キックス P15は、日産自動車が2016年から生産・販売しているクロスオーバーSUVである。北米市場では2024年12月にキックス プレイ(KICKS PLAY)へ改名され、同年に発売された次期モデルとともにしばらくの間併売される。
本記事では以下のように解説を分ける。
概要
2016年に登場したキックス(KICKS)は、かつて日本で販売されたキックス(KIX)とは異なり自社製造でジュークとエクストレイルの中間のコンパクトクロスオーバーSUVとして海外で販売が開始された。特にエクステリアには、その自体における日産のデザインアイデンティティである「Vモーション」を核に、V字型グリルやブーメラン型ヘッドライト、フローティングルーフなどを積極的に採り入れることで、力強さとスポーティーさを高次元で両立させている。2021年モデルからは強調されたデザインである「ダブルVモーション」となり、よりSUVらしく堂々とした見た目になった[1]。
デザインチームは日本の「日産グローバルデザインセンター(NGDC)」によって立ち上げられ、その後、アメリカの「日産デザインアメリカ(NDA)」とブラジルの「日産デザインアメリカリオ(NDA-R)」が合流し、3部門の共同作業によって進められた。まとまったデザインは2012年10月に開催されたサンパウロモーターショー2012にて、コンセプトモデル「エクストレム(EXTREM)」として発表された。
日本への導入
それまで販売されていたジュークが2019年9月に欧州でフルモデルチェンジしたにも関わらず、日本ではそれを販売せずにラテンアメリカや東南アジアで販売されていたキックスが導入された。この理由としては、乗っていて楽しいし運転して楽しい乗り物は確かに同セグメント内で大事にされていたが、同時に積載性の要求が非常に高くなってきていたこともあり、日本では新型ジュークが積載性の面で少し受け入れられづらいのではないかと判断されたためである。居住性なども含めてファミリー層に対しては訴えかけにくいとも捉えられた結果、ブラジルなどでも高い好評を受けていたキックスが選定された[2]。
併せて日本では、日産の得意なe-POWERを積んで開発する方針も固まった。とはいえ「SUVにe-POWERを載せるのは初めての経験」だった上に、タイでの生産環境を考える必要があった。そこでベンチマークとしてホンダ・ヴェゼルを中心に置いて考え、かつてのジュークと似通ったトヨタ・C-HRとも比較しながら開発を続けた。欧州はダウンサイジングターボのジューク、日本とアジアはe-POWERという棲み分けもしたことで、よりアジア中心の開発を進めていた[2]。日本でICE搭載車を販売しないのは、「e-POWERを搭載して先進技術をアピールしたい」という思いがあり、もしそれを出すと後付けのように見られてしまうため、プロパイロットも標準装備することで商品としてぶれないようにする意図もある[3]。
こうして日本向けについては、2020年5月28日に行われた事業構造改革計画の説明会にて、6月に発売予定であることを公表し[4]、同年6月24日に公式発表された。
ICE搭載車
日産・キックス(2代目) P15/RP15/SNP15型 |
---|
|
|
概要 |
---|
製造国 |
ブラジル メキシコ 中国 マレーシア 台湾 |
---|
販売期間 |
2016年8月 - |
---|
デザイン |
日産グローバルデザインセンター(NGDC) 日産デザインアメリカ(NDA) 日産デザインアメリカリオ(NDA-R) |
---|
ボディ |
---|
乗車定員 |
5名 |
---|
ボディタイプ |
5ドアクロスオーバーSUV |
---|
駆動方式 |
前輪駆動 |
---|
プラットフォーム |
Vプラットフォーム |
---|
パワートレイン |
---|
エンジン |
HR16DE型 1,598cc 直列4気筒(ブラジル仕様) HR15DE型 1,498cc 直列4気筒(中国仕様) |
---|
最高出力 |
- 84 kW (113 hp) / 5,600 rpm(ブラジル仕様)
- 91 kW (122 hp) / 6,300 rpm(中国仕様)
|
---|
最大トルク |
- 152 N⋅m (112 lbf⋅ft) / 4,000 rpm(ブラジル仕様)
- 147 N⋅m (108 lbf⋅ft) / 4,400 rpm(中国仕様)
|
---|
変速機 |
ジヤトコ製エクストロニックCVT / 5速MT |
---|
サスペンション |
---|
前 |
独立懸架ストラット式 |
---|
後 |
トーションビーム式 |
---|
車両寸法 |
---|
ホイールベース |
2,610 mm(ブラジル仕様) |
---|
全長 |
4,295 mm |
---|
全幅 |
1,760 mm |
---|
全高 |
1,590 mm(ブラジル仕様) |
---|
車両重量 |
1,109-1,136 kg(ブラジル仕様) 1,122-1,164 kg(中国仕様) |
---|
テンプレートを表示 |
2014年にコンセプトカーとして発表されたキックスは、2016年夏にブラジル全土で展示され、日産がリードスポンサーを務めた夏季オリンピックの宣伝となった[5]。このクロスオーバーは2017年7月に中国で発売され、リヴィナ C-Gearの後継車としてラインアップに加わった[6]。
それから2017年11月29日のロサンゼルスオートショーで北米デビューを果たし、2018年6月に発売される予定とした[7]。北米市場ではサイズが小さく、やはり積載性が低かったジュークに取って代わり[2]、この地域ではサブコンパクトハッチバックとしても間接的にヴァーサノートとも取って代わった[8][9]。北米向けはメキシコから輸入される。同年12月には中東でも発売された。
キックスは、ハンズフリー通話とワイヤレスステレオオーディオストリーミング用のBluetoothを備えた標準のタッチスクリーンオーディオシステム、およびUSBポートとリアビューバックアップカメラディスプレイを備えている。上位モデルでは、アップグレードされたインフォテインメントシステム、Apple CarPlay、Android Autoスマートフォンの統合、フロントヘッドレストに小型スピーカーが取り付けられたBOSEプレミアムアンプオーディオシステムも提供される。
