飯倉大樹
飯倉 大樹(いいくら ひろき、1986年6月1日 - )は、神奈川県横浜市栄区出身のプロサッカー選手。Jリーグ・横浜F・マリノス所属。ポジションはゴールキーパー(GK)。 経歴横浜F・マリノス横浜F・マリノスのアカデミー出身。小学生まではフィールドプレイヤーであり、中学生になってからゴールキーパーに転向[1]。内藤友康とはジュニアユース時代のチームメイトで、2人でレギュラーを争っていた。また、2003年NEW!!わかふじ国体の神奈川県選抜でも同じチームで活躍した。 2005年にトップチームに昇格し、2006年に当時JFLに昇格したばかりのロッソ熊本(現・ロアッソ熊本)へ期限付き移籍し、リーグ戦26試合に出場した。2007年に復帰し、第29節の清水エスパルス戦でJリーグデビューを果たしたが、チームは0-2で敗れた。同年はこの1試合の出場に終わり、2008年は公式戦出場がなかった。 しかし、2009年になると徐々に出場機会が増え、ミスも目立ったが中盤戦にかけてスタメンに定着した。カップ戦での退場により(後述)出場停止処分を受けた終盤戦は控えに降格したものの、先輩の榎本哲也とポジション争いを演じて19試合に出場した。2010年は自身初のリーグ戦全試合出場を果たし、榎本から正GKの座を奪った。2011年も度々ファインセーブを見せ、チームの前半戦首位に貢献。しかし、チームは後半戦で失速し結局5位だった。ワールドカップアジア3次予選の予備登録メンバーにも選出された。 2012年も開幕から正GKを務めたが、7試合勝利なし低迷。しかし、第8節のヴィッセル神戸戦で初勝利を上げるとそこから15試合負けなしとチームは一変した。しかし、第23節のセレッソ大阪戦より3連敗し、終盤戦は榎本にポジションを譲った。 2013年は4年ぶりに開幕ベンチスタートとなったが、第3節のジュビロ磐田戦ではベンチからも外れた。4月6日に体調不良を訴えて横浜市内の病院に入院[2]。4月16日、心外膜炎と診断された[3]。9月の天皇杯でベンチ入りメンバーに復帰。結局、2014年までの2年間は公式戦出場なしに終わった。 体調が回復した2015年は榎本からポジションを奪い正GKの座を確保した。2016年も開幕からスタメン出場を続けていたが、5月14日の鹿島アントラーズ戦で前半に負傷し、後半は榎本と交代しピッチを去った。その後は三度榎本にポジションを奪われた。 2017年に榎本が浦和レッズへ移籍したため、開幕戦からスタメンを確保。7シーズンぶりとなる全試合フル出場を果たした。 2018年も2年連続で全試合フル出場を果たしたが、2019年シーズンの第5節のサガン鳥栖戦ではベンチスタートとなり、リーグ戦の連続フル出場は76試合で止まった[4]。その試合以降、新加入の朴一圭にレギュラーを奪われた[5]。 ヴィッセル神戸7月26日、キム・スンギュが移籍し[6]、GKを探していたヴィッセル神戸への移籍が発表された[7]。移籍発表2日後の7月28日に行われたマンチェスター・シティFC戦の後半30分から出場し、それがマリノスでのラストマッチとなった[8]。8月2日に行われたガンバ大阪戦で移籍後初出場を果たした[9]。その後もレギュラーとして活躍し、チーム初タイトルとなる天皇杯優勝にも貢献した。 2020年2月8日、FUJI XEROX SUPER CUPの横浜FM戦では、古巣相手にPK戦で2本ストップして優勝に貢献した[10]。シーズンでも開幕からレギュラーを務めていたが、ルヴァンカップの川崎戦で6失点を喫し、その試合以降は前川黛也にポジションを譲った。前川とポジションを争いながらも出場を続けたが、ACLなどの大一番では前川が起用され、控えに回った。 2021シーズンは怪我で離脱し、しばらく試合から遠ざかっていたが、ルヴァンカップ第3節・徳島ヴォルティス戦で昨年12月以来約5ヶ月ぶりのベンチ入りを果たすと、同じくルヴァンカップ第4節・大分トリニータ戦で同年公式戦初出場を果たした。以降はしばらくカップ戦での起用がメインだったが、前川が負傷で離脱するとポジションを奪取。以降はレギュラーに定着した。 2022年シーズンは怪我で出遅れたものの、J1第3節サンフレッチェ広島戦でシーズン初出場。4月に就任したロティーナ体制では控えに回る事が多くなった。7月に就任した吉田体制ではスタメンに復帰。その後はスタメンを飾る時期もあれば怪我で離脱する等、レギュラーを完全に奪いきるまでには至らなかった。シーズン終了後の11月9日にクラブから契約満了が発表された[11]。 横浜F・マリノス復帰2023年2月9日、横浜F・マリノスへ完全移籍で加入することが発表された[12]。3年半ぶりの復帰となる[13]。 2024シーズンは、新加入のポープ・ウィリアム、白坂楓馬に次ぐ第3GKとしてスタートしたが、ポープの相次ぐ負傷や、白坂のパフォーマンスが安定しなかったこともあり、シーズン途中からベテランの飯倉が再び正GKに抜擢され[14][15]、シーズン通してリーグ戦12試合に出場した。 エピソード
所属クラブ
個人成績
その他の公式戦
タイトル
代表歴
脚注注釈
出典
関連項目外部リンク
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