興和紡株式会社(こうわぼう、英: Kowabo Co., Ltd.)は、印刷事業、雑貨輸出入事業、不動産賃貸事業等を行う日本企業である。
株式非上場化のためのマネジメント・バイアウト(MBO)として、興和紡績株式会社を2010年11月に吸収合併している。
概要
本社は愛知県名古屋市に所在する。興和株式会社を中核に構成される「興和グループ」の源流企業である。かつては創業事業である紡績事業も存在していたが、グループ中核企業の興和株式会社に繊維部門を事業譲渡したため、現在は紡績事業を行っていない。
非上場化に伴う会社再編を経て繊維事業から離れた為、現在の会社名は「興和紡」に変更となっている。かつては射出成形品(金型製造を含む)、ヘルスケア商品製造事業なども行っていたが、これらも興和株式会社に吸収分割により事業譲渡している。
直接の子会社として興和冷蔵がある。また関係会社として興和株式会社が存在する。社長は、興和紡、興和とも同じである。
沿革
旧法人・興和紡績
現法人・興和紡
- 2009年(平成21年)
- 12月10日 - マネジメント・バイアウトを目的として、大栄産興株式会社の完全子会社の興和紡株式会社を設立。
- 12月24日 - 興和紡株式会社による、興和紡績株式会社に対する株式公開買付(TOB)を発表[6]。
- 2010年(平成22年)
- 2月23日 - 興和紡績株式会社の株式取得
- 11月 - 興和紡績株式会社を吸収合併する。
- 2015年(平成27年)
- 5月29日 - 興和紡と株式会社ジェイ・ウィル・パートナーズが共同で設立した合同会社江守コーポレーションが、 江守グループホールディングス株式会社(後の株式会社サスティナ)とスポンサー契約を締結し主要子会社8社の株式を譲り受けた[7]。
- 2017年(平成29年)
- 4月1日 - 江守商事とその関連会社3社を興和株式会社が子会社とした[8]。
- 2019年(令和元年)
- 6月3日 - 合同会社ES31(元江守コーポレーション)が清算を終了した[9]。
子会社
過去の子会社等
- 三興ビル管理株式会社(2021年興栄キャッスル株式会社に合併し解散)
- シュテルン名古屋南(メルセデス・ベンツのディーラー、現在は興和の子会社となっている。)
- 名南三菱自動車販売(三菱自動車のディーラー、現在は興和の子会社となっている。)
- 知立電子工業
- 三興紙器
- NobleSkill LTD.
- 合同会社ES31(元江守コーポレーション)
脚注
外部リンク