|
「ぴふか」はこの項目へ転送されています。スロベニアの地名については「ピフカ」をご覧ください。 |
美深町(びふかちょう)は、北海道の上川地方北部に位置する町。
地理
町内を南北に天塩川が流れ、国道40号、JR宗谷本線が走る。町面積のほとんどは森林。西の天塩山地、東の北見山地に囲まれる。特別豪雪地帯。
隣接している自治体
気候
内陸性の気候で寒暖の差が激しく、冬は日本屈指の酷寒地帯であり、1月の平均気温は-8.6℃である。1931年1月27日には、当時の委託観測所において、国内の最低気温となる-41.5℃を記録している[1]。最高気温は36.0℃(1920年7月25日)[2]。
美深のアメダスは1976年5月に統計を開始した。最高気温の極値は36.6℃(2021年7月28日)、2位が35.9℃(1978年8月3日)で、猛暑日を観測したのは5日のみである。最低気温の極値は-37.0℃(1978年2月17日)。平年値で冬日の年間日数は171.7日、真冬日85.2日。夏日55.2日、真夏日9.4日、猛暑日0.0日。熱帯夜を観測したことはない。
降水量は8月から12月までにかけて多く、10月から3月にかけて雪または雨の降る日が多い。平年値で年間降雪量888cm、年間の最深積雪は137cm(1983年10月統計開始)。最深積雪の極値は186cm(1999年3月12日)。日照時間は11月から2月にかけて少なくなっている(1988年6月統計開始)。最大風速の極値は14.1m/s(風向:南西、2015年10月2日)、最大瞬間風速の極値は28.1m/s(風向:西南西、2015年10月2日、2009年9月統計開始)
美深町
|
雨温図(説明) |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
気温(°C) |
総降水量(mm) | 出典:[1] |
|
インペリアル換算 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
気温(°F) |
総降水量(in) |
|
美深(1991年 - 2020年)の気候
|
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
年
|
最高気温記録 °C (°F)
|
6.4 (43.5)
|
11.9 (53.4)
|
13.7 (56.7)
|
26.7 (80.1)
|
32.2 (90)
|
34.0 (93.2)
|
36.6 (97.9)
|
35.9 (96.6)
|
31.5 (88.7)
|
27.3 (81.1)
|
21.1 (70)
|
9.8 (49.6)
|
36.6 (97.9)
|
平均最高気温 °C (°F)
|
−4.1 (24.6)
|
−2.7 (27.1)
|
2.0 (35.6)
|
9.2 (48.6)
|
17.4 (63.3)
|
22.1 (71.8)
|
25.5 (77.9)
|
25.8 (78.4)
|
21.4 (70.5)
|
14.2 (57.6)
|
5.3 (41.5)
|
−1.8 (28.8)
|
11.2 (52.2)
|
日平均気温 °C (°F)
|
−8.6 (16.5)
|
−8.0 (17.6)
|
−3.0 (26.6)
|
3.8 (38.8)
|
10.7 (51.3)
|
15.4 (59.7)
|
19.4 (66.9)
|
20.1 (68.2)
|
15.4 (59.7)
|
8.5 (47.3)
|
1.5 (34.7)
|
−5.3 (22.5)
|
5.8 (42.4)
|
平均最低気温 °C (°F)
|
−14.7 (5.5)
|
−15.0 (5)
|
−9.0 (15.8)
|
−1.6 (29.1)
|
4.3 (39.7)
|
9.6 (49.3)
|
14.5 (58.1)
|
15.5 (59.9)
|
10.3 (50.5)
|
3.4 (38.1)
|
−2.4 (27.7)
|
−10.0 (14)
|
0.4 (32.7)
|
最低気温記録 °C (°F)
|
−34.9 (−30.8)
|
−37.0 (−34.6)
|
−31.5 (−24.7)
|
−16.5 (2.3)
|
−4.3 (24.3)
|
−0.8 (30.6)
|
3.3 (37.9)
|
4.7 (40.5)
|
0.6 (33.1)
|
−5.6 (21.9)
|
−19.6 (−3.3)
|
−28.3 (−18.9)
|
−37.0 (−34.6)
