西浜松駅
西浜松駅(にしはままつえき)は、静岡県浜松市中央区森田町にある日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅である。東海道本線浜松駅 - 高塚駅間にある。 浜松駅の貨物業務の慢性的繁忙の解消と東海道線の高架化を促進する狙いで建設、開業した。なお浜松市は本駅設置にあたり換地として浜松駅前の土地を取得しアクトシティ浜松を建設した。 歴史
駅構造上下本線を挟んで南北に側線群があり、東西に駅が広がっている。構内中央付近を東西に分断するように東海道新幹線が高架線で横断している。 着発線は西側にあり、下り線(高塚駅方面)、上り線(浜松駅方面)ともに3本ずつある。下り線は本線南側に、上り線は本線北側に並走する。このほか数本の側線・仕分線が上下着発線から分岐する。 下り線側からはコンテナホームやセメントターミナル浜松営業所へ続く側線が分岐している。セメントターミナルのセメント荷役線は2本あるが、2007年3月より使用されていない。コンテナホームは東海道新幹線の高架下を抜けた場所(駅東側)にあり、ホームが5面、コンテナ荷役線が7本ある。ホームの長さはおよそ200メートル。かつて、セメントターミナル以東の新幹線南側にも線路があり車運車用自動車輸送基地が設置されていた。現在はパチンコABC森田町店がある位置。途中浜松倉庫の西浜松倉庫への引き込み線も存在した。 上り線側からは東海旅客鉄道(JR東海)浜松レールセンターへ続く側線が分岐する。その側線から、日本たばこ産業浜松工場へ続く専用線が分岐していた(2014年3月末廃止)。着発線から本線に沿い東進し東海道新幹線の高架線下を抜けた先は浜松運輸区となり、ここからJR東海浜松工場へ続く引込線が分岐していた[3]。なお、上り着発線からはコンテナホームへ直接進入することができない(上下本線と交差するため)が、高塚駅と上り着発線を結ぶ単線の路線から地下通路線が分岐しており、それを通るとホーム付近へ出ることができる。 駅舎はホーム南側を通過する東海道新幹線の高架下にある。 取扱貨物
貨物列車以下は2014年(平成26年)3月15日改正時点のものである。
利用状況「静岡県統計年鑑」によると、2021年度(令和3年度)の発送貨物は148,381トン、到着貨物は126,090トンである[6]。 2000年度(平成12年度)以降の貨物輸送推移は以下のとおりである。
駅周辺
隣の駅脚注
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