舟橋村
舟橋村(ふなはしむら)は、富山県中新川郡の村。富山平野のほぼ中央の常願寺川右岸に位置している[1]。富山県ならびに北陸3県で唯一の村であり、また日本で面積が最小の基礎自治体である[1][2]。 解説富山市から車で20分ほどという立地故にベッドタウン化が進んでいる影響で、人口増加率が県内で一番高い。2000年から2005年までは日本一でもあった。さらに、2005年時点の幼少人口割合は22.7%で、全国の市町村で最も高く、平均年齢も2013年時点で40.6歳と県内の市町村で最も若い[3][4]。独立志向が強く、周辺自治体からの合併話が多い中、また全国的に平成の大合併が行われた中でも、常願寺川東部地域全域での産業の系統的育成の観点や村内の教育機関の維持という観点[4]から自立を保っており、明治の町村制施行以来、一度も合併を行っていない。 面積は、2,177.61 km2で日本一広い岐阜県高山市の約1/627しかない。もともと面積において富山県最小の市町村であり、岐阜県墨俣町が大垣市との合併で消滅した2006年3月27日以降は日本最小の基礎自治体となった。地方自治体に関する日本一の一覧#面積も参照。 また、2005年11月1日に射水郡下村が合併で消滅したことで当村が富山県唯一の村となり、さらに2006年3月3日に福井県遠敷郡名田庄村が合併で消滅したことに伴い北陸3県唯一の村となった。 日本で最も遅くまで郵便局がなかった自治体でもある[5]。舟橋簡易郵便局が1994年5月9日に設置[6]され、1999年10月1日廃局、同日越中舟橋駅向かいに舟橋郵便局が開局している[7]。 村長選挙に複数人が立候補したのは1980年を最後に2022年まで例がなく、42年間も無投票当選が続いた[8]。 村名の由来には複数の説があり[1]、室町時代に仏生寺城主の細川曾(宗)十郎が城の堀に舟を連ねて橋を架けたことによるとする説[1][9]と、白岩川にかけられた舟橋に由来するとする説[1]がある。 沿革
人口
地理舟橋村の地形は全域が平野・平地である。南北に細長く位置する平地の約半分は水田であり残りは宅地・公有地・雑種地などである。
広袤
隣接している自治体行政行政機構
議会定数:7[15] 消防当村は近隣の魚津市・滑川市・上市町の2市1町1村により組織される富山県東部消防組合の構成自治体で、村内には同消防組合の上市消防署舟橋分遣所が置かれている。当村は2013年春まで常備消防業務を担う部局を持っておらず、消防団による非常備消防が行われ、上市町や立山町・富山市など近隣市町の消防業務の応援を仰ぐケースがあった。また救急業務も立山町に年間700万円を拠出して委託していた。だが同消防組合が同年3月31日に事務を開始して常備消防体制が整備され、さらに舟橋分遣所が2014年10月1日に開所してポンプ車・救急車各1台が配備されたことにより体制が強化された。 舟橋村消防団には分団が存在しないため、分団長・副分団長の階級は存在しない。また消防団員のうち団員5名は機能別消防団員として2007年10月1日付で役場職員から任命されており、勤務時間内のみ消火活動に従事する[16]。 小型動力ポンプ積載車のうち、1台は日本損害保険協会より2006年2月2日に寄贈されたものである[17][18]。 経済産業本社を置く企業商業村内にスーパーマーケットは存在しないが、ドラッグストアとコンビニエンスストアが出店している。なお、南端に近い立山町利田地区にはスーパーセンターシマヤ立山店が、東端に近い上市町正印地区にガイナシティが所在する。 かつて舟橋村商工会が存在したが、2009年4月1日に立山町商工会と合併し「立山舟橋商工会」となった。 サービス業地域町域
教育福祉
都市公園
マスメディア交通鉄道路線なお、村内にバス路線はない。 道路
村内に高速道路は通っていない。最寄りの高速道路インターチェンジは北陸自動車道立山インターチェンジ。 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事名所
旧跡
祭事
主な出身者脚注
関連項目外部リンク |