馬込 (さいたま市)

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■馬込
大字
大六天神社
■馬込 馬込の位置
北緯35度57分58.96秒 東経139度40分04.21秒
国	日本
都道府県	埼玉県
市町村	さいたま市
区	岩槻区
地域	旧岩槻市域
人口 （2017年〈平成29年〉10月1日時点）[1]
• 合計	1,091人
等時帯	UTC+9 (日本標準時)
郵便番号	339-0077[2]
市外局番	048[3]
ナンバープレート	大宮

馬込（まごめ）は、埼玉県さいたま市岩槻区の大字。郵便番号は339-0077[2]。

地理

さいたま市岩槻区の北部、蓮田市の南部の大宮台地（岩槻支台）上に位置する。綾瀬川が南部を流れる。国道122号を中心に集住し、田畑が目立つ[4]。また、旧岩槻市時代に蓮田市（当時は蓮田町）に大字馬込の一部を編入した経緯から、隣接して同名の町丁および大字（馬込）がある。もとは江戸期より存在したひとつの馬込村であった。

河川

• 綾瀬川

池沼

• 赤坂沼（一部）

歴史

もとは江戸期より存在した埼玉郡岩槻領に属する馬込村、古くは戦国期より見出せる埼玉郡のうちの馬籠であった[5]。

• 初めは岩槻藩領、1756年（宝暦6年）より幕府領[5]。検地は1628年（寛永5年）に実施[6]。
• 幕末の時点では埼玉郡に属し、明治初年の『旧高旧領取調帳』の記載によると、岩槻藩領[7]。
• 1871年（明治4年）
  • 7月14日：廃藩置県を迎え、岩槻県の管轄となる。
  • 11月13日：第1次府県統合により埼玉県の管轄となる。
• 1875年（明治8年）：満蔵寺を仮用して馬込学校（現・さいたま市立河合小学校）が開設される[5]。
• 1879年（明治12年）3月17日：郡区町村編制法により成立した南埼玉郡に属す。郡役所は岩槻町に設置。
• 1889年（明治22年）4月1日：町村制施行により、掛、金重、本宿、箕輪、馬込、川島、平林寺の7箇村新田が合併し、河合村が成立[5]。河合村の大字馬込となる。
• 1924年（大正13年）10月19日：地内に武州鉄道が開業する。
• 1931年（昭和6年）2月1日：地内に武州鉄道の馬込駅が開設される。
• 1938年（昭和13年）9月3日：地内の武州鉄道および馬込駅が廃止される。
• 1954年（昭和29年）
  • 5月3日：河合村が岩槻町、新和村、和土村、川通村、柏崎村、慈恩寺村と合併し、岩槻町が成立[8][5]。岩槻町の大字となる。
  • 7月1日：岩槻町が市制を施行し、岩槻市となり[9]、同市の大字となる[5]。
• 1956年（昭和31年）1月1日：岩槻市の一部（大字川島および大字馬込の一部）が分離され、蓮田町に編入される[8][5]。
• 2005年（平成17年）4月1日：岩槻市がさいたま市に編入合併され、同市岩槻区の大字となる。

世帯数と人口

2017年（平成29年）10月1日時点の世帯数と人口は、以下のとおりである[1]。

大字	世帯数	人口
大字馬込	452世帯	1,091人

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区（校区）は以下のとおりとなる[10]。

区域	小学校	中学校
全域	さいたま市立河合小学校	さいたま市立城北中学校

交通

鉄道

地内に鉄道路線は敷設されていない。最寄り駅は、全域が東日本旅客鉄道（JR東日本）宇都宮線[注釈 1]の蓮田駅である。なお、かつては地内を武州鉄道が通っており、馬込駅が開設されていた[11]。

道路

• 東北自動車道
• 国道122号蓮田岩槻バイパス

施設

• 人間総合科学大学蓮田キャンパス
• カリヨンの杜（旧埼玉県立小児医療センター附属岩槻診療所）
• 天台宗満蔵寺[4]
• 大六天神社
• 氷川神社
• つかのこし古墳 - 消滅[12]
• 馬込遺跡[5]
• 第六天橋

脚注

注釈

1. 東京駅と黒磯駅を尾久駅経由で結ぶ列車運転系統の愛称。線路名称上は東北本線。

出典

1. ^ “さいたま市の人口・世帯（時系列結果）”. さいたま市 (2017年10月5日). 2017年10月5日閲覧。
2. ^ “郵便番号”. 日本郵便. 2017年10月5日閲覧。
3. “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
4. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』949頁。
5. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』788-789頁。
6. 新編武蔵風土記稿 馬込村.
7. 「旧高旧領取調帳データベース」の検索結果も参照。
8. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』1428頁。
9. 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』942頁。
10. “さいたま市立小・中学校通学区域一覧”. さいたま市 (2017年8月23日). 2017年9月20日閲覧。
11. 武州鉄道跡 - 蓮田市観光協会. 2017年10月4日閲覧
12. “文化財紹介 つかのこし古墳出土品”. さいたま市役所 (2016年8月31日). 2017年9月24日閲覧。

参考文献

• 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104。 
• 旧高旧領取調帳データベース
• 「馬込村」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ201埼玉郡ノ3、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:764007/74。 

関連項目

• さいたま市の地名
• 埼玉県第16区

外部リンク

• さいたま市地図情報 - さいたま市
• 岩槻区ガイドマップ - さいたま市