2024年8月、メキシコとカナダでは「キックス プレイ」として新モデルと並行して販売が続けられた[10] 。こちらは、2025年初頭に米国にも登場する予定である。
年表
- 2014年10月28日 - サンパウロモーターショー2014にてエクストレムをより市販向けに近づけた「キックス・コンセプト(KICKS CONCEPT)」を発表[11][12]。
- 2015年2月13日 - 同日から18日にかけて、ブラジル・リオデジャネイロのサンバ・カーニバルにて、コンパクトSUVスタイルの新コンセプトモデル 「キックス・サンバ・コンセプト(Kicks Samba Concept )」を披露[13]。
- 2016年
- 1月4日 -「キックス」をブラジルのレゼンテ工場で生産することを発表[14]。
- 5月2日 - リオデジャネイロにて市販仕様の「キックス」を発表[15]。
- 5月3日 - リオデジャネイロオリンピック/リオデジャネイロパラリンピックの聖火リレーにて初披露されたと同時に、同オリンピックのオフィシャルカーとして採用されることも発表、なお販売予定を2016年8月と発表。
- 8月5日 - ブラジル・リオデジャネイロで発売。16年度後半には他の南米諸国でも販売する。将来は世界80か国以上に投入する計画である。なお車格については、ジュークとエクストレイルの中間に位置する。
- 2017年
- 4月19日 - 上海国際モーターショーにて中国初公開[16]。
- 5月 - 中国市場での販売を開始(中国名:勁客)。
- 11月29日 - ロサンゼルスオートショー2017にて米国市場に導入することを発表。ポジションについてはジュークの後継。2018年モデルのグレード体制は3種類で、「S」、「SV」、「SR」となっている。カラーについては5種類の2トーンを含む7通りを用意[17]。アメリカ国内での発売は2018年春と告知される。
- 2018年
- 5月 - カナダでの販売を開始。
- 6月 - アメリカでの販売が開始される。それに伴いジュークは北米市場から完全撤退。価格は廉価モデルの「S」で17,990ドル、最上級モデルの「SR」でも20,290ドル(2018年6月現在)と、アメリカ市場における日産製SUVのエントリーモデルという位置付けを担っている[18]。
- 11月7日 - 台湾での発売が開始。中国仕様が導入され、価格は725,000台湾ドルから(CM公開は11月6日から)。
- 2019年
- 1月22日 - インド仕様が発売される。詳細は下記を参照。
- 2月28日 - サーフィンをテーマにしたコンセプトモデル「キックスサーフ・コンセプト」が登場。企画には数々の優勝経験を持つプロサーファー、アレホ・ムニーツとサンチャゴ・ムニーツが参加している。ボディーカラーはラテンアメリカを意識したブルーグリーンとイエローの2トーンで、サイドには波をイメージしたグラフィックがある。このブルーグリーンにはいくつかのトーンが含まれ、これは「表情を変える海」をイメージしたとのこと[19]。
- 2020年
- 12月 - マイナーチェンジ[1]。e-POWER搭載車と見た目を統一した。センターアームレストや大型タッチスクリーン、USB-Cポートなどを追加した。また、一部のグレードで後輪側のブレーキを、ドラムブレーキからディスクブレーキに変更した。
- 2022年
- 11月22日 - ブラジルで特別仕様車「Xplay」を発表した[20]。
-
コロンビア仕様 2021年モデル(フロント)
-
コロンビア仕様 2021年モデル(リア)
e-POWER搭載車
日産・キックス(2代目) RP15/SNP15型 |
---|
|
|
日本仕様 X ツートーンインテリアエディション (2024年5月改良型) |
概要 |
---|
製造国 |
タイ |
---|
販売期間 |
2020年6月 - |
---|
デザイン |
日産グローバルデザインセンター(NGDC) 日産デザインアメリカ(NDA) 日産デザインアメリカリオ(NDA-R) |
---|
ボディ |
---|
乗車定員 |
5名 |
---|
ボディタイプ |
5ドアクロスオーバーSUV |
---|
駆動方式 |
前輪駆動 四輪駆動(日本仕様のみ) |
---|
プラットフォーム |
Vプラットフォーム |
---|
パワートレイン |
---|
エンジン |
HR12DE型 1,198cc 直列3気筒 |
---|
モーター |
EM57型 交流同期電動機(フロント、日本・タイ仕様車(2020年6月発売型)のみ) EM47型 交流同期電動機(フロント、日本・タイ仕様車(2022年7月改良型)のみ) MM48型 交流同期電動機(リア、日本仕様車(2022年7月改良型)のみ) |
---|
最高出力 |
- エンジン
-
60 kW (82 PS) / 6,000 rpm
- フロントモーター
-
- 95 kW (129 PS) / 4,000-8,992 rpm(日本仕様・2020年6月発売型)
- 100 kW (136 PS) / 3,410-9,697 rpm(日本仕様・2022年7月発売型)
- リアモーター
-
50 kW (68 PS) / 4,775-10,259 rpm
|
---|
最大トルク |
- エンジン
-
103 N⋅m (76 lbf⋅ft) / 3,600-5,200 rpm
- フロントモーター
-
- 260 N⋅m (190 lbf⋅ft) / 500-3,008 rpm(日本仕様(2020年6月発売型))
- 280 N⋅m (210 lbf⋅ft) / 0-3,410 rpm(日本仕様(2022年7月改良型))
- リアモーター
-
100 N⋅m (74 lbf⋅ft) / 0-4,775 rpm(日本仕様(2022年7月改良型))
|
---|
変速機 |
非搭載(電動機直結) |
---|
サスペンション |
---|
前 |
独立懸架ストラット式 |
---|
後 |
トーションビーム式 |
---|
車両寸法 |
---|
ホイールベース |
2,620 mm |
---|
全長 |
