梅林駅(ばいりんえき)は、広島県広島市安佐南区八木三丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)可部線の駅である。駅番号はJR-B11。
駅名は、以前「八木梅林」があったことに由来する。
歴史
駅構造
島式ホーム1面2線を有する列車交換可能な地上駅。駅舎は線路西側可部寄りにあり、ホームとは構内踏切で連絡している。
無人駅。ICOCA(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)が利用可能。JR特定都区市内制度における「広島市内」の駅である。
のりば
のりばは駅舎反対側から以下の通り
。
- 朝の時間帯に当駅で広島方面へ折返す列車が設定されており、2番のりばから発車する。
利用状況
以下の情報は、「広島市統計書」及び「広島市勢要覧」に基づいたデータである。
年度
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1日平均 乗車人員 |
年度毎 総数 |
定期券 総数 |
普通券 総数
|
1968年(昭和43年)
|
551.1 |
402,321 |
344,486 |
57,835
|
1969年(昭和44年)
|
530.8 |
387,509 |
313,430 |
74,079
|
1970年(昭和45年)
|
499.3 |
364,504 |
300,660 |
63,844
|
1971年(昭和46年)
|
455.3 |
333,252 |
274,542 |
58,710
|
1972年(昭和47年)
|
407.2 |
297,265 |
244,290 |
52,975
|
1973年(昭和48年)
|
453.6 |
331,125 |
246,700 |
84,425
|
1974年(昭和49年)
|
471.3 |
344,066 |
254,842 |
89,224
|
1975年(昭和50年)
|
618.2 |
452,499 |
351,386 |
101,113
|
1976年(昭和51年)
|
488.1 |
356,296 |
242,034 |
114,262
|
1977年(昭和52年)
|
470.0 |
343,119 |
225,676 |
117,443
|
1978年(昭和53年)
|
461.6 |
336,946 |
206,572 |
130,374
|
以上の1日平均乗車人員は、乗車数と降車数が同じであると仮定し、年度毎総数を365(閏年が関係する1971・1975年は366)で割った後、更に2で割った値を、小数点第2位で四捨五入。小数点一位の値にした物である。
年度
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1日平均 乗車人員
|
1979年(昭和54年)
|
383
|
1980年(昭和55年)
|
375
|
1981年(昭和56年)
|
398
|
1982年(昭和57年)
|
405
|
1983年(昭和58年)
|
401
|
1984年(昭和59年)
|
396
|
1985年(昭和60年)
|
397
|
1986年(昭和61年)
|
423
|
1987年(昭和62年)
|
496
|
1988年(昭和63年)
|
639
|
1989年(平成 元年)
|
540
|
1990年(平成02年)
|
631
|
1991年(平成03年)
|
939
|
1992年(平成04年)
|
956
|
1993年(平成05年)
|
932
|
1994年(平成06年)
|
911
|
1995年(平成07年)
|
939
|
1996年(平成08年)
|
997
|
1997年(平成09年)
|
1,011
|
1998年(平成10年)
|
1,087
|
1999年(平成11年)
|
1,130
|
2000年(平成12年)
|
1,150
|
2001年(平成13年)
|
1,065
|
2002年(平成14年)
|
1,080
|
2003年(平成15年)
|
1,123
|
2004年(平成16年)
|
1,157
|
2005年(平成17年)
|
1,160
|
2006年(平成18年)
|
1,166
|
2007年(平成19年)
|
1,247
|
2008年(平成20年)
|
1,228
|
2009年(平成21年)
|
1,259
|
2010年(平成22年)
|
1,211
|
2011年(平成23年)
|
1,216
|
2012年(平成24年)
|
1,211
|
2013年(平成25年)
|
1,173
|
2014年(平成26年)
|
1,138
|
2015年(平成27年)
|
1,204
|
2016年(平成28年)
|
1,263
|
2017年(平成29年)
|
1,316
|
2018年(平成30年)
|
1,306
|
2019年(令和 元年)
|
1,327
|
2020年(令和02年)
|
1,101
|
2021年(令和03年)
|
1,013
|
2022年(令和04年)
|
1,140[11]
|
- 乗車数グラフ
駅周辺
駅舎は太田川の右岸(西岸)に位置する。西側には権現山(標高397 m)から阿武山(標高586 m)へと続く山地が迫っており駅周辺に平野部は少ない。駅西側の住宅地は山に向かって斜面上に立ち並んでいるが、この斜面は過去の土石流による土砂の堆積が繰返されて形成された扇状地だと見られている[12]。駅東側には可部線に並行して県道及び国道が通過している。特に国道沿いはロードサイド型店舗が立地しており主たる商業地となっている。
2014年8月の豪雨災害時には西側の山地の多くの谷で土石流が発生し、危険な扇状地上に建つ住宅地に流入し大破させた。特に当駅前後の被害が最も著しく、土砂は線路を超えて県道付近まで達した。この災害を受けて見直された広島市のハザードマップでは可部線より西側ほぼすべての地域が「土砂災害防止法における土砂災害警戒区域」に指定され、山際の一部はさらに厳しい特別警戒区域に指定された[13]。危険区域の住宅は一部が解体撤去され、複数の砂防ダムや流路工などの施設が建設された。また、太田川氾濫時には駅周辺が浸水することが想定されている[14]。避難場所として梅林小学校等が指定されており、2014年の災害時にも避難所として活用された。
-
最大の被害が出た八木三丁目の県営緑が丘住宅付近(2014年8月)
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住宅の撤去と砂防ダムが建設された緑が丘住宅の沢(2017年)
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土砂が流入した梅林駅南側の可部線と県道(2014年8月)
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国道沿いが主たる商業地となっている(八木二丁目)
バス路線
梅林駅とバス停
広島県道270号八木緑井線沿いに「八木梅林」停留所があり、広電バス[15]と広島交通[16]が発着している。
- 八木梅林 バス停(可部駅前方面)
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- 72 桐陽台()・大林線(広島交通) 可部方面
- 72 南原()線(中緑井経由)(広島交通) 可部方面
- 72 上根・吉田線(広電バス) 可部方面
- 73 勝木線(広島交通) 可部方面
- 73 豊平・琴谷線(広電バス) 可部方面
- 高陽・毘沙門台線(広島交通) 玖村駅前・高陽方面 平日のみ6本運行
- 八木梅林 バス停(中緑井方面)
-
- 72,73 (広島交通・広電バス) 中緑井方面
- 高陽・毘沙門台線(広島交通) 中緑井・びしゃもん台方面 平日のみ5本運行
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 可部線
- 七軒茶屋駅 (JR-B10) - 梅林駅 (JR-B11) - 上八木駅 (JR-B12)
脚注
注釈
- ^ 当駅は、1973年3月20日から広島市内に所在している(旧・安佐郡佐東町が同日付で広島市に編入合併)。
出典
関連項目
外部リンク
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