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「純情」
吉田拓郎 & 加藤和彦のシングル
B面	5月の風
リリース	1993年12月22日
規格	8cmCDシングル
録音	1993年
ジャンル	J-POP
時間	6分2秒 (純情); 4分2秒 (5月の風); 6分4秒 (純情 - オリジナル・カラオケ);
レーベル	EASTWORLD / 東芝EMI; TODT-3161;
作詞・作曲	阿久悠、加藤和彦 (純情); 吉田拓郎、加藤和彦 (5月の風);
プロデュース	加藤和彦
チャート最高順位
	週間93位（オリコン）; 登場回数1回（オリコン）; 売上0.4万枚（オリコン）;
吉田拓郎 & 加藤和彦シングル年表
加藤和彦年表
吉田拓郎年表
EANコード
	ASIN B00005N1VQ, JAN 4988006110502
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吉田拓郎 > 吉田拓郎の作品一覧 > 純情 (吉田拓郎 & 加藤和彦の曲)

「純情」（じゅんじょう）は、1994年1月2日 (1994-01-02)に放送された、テレビ東京12時間ドラマ「織田信長」の主題歌^[2]。吉田拓郎と加藤和彦のデュエットでレコーディングされ、 1993年 12月22日にシングルとして発売された。これは現在、吉田が東芝EMIからリリースした唯一のシングルとされているが、吉田は2014年発売のセルフカバー・アルバム『AGAIN』でもこの曲を採り上げている。

解説

「純情」は阿久悠と加藤和彦のコンビで書かれた曲で、吉田拓郎と加藤のデュエットでレコーディングされ、ドラマ「織田信長」の劇中で一度だけ流された^[3]。歌詞を手がけた阿久悠は、戦国時代にあっても変わらない男の稚気を書こうと、ビートルズなどにも通ずるキーワードをちりばめたとし、「純情」は、これまでの吉田や加藤との仕事のなかではセールス的にふるわなかったものの、自分にとって愛着のある歌だとしている^[3]。なお、カップリング曲には吉田が作詞を、加藤が作編曲をそれぞれ手がけた、加藤単独の歌唱による「5月の風」が使用されている。

アートワーク

表ジャケットには曲タイトルとアーティスト名等の文字だけが記されており、裏ジャケットにはレストランで会食する吉田と加藤の写真が使われている^[4]。なお、リリースにあたって、コピーライター前田知巳とアートディレクター秋山嵐史によるキャッチコピーが作られた^[5]。

それは、「談合」の反対語。
こんな時代に、吉田拓郎 & 加藤和彦
男が二人で歌う歌。「純情」

収録曲

ジャケットにはレコーディング・メンバーの記載なし。
#	タイトル	作詞	作曲・編曲	パーソネル	時間
全作曲・編曲: 加藤和彦。
1.	「純情」(テレビ東京 12時間ドラマ「織田信長」主題歌)	阿久悠	加藤和彦	吉田拓郎 - ヴォーカル加藤和彦 - ヴォーカル	6:02
2.	「5月の風」	吉田拓郎	加藤和彦	加藤和彦 - ヴォーカル	4:02
3.	「純情（オリジナル・カラオケ）」		加藤和彦		6:04
合計時間:				16:08

クレジット

オリジナル・シングルCDの表記に基づく。

吉田拓郎 by the courtesy of FOR LIFE RECORDS

収録作品

タイトル曲のオリジナル音源は2007年に発売された阿久悠のコンピレーション・アルバム、『阿久悠を歌った100人〜青春時代〜』に初収録された。吉田はこの曲をライブでしばしば採り上げ、2014年に発表したセルフカバー・アルバム『AGAIN』で新たにスタジオ録音している。一方、カップリング曲の「5月の風」はアルバム未収録である^[6]。

阿久悠

『阿久悠を歌った100人〜青春時代〜GS・フォーク・ニューミュージック編』ソニー・ミュージックダイレクト CD:MHCL-1208（シングルのタイトル曲を収録）

吉田拓郎

『豊かなる一日』インペリアル・レコード CD+DVD:TECI-1057/8 / CD:TECI-1057（タイトル曲のライブテイクを収録）
『吉田拓郎 LIVE 2012』avex trax DVD+2CD:AVBD-92007 / DVD:AVBD-92008 / Blu-ray:AVXD-92009（タイトル曲のライブテイクを収録）
『吉田拓郎 LIVE 2014』avex trax DVD+2CD:AVBD-92151 / DVD:AVBD-92152 / Blu-ray+2CD:AVXD-92153 / Blu-ray:AVXD-92154（タイトル曲のライブテイクを収録）
『AGAIN』avex trax CD:AVCD-38927（タイトル曲のスタジオ新録音）
『Another Side Of Takuro 25』フォーライフミュージックエンタテイメント CD:FLCF-4536（ボーナス・トラックとして収録）

参考文献

阿久悠『なぜか売れなかったが愛しい歌』河出書房新社、2003年7月。ISBN 978-4-30-901561-3。
『ミュージック・マガジン 2009年12月号』株式会社ミュージック・マガジン、2009年12月。
島崎今日子 (編) 編『安井かずみがいた時代』（文庫版）集英社、2013年2月。ISBN 978-4-08-745299-0。

脚注

[脚注の使い方]

^ 『オリコン・シングル・チャートブック(完全版):1968 - 2010』オリコン・エンタテインメント、2012年2月、367頁。ISBN 978-4-87131-088-8。
^ 『安井かずみがいた時代』p.304
^ ^a ^b 『なぜか売れなかったが愛しい歌』p.95-96
^ 『あまり売れなかったがなぜか愛しい歌』 - 第22回「純情」阿久悠公式HP『あんでぱんだん』2018年1月20日閲覧。
^ TOSHIBA EMI「FUTURE TEXT 前田知巳の仕事」2018年1月20日閲覧。
^ 『ミュージック・マガジン 2009年12月号』p.46

[1] 『オリコン・シングル・チャートブック(完全版):1968 - 2010』オリコン・エンタテインメント、2012年2月、367頁。ISBN 978-4-87131-088-8。

[2] 『安井かずみがいた時代』p.304

[a-3] 『なぜか売れなかったが愛しい歌』p.95-96

[4] 『あまり売れなかったがなぜか愛しい歌』 - 第22回「純情」阿久悠公式HP『あんでぱんだん』2018年1月20日閲覧。

[5] TOSHIBA EMI「FUTURE TEXT 前田知巳の仕事」2018年1月20日閲覧。

[6] 『ミュージック・マガジン 2009年12月号』p.46

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