4,295 mm |
---|
全幅 |
1,760 mm |
---|
全高 |
1,610 mm |
---|
車両重量 |
1,350 kg(日本仕様) |
---|
テンプレートを表示 |
ブラジル仕様に比べ車高が20mm高くなり、ホイールベースは10mm拡大される。なお、日本国内での「e-POWER」搭載車種はE12型ノート、C27型セレナに続き3車種目となるが、キックスは日本国内での日産車において初の「e-POWER」専用車種となる。
「e-POWER」は最大出力の向上により中高速域での力強さを高めたほか、それ専用の加減速システムである「e-POWERドライブ」が搭載されている。走行モードには「SMART」「NORMAL」「ECO」と3つのドライブモードがあり、「ECO」ないし「SMART」に設定しているときはe-POWERドライブが作動して、アクセルペダルの踏み戻しで車速の調整を可能にすることでブレーキペダルを踏む回数を減らすことができる[21]。また、発動用エンジンの作動タイミングの制御の最適化によりエンジンの作動頻度を減らし、車体そのものの遮音性能を向上させることで静粛性を高めた[22]。
外観は「ダブルVモーショングリル」や「フローティングルーフ」が、ヘッドランプにはLEDが採用された。ボディカラーはブリリアントホワイトパール3コートパール(特別塗装色)、ブリリアントシルバーメタリック、チタニウムカーキパールメタリック(特別塗装色)、ラディアントレッドパール、ナイトベールパープルチタンパール、ダークブルーパールメタリック、プレミアムホライズンオレンジパールメタリック(特別塗装色)、ピュアブラックパールメタリック、サンライトイエローパール(特別塗装色)の9色が設定されるほか、ピュアブラックパールメタリックと組み合わせた2トーン(特別塗装色)も設定され、ブリリアントホワイトパール3コートパール、ラディアントレッドパール、プレミアムホライズンオレンジパールメタリックの3色に、2トーン専用設定のダークメタルグレーメタリックを加えた4色が設定される。
安全面では運転支援技術「プロパイロット」や「SOSコール」が全車に標準装備されるほか、「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や「踏み間違い衝突防止アシスト」も標準装備される。プロパイロットはステアリングホイール右側のスイッチで起動し、5 km/hきざみで設定が可能な前走車との追従における操舵アシストが機能する[21]。車体後方の映像をディスプレイに表示する電子ミラー、インテリジェントルームミラーはパナソニック製でフレームレス構造を採用した[23]。
グレード体系は「X」と「X ツートーンインテリアエディション」の2グレードが設定される。「X」はインストやドアトリムクロスがブラックで、シート地は合皮/織物コンビシートを採用。「X ツートーンインテリアエディション」はインストやドアトリムクロスをオレンジタンに、シート地を合皮にそれぞれ変更されるほか、「X」ではセットオプションとなる前席ヒーター付シート、ステアリングヒーター、寒冷地仕様の3点が標準装備される。
WLTCモードによる排出ガス及び燃料消費率(燃料消費率はJC08モードも併記)に対応しており、日本国内における日産車で初となる「平成30年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆☆)」認定を取得し、「2020年度燃費基準+50%」を達成する。
2022年度マイナーチェンジ
e-POWERがE13型ノートや派生車種のノート オーラと同じ第2世代へ移行し、低速走行時のエンジン始動頻度を低減。e-Pedal Stepの操作性が改善されるとともに、SPORTやECOモード設定時でもBレンジへの切替が可能となった。燃費性能が改善されたことで、「2030年度燃費基準90%達成車」に向上された[24]。なお、第2世代e-POWERへの移行に伴い、車両型式がRP15型に変更された。さらに、キックスで初となる四輪駆動モデルを「e-POWER 4WD」として設定。フロントだけでなくリアにもモーターを搭載した完全電動四輪駆動で、前後のトルク配分を自在にコントロールすることで高いコーナリング性能を発揮し、高速道路での追い越しの際にアクセルペダルを強く踏み込んだ場合になめらかな車線変更と力強い加速を実現させ、減速時にはアクセルオフと同時にリアモーターで回生を行うことで車体の前のめりを抑えてなめらかに減速し、滑りやすい路面では右左折時でもスムーズに発進し、深雪時でも緻密なトルクコントロールにより過剰なタイヤの空転を抑えて走行。制動距離が2WD車に比べて短く、安定して停車が可能である。
安全装備が強化され、車両前方に搭載されたミリ波レーダーにより2台前を走る車両の車間や相対速度をモニタリングし、減速が必要と判断されたときにはディスプレイ表示とブザーでドライバーに注意喚起することでブレーキの踏み遅れによる玉突き事故回避を支援する「インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)」をコンパクトSUVで初めて採用され、全車に標準装備された。
センターコンソールやシフトレバーのデザインが一新され、「X ツートーンインテリアエディション」は現行のオレンジタンに加えて、ベージュを追加。新グレードとして、グリルとフロントバンパーロアのフィニッシャーをダーククローム調に、内装をブラウンにそれぞれ変えるとともに、バックドアフィニッシャー(LEDリヤコンビネーションランプ一体型デザイン)を追加し、インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)やインテリジェント ルームミラーを標準装備した「X スタイルエディション」を追加した(4WD車は「X FOUR」・「X FOUR ツートーンインテリアエディション」・「X FOUR スタイルエディション」となる)。
AUTECH
