東武バスセントラル三郷営業所(とうぶバスセントラルみさとえいぎょうしょ)とは、埼玉県三郷市彦成に所在する東武バスセントラルの営業所である[1]。最寄り停留所は「みさと団地」、最寄り駅は「新三郷駅」である[2]。東武バスの公式ホームページでは当営業所と吉川営業所で路線図が1つになっている[2]。草加営業事務所の傘下に位置する。主に新三郷駅・三郷駅・金町駅を発着する路線を担当している。所属車両のナンバーは春日部ナンバーである。
沿革
- 1970年(昭和45年)7月 : 越谷営業所三郷出張所を開設。
- 1973年(昭和48年)4月15日 : 営業を開始。保有車両16台で三郷団地~三郷駅前~金町駅前、南中学校入口~金町駅前の2路線を管轄。
- 1993年(平成5年)4月 : 三郷営業所へ格上げ。傘下に吉川出張所を受持つ。
- 2002年(平成14年)4月 : 東武鉄道、バス事業分社化。東武バスセントラルへ移管。
- 2008年(平成20年)
輸送人数
現行路線
金町線
- 金52:新三郷駅 - みさと団地 - 三郷駅 - 三郷中央駅 - 大膳橋 - 金町駅
- 金54:新三郷駅 - みさと団地 - 三郷駅 - 三郷市役所 - 三郷中央駅 - 鷹野二丁目 - (東金町運動場入口(金町駅方向のみ)) - 金町駅
金52系統は、大場川沿いを走行し、金54系統は、中央通りを走行する。当営業所開設時(当時は出張所)より続く基幹路線。元は越谷駅 - 金町駅線の一部で、現在の大場川沿いの県道を吉川・越谷方面へ抜ける路線だった。1973年の武蔵野線開業時と三郷出張所開設に伴い、三郷駅を境に路線を分割(一方は吉川駅(吉川団地) - 三郷駅線)。そのため、当系統(金52)新設時はその名残で、三郷駅 - 幸房間は現在の茂田井停留所経由では無く大広戸(現在の三郷3丁目交差点)経由で運行していた。その後、つくばエクスプレス開通とそれに伴う三郷中央駅の開設に伴い、金54系統の開設など大きな変化が生じた。
ららぽーと新三郷オープン以降、新三郷駅周辺にて道路渋滞が発生した為、遅延解消として、2009年11月28日より、土日祝日の15時頃 - 20時頃のみの一部便(金52)は、三09として三郷駅にて分離運行(三郷駅にて折返し運行)されている[4] (2010年5月25日のダイヤ改正時に平日、休日共に一部の便にて、終日三郷駅にて折返し運行実施)。なお、三郷駅到着後は、折返し金町駅行または、三郷市役所入口操車場へ回送される。そして乗務員休憩をとった後、回送で三郷駅に向かい三郷駅始発で運行される。
2011年10月24日ダイヤ改正より、平日の金52系統の三郷駅発着便が三郷団地発着に変更及び、金54系統の金町方向のみ高洲バス停経由から東金町八丁目経由(金50系統の経路)に変更になり、金50系統の昼間の時間帯運行代替として運行される。[5]
「足立一日フリーパス」が高須・東金町八丁目 - 金町駅間で利用できる(金50系統も同様)。
2009年9月16日のダイヤ改正により新三郷駅発着便の運行を開始(一部の便)。 しかし、2016年8月8日のダイヤ改正により金52系統の新三郷駅発着便の運行が廃止になったが、2021年3月29日のダイヤ改正より新三郷駅発着便の運行が復活した。
東金町循環線
- 金50:金町駅 - 東金町八丁目 - 高州交番 - 高州四丁目 - 東金町八丁目 - 金町駅
- 2008年4月1日より運行を開始した路線である。ルートは、金52・金54系統とほぼ同じである。[6]
- 2011年10月24日ダイヤ改正にて、日中の運行を取りやめし、朝と夕方のみ運行。[5]
流通団地線
- 流通01:流通団地北 → 流通団地中央 → 流通団地南 → 流通団地東 → (直行) → 三郷駅 → (直行) → 三郷中央駅 → (直行) → 流通団地北 → 流通団地中央 → 流通団地南 → 流通団地東
- 流通01:流通団地北 → 流通団地中央 → 流通団地南 → 流通団地東 → (直行) → 三郷中央駅 → (直行) → 三郷駅 → 三郷市役所 → 流通団地北 → 流通団地中央 → 流通団地南 → 流通団地東
