辰口温泉駅
辰口温泉駅(たつのくちおんせんえき)は、かつて石川県能美郡辰口町辰口(現能美市辰口町)に位置していた、北陸鉄道能美線の駅(廃駅)である。 歴史
駅構造島式ホーム1面2線と貨物側線を有する地上駅[1]で木造駅舎を有し、ホーム上に木造の待合室もあった。能美線廃止時は唯一の交換可能駅かつ有人駅であった[1][5]。 当駅は辰口温泉の湯治客や辰口競馬場の利用者のほか、新寺井駅まで商品の仕入れのために行く当駅付近の商店の経営者、また同駅まで客を迎えに行く温泉旅館の仲居などの利用者でも賑わった。送迎の仲居専用の乗車札も用意されていた[5]。 駅周辺
現状鉄道廃止後、駅跡は2010年頃までバス停留所となっていたが、辰口保育園の移転工事に伴い区画整理。駅があったころの面影はほとんど見られない[5]。 能美市は2006年(平成18年)10月20日、旧辰口温泉駅北側の能美市立博物館(当時)に「のみでん広場」を開設[6][7]。能美線で使用され廃線後石川線でも使用されたモハ3760形(3761)を北陸鉄道から譲受して展示を開始した[8][9]。また、2015年(平成27年)にはバラスト散布用のホッパ車ホム1形も個人から譲受して3761とともに静態保存として展示している[10][11]。 隣の駅脚注
参考文献
関連項目外部リンク
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