日本仕様には専用に、カスタムカーの「AUTECH」がラインアップに並ぶ。これは基本的なグレードである「X」に、外観はダーククロームのグリルフィニッシャー、ドットパターンとしたフォグランプフィニッシャー、メタル調フィニッシュのプロテクター(フロント・サイドシル・リア)、AUTECH専用エンブレム(フロント・リア)で構成された専用エクステリアをはじめ、フロントバンパーに青く光るシグネチャーLEDが採用されたほか、サイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラーはメタル調フィニッシュに、17インチアルミホイールはガンメタリック塗装にそれぞれ変更された。内装では、シート地やドアトリムにレザレットを採用し、シートとステアリングはブルーステッチ付のブルー/ブラックコンビ(シートには海面の波の動きをモチーフとした模様と「AUTECH」刺繍も施される)、ドアトリムはブルーにそれぞれ変え、インストパッド・シフトノブベース・センターコンソール(アームレスト、コンソールボックス付)にはブルーステッチが、シフトノブベースフィニッシャーにAUTECHエンブレムがそれぞれ施された。
そのほか、ベースグレードではセットオプション設定となるインテリジェント アラウンドビューモニター、インテリジェント ルームミラー、前席ヒーター付シート、ステアリングヒーター、寒冷地仕様が標準装備される。
ボディカラーはモノトーンはブリリアントホワイトパール3コートパール(特別塗装色)とピュアブラックパールメタリックの2色。ピュアブラックパールメタリックと組み合わせた2トーン(特別塗装色)にはブリリアントホワイトパール3コートパールに加え、「AUTECH」専用となるダークブルーパールメタリックの2色が設定される。
2022年のマイナーチェンジではベース車同様の改良を行うとともに、「X スタイルエディション」と同じバックドアフィニッシャー(LEDリアコンビネーションランプ一体型デザイン)を追加。「X FOUR」をベースとした4WDモデルが追加された。
年表
- 2020年
- 5月15日 - タイにて電動パワートレイン「e-POWER」を搭載し、フェイスリフトしたモデルの販売が開始された。HR12DE1.2Lの3シリンダーのガソリンエンジンと、EM57電気モーターを組み合わせた前輪駆動となっている。尚、このモデルはタイにおいて現地生産される[25]。
- 6月5日 - 日本公式サイトで先行公開サイトが設けられる。
- 6月24日 - 日本仕様が公式発表された(6月30日発売)[26]。日本にはタイ仕様が導入される。
- なお、販売開始のタイミングでジュークの日本での販売が終了(生産は2019年12月で終了)となり、北米に続いて日本でもジュークの後継車種としての位置づけを担うこととなった(詳細は先述のとおり)。
- 7月7日 - 横浜ゴムによる新車装着タイヤの提供を発表[27]。BluEarth E70(205/55R17 91V)を採用した。
- 7月9日 - シンガポールにてe-POWER搭載車の販売が開始された[28]。
- 10月1日 - 日本仕様が3代目ルークスと共に2020年度グッドデザイン賞を受賞したことが発表された[29]。
- 2021年
- 1月15日 - 日本仕様にオーテックジャパン(現・日産モータースポーツ&カスタマイズ)によるカスタムカー「AUTECH」の追加設定が発表された(3月3日発売)[30]。「AUTECH」では7車種目の設定となり、SUVではエクストレイルに次いでの設定となる。
- 4月 - 日本仕様車を仕様変更。「2030年度燃費基準85%達成車」となった[24]。
- 11月2日 - 日本仕様車に特別仕様車「コロンビアエディション」が発売された[31]。500台の限定販売となる。
- 総合アウトドアメーカーのコロンビアスポーツウェアジャパンとの共同企画により設定された。「X」をベースに、フロントに装着されるブルーのグリルステッカー、サイドとリアに装着される「Columbia」のロゴステッカー、ブラックのプロテクター(フロントアンダー/サイドシル/リアアンダー)、インピスタ社製のCORDURA Fablic(305デニール)を使用し、生地に防水加工を施したフロントシートエプロン(運転席・助手席)、シートバックポケット(運転席・助手席)、ラゲッジシート、通常はディーラーオプションとして用意されているフロアカーペット(エクセレント、消臭機能付/ブラック)とRadi-Cool製サンシェード(車外取付タイプ)で構成された「コロンビアパッケージ」が特別装備される[注釈 1]。
- ボディカラーはダークブルーパールメタリックとチタニウムカーキパールメタリック(特別塗装色)の2色を設定。
- 2022年
- 7月19日 - 日本仕様車をマイナーチェンジ[32]。
- 10月22日 - メキシコ日産がe-POWER仕様をメキシコで発売[33]。
- 2023年
- 1月10日 - 今後の部品供給リスクが更に見込まれること、並びにすでに注文を受けているユーザーへの確実な納車を優先させるため、この日から日本仕様車が一時オーダーストップ(受注停止)された[34]。
- 4月10日 - 日本仕様車において、世界的な原材料費や物流費などの高騰を鑑み、カタロググレードは全グレード一律20.02万円、「AUTECH」は一律22.22万円(いずれも10%の消費税込)値上げする価格改定を実施の上、3ヶ月ぶりに注文受付が再開された[35]。
- 2024年
- 5月16日 - 日本仕様車の仕様向上及び90周年記念車「90th Anniversary」が発表された(6月20日発売)[36]。
- 「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)」が全車標準装備され、「X スタイルエディション」で採用されていたリアコンビランプ一体型バックドアフィニッシャーを全車に拡大採用。ステアリングの素材にスムースレザーが採用された。なお、ボディカラーはナイトベールパープルチタンパールを廃止。また、2022年7月にフルモデルチェンジを実施したT33型エクストレイルと同様、フロントとリアのエンブレム、ステアリングとアルミホイールの中央のCIが2020年7月からの現行CIに変更され、同時にインテリジェントキーのデザインもT33型エクストレイル・C28型セレナ等と同様なデザインに刷新した。また、「X スタイルエディション」を廃止し、従来同グレード専用の内装色だったブラウン内装は「X ツートーンインテリアエディション」に編入され、3色の内装色から選択可能となった。
