留辺蘂駅(るべしべえき)は、北海道北見市留辺蘂町東町(あずままち)にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線の駅である。電報略号はルヘ。事務管理コードは▲122525[2][3]。駅番号はA56。旧・留辺蘂町の代表駅かつ温根湯温泉の玄関口であり、特急「オホーツク」「大雪」・特別快速「きたみ」を含めた全ての旅客列車が停車する。
歴史
駅名の由来
アイヌ語の「ルペシペ」(越え下っていく道)が転訛したもの。2023年4月1日に北海道留萌市の留萌駅が廃止されたことにより、日本で唯一の「る」から始まる鉄道駅となった。
駅構造
単式ホーム1面1線および島式ホーム1面2線の計2面3線を有する地上駅。駅舎は北側にあり、南側に出入り口はない。駅舎側にある単式ホームは島式ホームの形状になっていて1番のりばへのスロープが設置されており段差無く行き来ができる。駅舎と2・3番のりばとは跨線橋で結ばれ、ログハウス風の待合室がある。
元は木材出荷が主目的の駅として、客扱い用には島式ホーム(現2・3番のりば)しか有しておらず、短い単式ホームは後に普通列車専用として設けられた。それと共に島式ホームも遠軽側に延長されている。1番のりばは駅舎裏側片面の上下双方向の利用である。
2016年4月30日までは社員配置駅だった[新聞 2]が、同年5月1日から、簡易委託駅となり、駅から200m北の呉服店「坂口呉服店」が切符の販売を週1回、事前申し込みを行った場合にかぎり取り扱う[新聞 1]。
簡易委託後は、普通乗車券や自由席特急券のほか、Rきっぷ、「札幌往復限定きっぷ」、定期券のみ取り扱う[新聞 5]。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先 |
備考
|
1
|
■石北本線
|
下り
|
北見・網走方面
|
普通列車の大半
|
上り
|
遠軽方面
|
2
|
下り
|
北見・網走方面
|
|
3
|
上り
|
遠軽・旭川方面
|
|
-
改札口・待合室(2021年5月)
-
1番線ホーム(2021年5月)
-
2・3番線ホーム(2021年5月)
-
跨線橋(2021年5月)
-
駅名標(2018年7月)
-
改札・窓口(有人駅時代 2010年3月)
利用状況
乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度
|
乗車人員
|
出典
|
備考
|
年間
|
1日平均
|
JR調査
|
1970年(昭和45年)
|
251,485
|
(689.0)
|
|
[8]
|
|
1977年(昭和52年)
|
256,765
|
(701.5)
|
|
|
1978年(昭和53年)
|
|
686
|
|
[9]
|
|
1980年(昭和55年)
|
255,174
|
(699.1)
|
|
[8]
|
|
2016年(平成28年)
|
|
|
114.2
|
[JR北 1]
|
|
2017年(平成29年)
|
|
|
108.6
|
[JR北 2]
|
|
2018年(平成30年)
|
|
|
98.4
|
[JR北 3]
|
|
2019年(令和元年)
|
|
|
89.4
|
[JR北 4]
|
|
2020年(令和02年)
|
|
|
75.4
|
[JR北 5]
|
|
2021年(令和03年)
|
|
|
66.4
|
[JR北 6]
|
|
2022年(令和04年)
|
|
|
56.2
|
[JR北 7]
|
|
2023年(令和05年)
|
|
|
47.8
|
[JR北 8]
|
|
駅周辺
街を形成している。
バス路線
駅向いの北見市はあとふるプラザに北海道北見バス留辺蘂案内所が設置されていたが、2022年(令和4年)5月13日をもって窓口営業を終了し無人待合室化された[10]。
北海道北見バス - 北見行・温根湯行「留辺蘂」、サンライズ号「留辺蘂駅前」停留所[11]
留辺蘂自治区内スクールバス 峠の空号 - 「留辺蘂」停留所[12]
留辺蘂市街地コミュニティバス 白花豆号 - 「はあとふるプラザ前」停留所[13]
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■石北本線
- □特別快速「きたみ」
- 生田原駅 (A53) - 留辺蘂駅 (A56) - 相内駅 (A57)
- ■普通
- 西留辺蘂駅 (A55) - 留辺蘂駅 (A56) - *
下相ノ内仮乗降場 - 相内駅 (A57)
- *
打消線は廃駅
脚注
注釈
出典
JR北海道
新聞記事
参考文献
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
留辺蘂駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク