藤山駅
藤山駅(ふじやまえき)は、北海道(留萌振興局)留萌市藤山町にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)留萌本線の駅(廃駅)である。電報略号はフヤ。事務管理コードは▲121507[2]であった。 廃止時点では下り始発と上りの朝2本の普通列車は通過していた。 歴史
駅名の由来当地の農場主であった藤山要吉の農場内に駅が設置されたことに由来する[9][10]。 駅構造廃止時点では単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の北東側(留萌方面に向かって右手側)に存在する[11]。転轍機を持たない棒線駅となっている[11]。かつてはホームが千鳥式に配置された相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な交換駅であった[12]。当時は互いのホームは駅舎側ホーム東側と対向側ホーム西側を結んだ構内踏切で連絡した[12]。駅舎側が上り線、対向側ホームが下り線となっていた(番線表示なし)[12]。そのほか下り線の留萌方から構内外側に分岐し対向側ホーム手前部分までの行き止まりの側線を1線有していた[12]。交換設備運用廃止後は1993年(平成5年)3月までに線路は撤去されたが、深川方のホーム手前の線路は転轍機の名残で湾曲していた[11]。 留萌駅管理の無人駅となっていた。駅舎は構内の北側に位置しホーム中央部分に接している[11]。有人駅時代からの木造板張り[12]の駅舎は一部が改築され、正面向かって左手側の事務室部分が解体された形態となっている[11]。外壁は寄せ集めの建材により改修され、パッチワークのようになっている[13]。トイレは無く[13]、かつては有ったが現在は閉鎖されている。 駅前には開拓70周年の際に作られた「藤山開拓の碑」が建立され[11][12][13]、櫟や藤が配された小公園となっている[12]。
利用状況乗車人員の推移は以下のとおりであった。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
駅周辺駅前に開拓記念碑「藤山開拓之碑」「翔く」が設置されている。農地は稲作主体で畑作も多い。藤山の集落があるが、山間の川沿いなのであまり大きくはなく、商店などは無いが、国道沿いに住宅が増えて来ている[13]。
隣の駅脚注出典
JR北海道
関連項目外部リンク
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