- 「90th Anniversary」は「X」/「X FOUR」をベースに、外観はドアミラーをカッパーストライプ付のブラック、アルミホイールをガンメタリック、ルーフレールをカッパーにそれぞれ変え、グリルにカッパーのフィニッシャーを追加。内装はダブルステッチと「90th Anniversary」タグが施された合成/織物コンビシートの専用シートが採用されるとともに、ベースグレードではメーカーセットオプション設定となるステアリングヒーター、前席ヒーター付シート、寒冷地仕様の3点と同じくメーカーオプション設定となるインテリジェント ルームミラーが特別装備された。ボディカラーはモノトーン5色、2トーン3色の全8色が設定される。
- 日産モータースポーツ&カスタマイズ扱いの「AUTECH」も仕様向上され、ステアリングにスムースレザーが採用されたほか、ボディカラーにラディアントレッドパールメタリック/ピュアブラックパールメタリック 2トーン(特別塗装色)が追加され、5色となった。
- 日本仕様 X ツートーンインテリアエディション
-
2020年6月発売型 フロント
-
2020年6月発売型 リア
-
2020年6月発売型 インテリア
- AUTECH
-
2021年3月発売型 フロント
-
2021年3月発売型 リア
-
2021年3月発売型 インテリア
安全性
2018年8月1日、メキシコの自動車雑誌「Autología」は、キックスのファンエディション仕様でムーステストを実施した。このテスト車両には横滑り防止装置(ESP)がなかったため、キックスは65 km/hでテストを実行しているときに横転しそうになった。ESPを搭載したハイスペックモデルもテストされ、4本のタイヤを同じ速度で地面につけ続けることができたものの、ドライバーは車が道路に戻ることができるとは感じられず、テストは失敗となった[37][38]。
IIHSスコア:日産・キックス
|
2018[39] |
2019[40] |
2020[41] |
2021[42] |
2022[43] |
2023[44] |
2024[45]
|
スモールオーバーラップテスト(運転席) |
優 |
優 |
優 |
優 |
優 |
優 |
優
|
スモールオーバーラップテスト(助手席) |
良 |
良 |
優 |
優 |
優 |
優 |
優
|
オーバーラップテスト |
優 |
優 |
優 |
優 |
優 |
優 |
優
|
サイド |
優 |
優 |
優 |
優 |
優 |
優 |
優
|
ルーフ強度 |
優 |
優 |
優 |
優 |
優 |
優 |
-
|
ヘッドレスト&シート |
優 |
優 |
優 |
優 |
優 |
優 |
-
|
ヘッドライト[注釈 2]
|
|
|
|
- |
- |
- |
-
|
前面衝突防止: 車対車 |
3/3 |
3/3 |
- |
- |
- |
-
|
チャイルドシートアンカー(LATCH)の使いやすさ |
優 |
優 |
優 |
優+ |
優+ |
優+ |
優+
|
自動車衝突安全テスト
機関
|
国
|
試験年
|
評価
|
備考
|
Latin NCAP[46]
|
ウルグアイ
|
2017年
|
- 大人用乗員保護 ★★★★
- 子供用乗員保護 ★★★★
|
最高評価は★★★★★である。
|
C-NCAP
|
中国
|
2017年
|
★★★★★
|
最高評価
|
ASEAN NCAP[47]
|
東南アジア
|
2020年
|
★★★★★ (86.93)
- 大人用乗員保護 34.06/36.00
- 子供用乗員保護 40.70/49.00
- 安全アシスト 13.57/18.00
|
最高評価
|
インド仕様車 D15型(2019年-2023年)
日産のインド子会社である日産モーター・インディアが2019年1月22日に発表・同日発売された[48][49]。ダチア・ダスターのOEMであるテラノの後継にあたり、価格は995,000ルピー(約150万円)から。先に販売されたP15型に似たスタイリングだが、P15型よりも大型化されており部品や板金をほとんど共有していない。しかしプラットフォームは日産のBプラットフォームをベースに開発されたダチアのプラットフォームを使用、これにより製造コストを削減している。
D15型は当初、ルノー・キャプチャーにも搭載されたH4K自然吸気ガソリンエンジンとK9Kディーゼルエンジンを搭載し、どちらも6速マニュアルトランスミッションと組み合わされていた。2020年5月、日産はバーラトステージ6排出ガス基準の実施により、ディーゼルエンジンを廃止した。その代わりに、HR13DDTガソリンターボチャージャー付きエンジンがラインアップに入った。ターボエンジンの定格は156 hp (158 PS; 116 kW)と254 N⋅m (187 lb⋅ft; 26 kg⋅m)で、日産はこのセグメントで最も強力であるとアピールした[50][51]。また、変速機にはエクストロニックCVTも初めて設定された[52]。
本車種は、2019 クリケット・ワールドカップの公式車に選ばれた[53]。
日産は2023年、販売不振を理由に市場での販売を終了すると発表し、インドでの生産を終了を明らかにした。キックス自体もバーラトステージ6・フェーズ2排出ガス規制に準拠していなかった[54]。
評価
e-POWER搭載車についてはフリーランスの評論家、遠藤正賢がモーターファンの記事で内外装の品質を褒めている[55]。しかし荷室は広くても、前席はフィット感は良い割にサイズが小さく、後席はホールド性・フィット感とも不充分と述べ、足元のスペースも狭いことからあまり快適でないようだった。乗り心地はいまひとつで、舗装路では「ほぼ無音、タイヤノイズも極めて少ないため、刺激がなさすぎて眠気を催してしまうほど」といった一方で、荒れた路面に入れば「タイヤノイズとフロアの振動が盛大になり、凹凸ではこれにリヤからの突き上げも加わるため、否が応でも目を覚まさざるを得なくなる」といったギャップを指摘した。また、実燃費も併せて計測しており、一般道ならば26.6 km/LでほぼWLTC市街地モード燃費である26.8 km/Lに近い数値をマークしたが、高速道路に入れば燃費は20.0 km/Lと、WLTC高速道路モードの20.8 km/Lより若干低くなり、新東名の制限速度120 km/h区間で計測すると燃費は15.2 km/Lと大幅低下、高速域を苦手とするe-POWERの特性が数値からも浮き彫りとなった。まとめとして、都心部の街乗りでこそ長所が多いものの、高速道路を長距離長時間走り続けるのには全く適していないと述べている。