- 流通02:流通団地北 → 流通団地中央 → 流通団地南 → 流通団地東 → (直行) → 三郷駅
- 流通02:三郷駅 → (直行) → 流通団地北 → 流通団地中央 → 流通団地南 → 流通団地東
2012年10月1日運行開始。以前は、契約輸送で運転されていたが10月1日から乗合路線となった。
三郷駅-流通団地・流通団地-三郷中央駅・三郷中央駅-三郷駅間は、ノンストップ運転となる。
新三郷北循環線
- 三07:新三郷駅 → サブセンター → みさと団地 → 新三郷駅
新三郷南循環線
- 三08:新三郷駅 → ららシティ二丁目 → テラウエスト中央 → 瑞穂中学校前 → ららシティ二丁目 → 新三郷駅
- 三08-2:新三郷駅 → イケア前 → テラウエスト中央 → 瑞穂中学校前 → イケア前 → 新三郷駅
2003年12月22日運行開始[7]。
2017年(平成29年)5月29日より、従来の三08(イケア前経由)を三08-2として平日朝1便のみの運行とし、新たにららシティ二丁目経由の新・三08を設定した。[8]
新三郷駅 - みさと団地 - 三郷駅線
ららぽーと新三郷オープン以降、新三郷駅周辺にて道路渋滞が発生した為、遅延解消として土休日の夕方のみ運行され、代替として金52の三郷団地発着便が増便された。[5]
新三郷駅 - みさと団地 - 吉川美南駅線
- 三10:新三郷駅 - みさと団地 - サブセンター - 吉川美南駅
2012年3月17日の吉川美南駅開業に伴って開設された[9]。朝晩一部便は吉川営業所担当。
2014年2月24日 平日のみ1本のみの運行(土休日運休)に変更。三郷営業所単独となる[10]
廃止路線
- 廃止路線
- [三01]三郷団地 - 一街区 - 三郷駅
- [三03]三郷団地 - 五街区(北廻り) - 三郷駅
- [三05]三郷駅 - サブセンター(北部循環) - 新三郷駅 - 三郷駅
- [三06]三郷団地 - 上彦名 - 松原団地駅
- [有52]三郷団地 - 三郷駅 - 上戸ヶ崎 - 亀有駅北口
- [金52]新和一丁目 - 大膳橋 - 金町駅
- [金53]三郷団地 - 三郷駅 - 三郷市役所 - 大膳橋 - 金町駅
- [松01]三郷団地 - 三郷駅 - 大膳橋 - 松戸駅
- [松02]新和一丁目 - 大膳橋 - 松戸駅
- [松04](旧)三郷市役所 - 上戸ヶ崎 - 松戸駅
- [三01]吉川出張所 - 前新田 - 三郷駅北口
- 三郷駅南口 - 南中学校入口 - 金町駅
- [三02]吉川出張所 - 半田 - 三郷駅北口
- [松03]草加駅前 - 上彦名 - 三郷駅南口
- [三03](旧)吉川出張所 - 小松川 - 三郷駅北口
- [松03]三郷団地 - 三郷中央駅 - 松戸駅
- [松03]三郷市役所入口 - 酒井大橋 - 松戸駅
- 2005年4月11日 金町駅~三郷中央通り~三郷駅~三郷団地線の運行を開始[11]
- 2008年12月20日 IKEA新三郷オープンなどの新三郷駅西口整備に伴い、三郷団地~新三郷駅西口を延伸[12]
- 三郷中央駅 - 松戸駅間は、2015年4月4日より八潮営業所単独の運行とした上で、残りの区間を2015年4月3日をもって廃止。[13]
- [系統名無し]新三郷駅 - 新三郷ららシティ - イケア前 - 新三郷駅 (新三郷ららシティ循環線(無料) )
車両
三郷・吉川・西柏・沼南の各営業所は2024年現在、いすゞ車が指定車種とされている。三郷営業所に在籍する車両のほとんどはいすゞ車だが、2台のみ日野車[14]が在籍している。なお、三郷営業所に在籍する車両は、2024年現在全てノンステップバスである。
営業所(出張所)開設当時からいすゞ自動車の車両(富士重工業架装、以前は川崎重工架装もあり)主体の構成になっていたが、富士重工業のバス事業撤退に伴い、いすゞバス製造、もしくはジェイ・バス製造の車両が新製投入されている。
