肥前白石駅
肥前白石駅(ひぜんしろいしえき)は、佐賀県杵島郡白石町大字福田にある、九州旅客鉄道(JR九州)長崎本線の駅である。 歴史
駅構造相対式ホーム2面2線を有する地上駅[1]。互いのホームは跨線橋で連絡している。ホームは817系電車に対応し2両分がかさ上げされている。下り線を通過線とする1線スルー配線となっている。駅舎が下り線側にあるため、特急列車の待ち合わせがない場合には普通列車を上下共下り線側に入線させ、乗降客が跨線橋を渡らずに済むようにする柔軟な運用が行われている。 朝夕のラッシュ時は、最寄りの2つの高校に通う学生と町外の学校に通う学生[1]、また通勤客で混雑するため、本来ならば当駅において車内精算を行うワンマン列車でも全ドアを開ける対応をしている。 JR九州鉄道営業(現在のJR九州サービスサポート)が駅業務を行う業務委託駅だったが、2016年3月に無人駅となった[4][5]。 2016年10月15日、駅東側を通る佐賀県道36号武雄福富線拡張工事に伴い、新駅舎の供用を開始した。新駅舎は旧駅舎の南側に新築され、待合室と公衆トイレが併設されている。 のりば
利用状況2020年度の1日平均乗車人員は649人である[6]。
駅周辺
バス路線
一般路線バスは駅の約500 m東側の国道207号上に祐徳バスの「白石」バス停がある(鹿島市および佐賀駅バスセンター方面に運行)。 その他当駅は1988年4月1日から1989年4月30日まで、佐世保線の大町駅と共に最長片道切符の起点駅となっていた。 それまでの最長片道切符のルートは松浦線の東山代駅を起点とし、宗谷本線・天北線の音威子府駅を終点とする片道ルートであった。このルートは音威子府駅 - 南稚内駅間で宗谷本線、天北線を経由した環状ルートを形成し、また片道切符の発売条件は同じ駅を2度通らないことであるため、逆方向は認められなかった。 ところが1988年3月31日に松浦線が松浦鉄道に転換されたことで、九州と本州の境界である門司駅を起点とした場合の九州内の最長ルートは、最後が肥前山口駅(当時。現・江北駅。以下同じ) - 諫早駅間で長崎本線、大村線・佐世保線を経由する環状ルートとなり、肥前山口駅を終点とする経路となった。このルートを最長片道切符に組み込むためには、音威子府駅または肥前山口駅から1駅間をルートから外し、起点:筬島駅または上音威子府駅、終点:肥前山口駅、もしくは起点:肥前白石駅または大町駅、終点:音威子府駅とする必要があった。 ここで、肥前山口駅 - 肥前白石駅、大町駅間の距離は同じ5.1 kmで、音威子府駅からの1駅間はいずれも5.1 kmより長かったため、肥前白石駅と大町駅は双方とも起点駅として成立することになった。最長片道切符の起終点駅が複数存在するのは異例のケースであった。 1989年5月1日に天北線が廃止されたことに伴い、最長片道切符は起点:様似駅、終点:肥前山口駅の片道ルートとなったため、「二重起点」は消滅した。 1980年まで、当駅に急行「出島」の一部が停車していた。 隣の駅脚注
関連項目外部リンク
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