これとは対称的に、Autocar Indiaの編集者であるオムカー・シェンジが同誌の記事で、インド仕様車を非常に褒めていた。インド仕様車は「悪路でも自信を持って走り、高速走行でも安定感がある」と評価しており、マイルドな特性にも関わらずルノー・キャプチャーよりも鋭くスピードを上げるのを特徴として挙げ、日常の運転でパワー不足を感じることはないと述べた[56]。
販売
日本でキックスが発売されたのはコロナ禍の最中だったとはいえ、最初は納期が遅れていたものの、2020年11月から増産体勢に入り、ほぼ年内に納車できるように整えた[2]。
なお、日産は社内での目標は設定しているものの、正確な月販目標台数を公表していない。
販売台数の推移
年
|
日本
|
ブラジル
|
アルゼンチン
|
コロンビア
|
メキシコ
|
中国[57]
|
台湾
|
米国[58]
|
カナダ
|
タイ
|
インドネシア
|
UAE
|
インド (D15)
|
2016
|
|
10,712[59]
|
|
|
5,264[60]
|
|
|
|
|
|
|
|
|
2017
|
|
33,464[61]
|
1,582[62]
|
2,568[63]
|
22,438[64]
|
44,142
|
|
|
|
|
|
2,411[65]
|
|
2018
|
|
46,812[61]
|
6,533[66]
|
4,021[67]
|
21,801[64]
|
35,864
|
6,554[68]
|
23,312
|
352[69]
|
|
|
3,824[70]
|
|
2019
|
|
56,062[71]
|
4,575[72]
|
3,510[73]
|
17,837[74]
|
47,785
|
16,882[75]
|
58,193
|
4,290[76]
|
|
|
3,491[77]
|
4,776[78]
|
2020
|
18,326[79]
|
36,444[80]
|
4,938[81]
|
2,091[82]
|
10,792[83]
|
26,373
|
15,739[84]
|
58,858
|
3,858[76]
|
1,351[85]
|
153[86]
|
2,095[87]
|
1,817[88]
|
2021
|
35,044[89]
|
36,527[90]
|
5,525[91]
|
3,864[92]
|
13,988[93]
|
18,813
|
12,762[94]
|
82,960
|
4,618[95]
|
1,368[96]
|
592[97]
|
|
1,860[98]
|
2022
|
18,697[99]
|
38,942[100]
|
4,502[101]
|
1,658[102]
|
16,265[103]
|
10,501[104]
|
12,676[105]
|
54,879
|
1,536[106]
|
4,909[107][108]
|
467
|
|
1,438[109]
|
2023
|
15,778[99]
|
50,781[110]
|
4,700[111]
|
1,829[112]
|
19,322[113]
|
8,111[114]
|
9,085[115]
|
66,820[116]
|
3,031[117]
|
5,487[118][119]
|
141[120]
|
|
|
2024
|
|
60,444[121]
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
車名の由来
名前は英語の"kick"の変化形であり、これは口語としては「(ウイスキーなどの)刺激性、ぐっとくる酔い」「元気、活力」「興奮、おもしろみ」などを表す[122]。また動詞としては「地面を蹴る」ようすを表し、転じて「靴」という意味がある。つまり「新しいこと、新しい道、新しい場所、もっともっと遠くへ蹴りだし進んでいく」という意味も込められており[21]、スニーカーのような感じで気軽に乗れるクルマを意識している。
その他
- キックスは2018年時点で米国運輸省道路交通安全局(英語版)(NHTSA)のテストを受けていなかったが、その後テストされ結果が公表されている[123]。
- この手の車には前輪駆動と四輪駆動を揃えることが一般的となっているが、デビュー当初のキックスは前輪駆動のみのラインナップとなっていた。前述したように2022年7月に日本仕様車のマイナーチェンジに伴い、四輪駆動を新たにラインナップした。
脚注
注釈
- ^ なお、一部の装備は梱包状態での渡しとなるため、納車後、ユーザー自身で装着する必要がある。
- ^ トリム/オプションによって異なる。
出典
- ^ a b Zac Palmer (2020年12月8日). “2021 Nissan Kicks refreshed with butch styling and a nicer interior”. autoblog. 2025年1月14日閲覧。
- ^ a b c d 鈴木慎一 (2020年10月19日). “日産キックス車両開発主管に訊く「なぜジュークでなくてキックス?」そこにはキックスのポテンシャルがあった(前編)”. Motor-Fan.jp. 2025年1月14日閲覧。
- ^ 鈴木慎一 (2020年10月19日). “日産キックス車両開発主管に訊く「キックスがe-POWER専用である理由」第一世代e-POWERの完成形を搭載したキックス(後編)”. Motor-Fan.jp. 2025年1月14日閲覧。
- ^ “2019年度決算報告及び事業構造改革計画”. www.nissan-global.com. 2020年6月20日閲覧。
