『帝釈所問経』[1](たいしゃくしょもんきょう、巴: Sakkapañha-sutta, サッカパンハ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵長部の第21経。『帝釈天問経』[2](たいしゃくてんもんきょう)とも。
類似の伝統漢訳経典としては、『長阿含経』(大正蔵1)の第14経「釈提桓因問経」や、『帝釈所問経』(大正蔵15)、『中阿含経』(大正蔵26)の第134経「釈問経」等がある。
経名の通り、帝釈天が釈迦に仏法を問う内容となっている。
構成
登場人物
場面設定
釈迦がラージャグリハ(王舎城)のヴェーディヤカ山の洞窟で瞑想していた時、眷属であるパンチャシカを先立たせた帝釈天が現れた。
帝釈天に煩悩について問われた釈迦は、三毒、欲、無明、三業(身口意)、六根などを述べる。
帝釈天は法悦し、釈迦への帰依を誓う。
内容
日本語訳
- 『南伝大蔵経・経蔵・長部経典2』(第7巻) 大蔵出版
- 『パーリ仏典 長部(ディーガニカーヤ)大篇II』 片山一良訳 大蔵出版
- 『原始仏典 長部経典2』 中村元監修 春秋社
脚注・出典
- ^ 『南伝大蔵経』、『原始仏典』中村
- ^ 『パーリ仏典』片山
関連項目
外部リンク