|
降水量 mm (inch)
|
81.0 (3.189)
|
60.2 (2.37)
|
60.2 (2.37)
|
47.5 (1.87)
|
60.1 (2.366)
|
64.8 (2.551)
|
121.1 (4.768)
|
131.6 (5.181)
|
136.2 (5.362)
|
130.7 (5.146)
|
139.2 (5.48)
|
126.0 (4.961)
|
1,158.5 (45.61)
|
降雪量 cm (inch)
|
200 (78.7)
|
157 (61.8)
|
138 (54.3)
|
46 (18.1)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
0 (0)
|
3 (1.2)
|
111 (43.7)
|
244 (96.1)
|
888 (349.6)
|
平均降水日数 (≥1.0 mm)
|
19.4
|
15.8
|
15.6
|
11.2
|
10.7
|
8.8
|
10.3
|
11.1
|
13.3
|
16.9
|
20.8
|
23.7
|
177.4
|
平均月間日照時間
|
42.5
|
66.3
|
108.4
|
150.2
|
181.1
|
162.3
|
148.5
|
140.1
|
134.7
|
111.1
|
48.1
|
26.5
|
1,319.7
|
出典1:Japan Meteorological Agency
|
出典2:気象庁[3]
|
人口
|
美深町と全国の年齢別人口分布(2005年)
|
美深町の年齢・男女別人口分布(2005年)
|
■紫色 ― 美深町 ■緑色 ― 日本全国
|
■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
|
美深町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
|
11,433人
|
|
1975年(昭和50年)
|
9,620人
|
|
1980年(昭和55年)
|
8,350人
|
|
1985年(昭和60年)
|
7,889人
|
|
1990年(平成2年)
|
7,103人
|
|
1995年(平成7年)
|
6,540人
|
|
2000年(平成12年)
|
6,040人
|
|
2005年(平成17年)
|
5,512人
|
|
2010年(平成22年)
|
5,178人
|
|
2015年(平成27年)
|
4,659人
|
|
2020年(令和2年)
|
4,145人
|
|
|
総務省統計局 国勢調査より
|
町名の由来
もともと下名寄村と呼ばれていたが、智恵文村を分離した1920年(大正9年)6月1日に現在の名称となった。
現在の名称はもともと現在の美深駅付近の天塩川の砂利川原を指した「ピウカ」の地名から採られ、アイヌ語の「ピウカ(piwka)」(石の多い場所)に由来する[4]。なお下名寄村時代に開業した美深駅は当初「ぴうか」と呼んだが[5]、美深村に改称後の1951年(昭和26年)7月14日に読みを「びふか」に改めている。
沿革
経済
基幹産業は農業、酪農、林業。チョウザメが特産である。
立地企業
農業団体
金融機関
商業
郵便
- 郵便局
官公庁・公共機関
道の機関
警察
消防
医療機関
病院
姉妹都市・提携都市
国内
海外
教育
高等学校
中学校
小学校
小中学校
特別支援学校
体育施設
- 町営プール 美深町字西1条北1丁目4
- 町営球場 美深町西2条南7丁目64
- 町営テニスコート 美深町字敷島116-3
- 町運動広場 美深町字敷島273-1
- 町北町ゲートボール場 美深町字北町14-2
- 町ゴルフ練習場 美深町字敷島314-1
- 美深スキー場 美深町字敷島347-4
- 冬季は町営スキー場が開設される
- 歩くスキーコースが12月上旬から3月下旬にかけて運動広場近隣に開設される
交通
鉄道
2024年(令和6年)までに全て廃止された。
廃止日など詳細については各項目を参照。
バス
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
美深町文化財
- 天塩川名由来の地
- 富岡遺跡
- モンポナイ遺跡
- 楠遺跡
- 松山湿原
観光
国土庁「水の郷百選」認定。
出身有名人
ゆかりの人
脚注
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
美深町に関連するカテゴリがあります。