- ^ “New Nissan Kicks crossover revealed but no word on UK launch”. 28 July 2016閲覧。
- ^ Ltd, NISSAN MOTOR Co. “Nissan Kicks goes on sale in China”. REPORT. 16 May 2020閲覧。
- ^ “2018 Nissan Kicks compact utility vehicle makes North American debut at the Los Angeles Auto Show”. Nissan News USA (29 November 2017). 16 May 2020閲覧。
- ^ Stocksdale, Joel (30 November 2014). “Nissan Kicks is a terrible Juke replacement”. Autoblog. 1 December 2017閲覧。
- ^ George, Patrick (29 November 2014). “The 2018 Nissan Kicks The Juke Into The Grave As Boring Rules The Day”. Jalopnik. 1 December 2017閲覧。
- ^ García, Gerardo (2024年8月12日). “Nissan venderá el Kicks anterior junto al nuevo en México: así cambian el nombre, sus versiones y el precio” (スペイン語). Motorpasión México. 2024年10月22日閲覧。
- ^ “【サンパウロモーターショー14】日産、キックス・コンセプト 初公開…小型クロスオーバー”. Response. (2014年10月29日). 2016年5月5日閲覧。
- ^ 『日産自動車、「Kicks Concept」をサンパウロモーターショーで公開』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2014年10月29日。https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-8ab5afb6ac5815aaf4d38691cec0a14a-141029-01-j。2020年6月28日閲覧。
- ^ “日産、"サンバ"に基づいたカーニバルな「キックス サンバ コンセプト」を披露”. (2015年2月28日). https://ameblo.jp/tksnt283/entry-11995579237.html
- ^ 『日産自動車、新型「キックス」をブラジル レゼンデ工場で生産』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2016年1月4日。https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-f53b23c44e9906242924b3d4a5000fc0-160106-01-j。2020年6月28日閲覧。
- ^ 『日産自動車、ブラジルで新型コンパクトクロスオーバー「キックス」を発表』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2016年5月10日。https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-26b8da154aba80d4c575c68d4e001feb-160510-02-j。2020年6月28日閲覧。
- ^ 『日産、中国で「キックス」、「ナバラ」、「Vmotion 2.0」を上海モーターショー2017で公開』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2017年4月19日。https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-706acd3deac08a6e3f9854c61f0122dc-170419-01-j。2020年6月28日閲覧。
- ^ “日産 キックス 米国導入…グローバル小型クロスオーバー”. Response.jp. (2017年11月30日). https://response.jp/article/2017/11/30/303136.html
- ^ “THE BRAND NEW 2018 NISSAN KICKS™” (英語). (2018年6月21日). https://www.nissanusa.com/crossovers/kicks/
- ^ “いい加減に日本でも発売して!日産が大人気クロスオーバー「キックス」にプロサーファーとコラボした”サーフ・コンセプト”を設定”. Life in the FAST LANE.. (2019年3月1日). http://intensive911.com/?p=171461
- ^ “レッド加飾が強烈!? 日産、“限定1000台SUV”キックス特別仕様を伯市場に投入! 約350万円”. くるまのニュース. 2022年12月5日閲覧。
- ^ a b c 生江凪子 (2021年3月5日). “日産 キックスは、ニューバランス996のようなクルマなのだ!”. Motor-Fan.jp. 2025年1月14日閲覧。
- ^ “日産・キックスのメカニズムを徹底解説!ストロングポイントをより強く”. Motor-Fan.jp. p. 2 (2020年8月28日). 2025年1月14日閲覧。
- ^ Motor Fan illustrated編集部 (2020年8月26日). “日産KICKSのインテリジェントルームミラーはパナソニック製”. Motor-Fan TECH. 2025年1月14日閲覧。
- ^ a b “日産:キックス KICKS 電気自動車(e-POWER) |環境・品質”. 日産自動車株式会社. 2021年5月7日閲覧。
- ^ “小型SUV「キックス」、日産がタイから逆輸入のワケ”. ニュースイッチ. (2019年11月24日). https://newswitch.jp/p/20126
