沢入駅
沢入駅(そうりえき)は、群馬県みどり市東町沢入にあるわたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線の駅である。駅番号はWK13。 歴史
駅構造相対式ホーム2面2線を有する地上駅。両ホームは跨線橋およびホーム両端の構内踏切(遮断機なし)で結ばれている。 木造駅舎内に「沢入簡易郵便局」を併設しているが(平日のみ営業)、乗車券の発売や改札業務は行わず、無人駅と同じ扱いである。下りホーム側には東屋や、渡良瀬川に面した遊歩道などが整備されている。 国道が未整備だった頃は足尾線の貨物を利用して渡良瀬川の御影石を運搬し、当駅が御影石の積載所だった。現ホームの足尾側に、もう1本ホーム跡と思われる石積みがある。 駅構内には地元住民により2,200株の紫陽花が植えられており、開花時期には観光客の目を楽しませている[2]。
利用状況朝夕の通学(地元中学生も利用する)の他は、地元住民の利用が中心である。袈裟丸山へのアクセス駅だが、登山口まで遠いため、登山目的で利用する人は少ない。列車同士の交換をする際、下り列車が5分間停車することがあり、その際には下りホームにある紫陽花などの花を見ることができ、途中の旅の駅として楽しめる。 1日の平均乗降人員は以下の通りである[3]。
駅周辺
バス路線
坂東カーブ沢入駅から原向駅までの区間は、同鉄道の中でも急勾配区間に当たる。落石に注意する場所が数か所あり、国鉄時代にも台風や大雨による落石で運転を見合わせることがあった。そのひとつに坂東カーブがある。この区間も、蒸気機関車C12形による重連運転が行われていた。自力加速が可能なディーゼルカーでさえも、全力力走にしても足尾方面の場合40 km/hが限界である。逆に桐生行きは勾配を下るため惰性走行でもかなりの速度が出るために、坂東カーブ入口手前に速度照査式のATSが設置されている。 その他
文化財
隣の駅
脚注
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