茂侶神社 (流山市)
茂侶神社(もろじんじゃ)は、千葉県流山市にある神社。旧称は「三輪神社」。式内社論社で、旧社格は村社。 祭神
歴史『延喜式神名帳』には小社として「下総国葛飾郡 茂呂神社」と記載されており、その論社にあたる。論社には他に2社(松戸市と船橋市)がある(「茂侶神社」参照)。茂呂神社自体の国史での初見は、『日本三代実録』貞観13年(817年)11月12日条「茂呂神に従五位上の神階を授ける」という記述である。その後、元慶3年(879年)9月25日に正五位上を授けられた。 当社の創建は不詳。祭神の大物主命は、奈良県の三輪山にある大神神社の分霊とされており、社名の「茂呂(茂侶)」は、三輪山の旧名「御諸山(みもろやま)」の「モロ」のことであると見られている[1]。そのため、当社の鎮座する台地もまた「三輪山(三輪野山)」と呼ばれている。神宮寺跡・旧参道西平井の鳥居跡・八木郷の地名由来などから、当社は広大な神域を有していたと推測されている。 慶長3年(1598年)、江戸川が掘られたことにより神域が分断された。当神社はその東岸にあたる。そのため、元和年間に江戸川西岸に分社し、三輪神社が創建された。また、当社には江戸幕府から毎年25石の祭祀料が捧げられていた。 境内
境内に接して神宮寺の跡がある。 祭事
文化財流山市指定無形民俗文化財
現地情報
脚注
関連項目外部リンク
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