6]。 年表
駅名の由来奈良時代に越中国司として現在の高岡に赴任していた歌人、大伴家持により750年(天平勝宝2年)旧暦2月18日に詠まれた、以下の和歌で言及される地名「藪波(やぶなみ)の里」より[23][22][注釈 4]。この所在地については諸説あるが、当駅近隣の高岡市和田とする説もある[注釈 5]。
駅構造4両編成に対応する相対式ホーム2面2線(85 m)を有する地上駅[22]。 地上駅舎が東西の各ホームごとに設けられ、それぞれに、無人改札口(自動券売機、IC簡易改札機付)が設置される。跨線橋は東西自由通路を兼ねたもので、エレベーターを備える[22]。 デザインは「通勤・通学駅として、地域の人々に親しまれ、愛着をもたれる駅」を指向し、住宅地の中にあることから「シンプルなつくり」とされている[22]。
のりば
接近メロディとして、開業当初から高岡市の市民歌「ふるさと高岡」が西高岡駅と福岡駅(いずれも本駅開業前の2017年3月より採用)と共通で使われている。 利用状況『富山県統計年鑑』によると、2021年(令和3年)度の1日平均乗車人員は451人である[25][26]。開業後は1日1,600人の乗降が見込まれていた。[20][1]。 開業後の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
駅周辺
隣の駅脚注注釈
出典
関連項目外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia