渚のシンドバッド
「渚のシンドバッド」(なぎさのシンドバッド)は、ピンク・レディーの4枚目のシングル。1977年6月10日発売。発売元はビクター音楽産業(現:ビクターエンタテインメント〈二代目〉)。 解説前作から引き続き、3作連続でオリコンシングルチャート1位を獲得。また、同社集計の累計売上でグループ初のミリオンセラーを達成している(オリコンでのミリオン達成は発売からかなり経ってからで、順番では「ウォンテッド」「UFO」の後だった)。この後「カメレオン・アーミー」まで通算9作連続でオリコンチャート1位を獲得し、本作以降「モンスター」までは5作連続でミリオンセラーを記録している。どちらも連続記録としては当時最長の記録であった。なおビクター調べでは、145万枚[1][2]の売上でデビュー曲以降3作連続でミリオンセラーを記録し、この後も「カメレオン・アーミー」まで通算9作連続でミリオンセラーを記録している。 アイドル歌謡曲としては驚異的な人気と売上を記録し、1977年のオリコン年間シングルチャートは本作が1位を獲得。翌年も「UFO」で2年連続年間セールス1位に輝いている。また、週間チャートでは本作と次作「ウォンテッド (指名手配)」の2作で通算17週にわたり1位を独占し続けた。次々作「UFO」でも長期間1位を独占していたため、1977年7月第3週から1978年2月第3週までの28週のうち27週にわたりピンク・レディーが1位を獲得していた。 翌1978年にピンク・レディーと同じレコード会社からデビューしたサザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」は、本作の “シンドバッド” と、同時期にヒットしていた沢田研二の「勝手にしやがれ」の “勝手に” を取って付けたタイトルである(”勝手にシンドバッド#背景”も参照[3][4])。 1993年9月22日に8cmCDシングルとして再発。この際は「S・O・S」をc/wに収録している。1996年8月21日にはリミックスバージョンを収録し再発。この2作はどちらも廃盤となっており、2006年12月13日に、紙ジャケット仕様の12cmCDシングルとしてリマスタリングを施され再発された。こちらのバージョンは収録内容もオリジナルと同一である。 2005年には、日本テレビ系水10ドラマ『おとなの夏休み』第2話主題歌に起用された。ちなみに第1話の主題歌は、サザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」である。 1997年に富士写真フイルム(現:富士フイルム)のレンズ付きフィルム「写ルンです」テレビコマーシャルでこの曲が使われており、渚にシンドバッドがいるという不可思議な状況を実写化している[5]。 2009年4月18日に公開された映画「おっぱいバレー」の挿入歌として起用された。 収録曲
1993年版
1996年版
カバー
脚注
外部リンク |
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