『賢善一喜経』[1](けんぜんいっききょう、巴: Bhaddekaratta-sutta, バッデーカラッタ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第131経。『一夜賢者経』(いちやけんじゃきょう)[2]、『跋地羅帝経』(ばっじらていきょう)[3]とも。
釈迦が、比丘たちに、禅定・瞑想の心得について説いていく。
構成
登場人物
場面設定
ある時、釈迦は、サーヴァッティー(舎衛城)のアナータピンディカ園(祇園精舎)に滞在していた。
釈迦は比丘たちに、「吉祥なる一日(一夜)の賢者」の教説を始める。
そこでは過去を振り返らず、未来を追わず、ひたすら今あるものの観察に務めること、今日の義務を果たすことの重要性が説かれる。
比丘たちは歓喜する。
日本語訳
- 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典4』(第11巻下) 大蔵出版
- 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)後分五十経篇II』 片山一良訳 大蔵出版
- 『原始仏典 中部経典4』(第7巻) 中村元監修 春秋社
脚注・出典
- ^ 『パーリ仏典』片山
- ^ 『南伝大蔵経』
- ^ 『原始仏典』中村
関連項目
外部リンク