林立
林 立(リン・リー、1996年1月1日 - )は、台湾(中華民国)の花蓮県出身のプロ野球選手(内野手)。右投右打。台湾の原住民であるアミ族の出身。CPBLの楽天モンキーズに所属している。 経歴2017年のCPBLドラフト会議でLamigoモンキーズから2巡目で指名され、契約金の440万台湾元(プラス出来高払い60万台湾元)で入団した。デビュー戦となった8月30日の中信兄弟戦で初安打、初本塁打、初盗塁を記録するなど[1]、13試合に出場して打率.340、2本塁打、11打点の成績を残し実力の片鱗を見せた。またシーズンオフに第1回アジアプロ野球チャンピオンシップのチャイニーズタイペイ代表に選出された。 2018年は95試合に出場し、規定打席不足ながら打率.317、7本塁打、38打点を記録した。 2019年は怪我で開幕スタメンを逃したが、チームに戻ってからは目を見張るようなパフォーマンスを見せ、7月10日に規定打席数に達して打率.404で当時点の首位打者となった[2]。そのまま打率1位をキープしたまま首位打者を獲得した。台湾シリーズでは打率.520、3本、11打点と大暴れしシリーズの最優秀選手に輝いた。オフには2019 WBSCプレミア12に出場した[3]。同大会初戦のプエルトリコ戦では初回に逆方向へホームランを放ち、勝利に貢献した[4]。 2020年は7月12日の中信兄弟戦から5試合連続ホームランを記録した[5]。上半季はリーグ唯一の打率4割越えで終えた[6]。同月24日の富邦ガーディアンズ戦でスタメン出場してから腰の違和感で時々、ベンチスタートがあった。同月には打率.366、7本塁打を記録し月間MVPを獲得した[7]。最終的にはキャリアハイの25本塁打、22盗塁をマークし打率も.358を残すも、陳傑憲と僅か2厘差で首位打者のタイトルを逃した。 2021年は開幕から主に三塁手として出場していたが、4月中盤から5月初旬かけて自身の不振と若手の台頭があり、ベンチスタートが多くなった。しかし5月中旬に外野手が駒不足となり、同月11日の味全ドラゴンズ戦以降、外野でのスタメン出場が増えた[8]。同月13日の富邦ガーディアンズ戦では同点適時打を含む2安打を放ち單場MVPに輝いた[9]。最終的には98試合に出場し打率.277、7本塁打、47打点、27盗塁をマークし、自身初となる盗塁王を獲得した。 2022年は4月に月間MVPを獲得するなど開幕から好調を維持し、前年の不振から完全復活。最終的に打率.335、14本塁打、83打点、140安打の好成績を残し、首位打者、最多安打、打点王のタイトルを獲得した[10]。また本塁打数も吉力吉撈・鞏冠と並んでリーグトップタイであったが、記録が並んだ場合は打数の少ない方を上位とするCPBLの規定により本塁打王とは認められず、三冠王の座は惜しくも逃した[10]。またリーグ年間最優秀選手(MVP)に二塁手として初めて選ばれた[10]。 2023年は開幕前の3月に開催された第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にチャイニーズタイペイ代表として出場した。 2024年のシーズン終了後は2024 WBSCプレミア12の台湾代表に選出され出場した。 詳細情報年度別打撃成績
タイトル表彰
記録
背番号
代表歴脚注
外部リンク
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