港区立青山中学校(みなとくりつあおやま ちゅうがっこう)は、東京都港区北青山一丁目にある公立中学校である。
概要
都立日比谷高校内に附設された新制新星中学校として設立された由来をもつ。そのため、千代田区立麹町中学校などと同様、いわば都立日比谷高校への登竜門と位置づけられることもある。
学校選択制前からの学区内の公立小学校は、青山小学校および青南小学校となる。
マンションから北青山1丁目アパートなどの都営団地まで林立する青山地域は、一口に「青山」といっても以前ほどではないにしろ広範な階層住民で成り立つ街でもあり、生徒・卒業生の進路も多様な方向に向いている。
公立中学としての進学実績では近隣の高陵中学校の他、高松中学校や御成門中学校などと並ぶ高い実績がある。また近隣各校と同様に中学校入学時から越境通学する生徒もみられ、近年でも出身小学校は21校にも及ぶ年もあった。
周囲は、上記北青山1丁目アパートの都営団地群および明治神宮外苑、赤坂御用地に囲まれた環境にある。同校敷地は、元は陸軍大学校があった場所になる。
沿革
教育方針
2006年(平成18年)度より、日比谷高校への登竜門としての名門校再生・伝統復活へ向け、前16代学校長・平林健の下、学校選択制の時代の中、生活指導と共に進学指導にも力を入れた。具体策として土曜授業を復活し、正規の授業は第1・3土曜であり、第2・4土曜は土曜特別講座が行われている。他に習熟度別授業や少人数授業も行い、進学実績の向上を目指している。現在は、新たに着任した18代学校長・福井正仁によって引き継がれている。
校訓は、「真剣な学習/Study seriously 節度ある行動/Be temperate in behavior」であり、学校玄関前の時計塔に掲げられている。
- 教育目標[1]
- 人権尊重の精神を基調として、心身ともに健康で、知性と感性に富み、生涯を通じて主体的に学び続け、国際社会に貢献できる人間性豊かな生徒の育成を推進する。
- 「ねばり強く、真剣に学習する生徒」「思いやりの心をもち、奉仕する生徒」「進んで心身の健康に努める生徒」
- 生徒数と教員数[2]
年度 |
生徒総数 |
1年生 |
2年生 |
3年生 |
教員数 |
職員数
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平成23年 |
139人 |
49人 |
34人 |
56人 |
15人 |
4人
|
平成24年 |
143人 |
58人 |
51人 |
34人 |
14人 |
4人
|
平成25年 |
173人 |
60人 |
60人 |
53人 |
15人 |
5人
|
平成26年 |
166人 |
49人 |
56人 |
61人 |
17人 |
4人
|
平成27年 |
186人 |
68人 |
57人 |
61人 |
16人 |
4人
|
平成28年 |
166人 |
62人 |
49人 |
55人 |
16人 |
5人
|
平成29年 |
167人 |
54人 |
61人 |
52人 |
17人 |
5人
|
平成30年 |
167人 |
44人 |
64人 |
59人 |
18人 |
5人
|
令和元年 |
148人 |
45人 |
42人 |
61人 |
17人 |
5人
|
令和2年 |
132人 |
39人 |
48人 |
45人 |
17人 |
2人
|
令和3年 |
132人 |
43人 |
40人 |
49人 |
16人 |
1人
|
学校行事
- 運動会(青山杯) - クラスで紅白に分かれ、生徒、教職員、保護者、地域が一体となり、各チームが勝利を目指す。
諸活動
- 委員会
- 生徒会役員会
- 生活委員会
- 広報委員会
- 健康委員会
- 図書委員会
- 部活動
- 部活動は活発で、9割以上の生徒が参加している。
- バドミントン部
- テニス部
- 野球部
- 鉄道研究部
- ボランティア・アート部
- 吹奏楽部
- バスケットボール部
- 国際交流部
- 華道部
- ダンス部
- ラグビー部(2024年5月現在、休部中)
学校施設
- 時計台 - 正門脇に時計台があり、石版には「真剣な学習」「節度ある行動」と刻まれている。
- 多目的ホール - 全校生徒も収容できる大きなホール。交通の便も良いため、会議や講話など幅広く利用されている。
- 体育館 - バレーボールのコートが2面張ることができる。
- 第二体育館 - 柔剣道場になっている。
- 校庭 - 200mのトラックがあり、直線で100mとれる。
- テニスコート - 校庭にある専用硬式テニスコート。人工芝に砂を混ぜたコート。
- コンピュータ室 - 40台のコンピュータが配備されていて、授業および課外での活動に利用されている。
校歌
創立当時の音楽科の梁田貞教諭により作曲、国語科の吉田三男也教諭により作詞された。特に、梁田貞教諭は有名な「どんぐりころころ」や「城ヶ島の雨」の作曲者として全国的に著名である。
通学区域
- 住所別通学区域
南青山 一丁目 |
南青山 二丁目 |
南青山 三丁目 |
南青山 四丁目 |
南青山 五丁目 - 七丁目 |
北青山 一丁目、二丁目 |
北青山 三丁目 |
西麻布 二丁目
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1 - 12番 |
全域 |
1 - 18番 |
1 - 28番 |
全域 |
全域 |
1 - 15番 |
18番、19番
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交通
関係者
- 出身者
- 新制新星中学校時代
- 新星中3年(都立一中附属生[3]) → 日比谷高
- 新星中2年・青山中3年(都立一高附属生[3]) → 日比谷高
脚注
関連項目
外部リンク