- 当営業所に在籍していた大型ワンステップバスの内、1台(社2525号車)はバスラマに走行経緯等掲載(バスラマ創刊時は、社2100号車が掲載していたが、廃車により現在は社2525号車が掲載)されている。
- かつて当営業所に在籍していた社2644号車は、教習車へ改造された。
- ららシティ循環バスで走っていた社9976号車(日野ブルーリボンシティハイブリッド)は現在、通常の東武バス一般塗装に戻され三郷営業所の各路線で運行している。
- 三郷営業所には、 東武バスグループで最後のV8エルガである社2711号車が在籍していたが、2024年6月に除籍された。[15][16]
※三郷営業所の車両は、バス停停車中に後部の行先表示機に「追突注意」が表示される。
参考文献
- ^ “事業所一覧|東武バスOn-Line”. web.archive.org (2020年6月12日). 2020年6月12日閲覧。
- ^ a b 三郷営業所・吉川営業所管内バス路線図
- ^ 東武交通広告のご案内
- ^ “2009年 時刻表改正等の情報一覧”. 東武バス. 2021年12月14日閲覧。
- ^ a b c “金町三郷地区路線再編のおしらせ” (pdf). 東武バス. 2012年5月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月14日閲覧。
- ^ 東武バスセントラル三郷営業所では4月1日(火)より、[金50]東金町循環線を新設いたします。また同日より、[金52][金54]金町駅~三郷線の回数・時刻変更を実施するほか、金町駅の、のりば変更および「金町広小路」停留所の廃止も実施いたします。“新着情報”. 東武バス (2008年3月25日). 2008年12月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月2日閲覧。
- ^ “新着情報 2003年”. 東武バス (2003年12月22日). 2008年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月2日閲覧。
- ^ [1] 東武バス 2023年2月26日閲覧
- ^ “吉川美南駅開業に伴う路線開設 運航回数変更のお知らせ” (pdf). 東武バス (2012年3月9日). 2012年5月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月14日閲覧。
- ^ “2/24 [三10]新三郷駅~吉川美南駅線他の時刻変更等について”. 東武バス (2014年2月13日). 2014年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月14日閲覧。
- ^ “新着情報 2005年”. 東武バス (2005年4月6日). 2008年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月2日閲覧。
- ^ “[松 03]松戸駅~三郷中央駅~三郷団地線JR 武蔵野線「新三郷駅西口」に延伸いたします” (pdf). 東武バス (2008年12月17日). 2009年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月2日閲覧。
- ^ “4/4松戸駅発着系統における系統廃止および時刻改正等について”. 東武バス (2015年3月31日). 2021年12月13日閲覧。
- ^ 日野車は社5105号車と社9976号車の2台が在籍する。
- ^ 社2711号車は沼南営業所が新製配置で、のちに西柏営業事務所に転属し、2023年夏に三郷営業所に転入した。なお、社2711号車が転入したのと同時期に、社2882号車が西柏営業事務所に転出した。
- ^ “6/23「V8エルガ 社2711号車 引退イベント」開催について|新着情報|東武バスOn-Line”. www.tobu-bus.com. 2024年11月30日閲覧。
関連項目
外部リンク