- ^ 『新型車「日産キックス」を発表』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2020年6月24日。https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-580121f8a8c845590611b2e24300f56b-200624-01-j。2020年6月24日閲覧。
- ^ “日産の新型コンパクトSUV、キックスの新車装着タイヤに横浜ゴムの「BluEarth E70」が採用”. Motor-Fan.jp (2020年7月7日). 2025年1月14日閲覧。
- ^ “Nissan launches all new Kicks e-POWER in Singapore” (英語). sgCarMart.com (2020年7月9日). 2021年7月25日閲覧。
- ^ 『「日産ルークス」、「日産キックス」が「2020年度グッドデザイン賞」を受賞』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2020年10月1日。https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-93464f7850c37fb62e4006e3340ed3a8-201001-03-j。2020年10月2日閲覧。
- ^ 『日産キックス「AUTECH」を発表』(プレスリリース)日産自動車、オーテックジャパン(2社連名)、2021年1月15日。https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-beb6420a9f2916baf13a4ed150387c47-210115-01-j。2021年1月15日閲覧。
- ^ 『特別仕様車「キックス コロンビアエディション」を発表』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2021年11月2日。https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-19ece0b4021c4f39a563d40ffa27ee68-211102-01-j。2021年11月2日閲覧。
- ^ 『「キックス」をマイナーチェンジ』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2022年7月19日。https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-78c2698d60c264e7844a86167e21c15f-220719-01-j。2022年7月19日閲覧。
- ^ “「手頃な価格で購入できる」日産、最新SUV「キックス e-POWER」を連投!? 墨市場で発売 約417万円から(くるまのニュース)”. LINE NEWS. 2022年10月24日閲覧。
- ^ “キックス ご注文一時停止のお知らせ”. 日産自動車株式会社 (2023年1月10日). 2023年4月10日閲覧。
- ^ 『一部車両の価格改定について』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2023年4月10日。https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-59fdaa4ff6320fc49d0908ab722aad61-230410-01-j。2023年4月10日閲覧。
- ^ “日産、「キックス」仕様向上 90周年記念車とあわせて6月20日発売”. Car Watch (2024年5月16日). 2024年5月16日閲覧。
- ^ “TestTécnico: Nissan Kicks y su alto riesgo de volcadura sin ESP, prueba hecha en México” (スペイン語). Autología (1 August 2018). 10 September 2018閲覧。
- ^ Oliva, Jacob (9 August 2018). “Here's Why ESP In Nissan Kicks And Other Crossovers Is Important”. Motor1.com. 11 September 2018閲覧。
- ^ “2018 Nissan Kicks 4-door hatchback”. IIHS-HLDI crash testing and highway safety. 2025年1月14日閲覧。
- ^ “2019 Nissan Kicks 4-door hatchback”. IIHS-HLDI crash testing and highway safety. 2025年1月14日閲覧。
- ^ “2020 Nissan Kicks 4-door hatchback”. IIHS-HLDI crash testing and highway safety. 2025年1月14日閲覧。
- ^ “2021 Nissan Kicks 4-door hatchback”. IIHS-HLDI crash testing and highway safety. 2025年1月14日閲覧。
- ^ “2022 Nissan Kicks 4-door hatchback”. IIHS-HLDI crash testing and highway safety. 2025年1月14日閲覧。
- ^ “2023 Nissan Kicks 4-door hatchback”. IIHS-HLDI crash testing and highway safety. 2025年1月14日閲覧。
- ^ “2024 Nissan Kicks 4-door hatchback”. IIHS-HLDI crash testing and highway safety. 2025年1月14日閲覧。
- ^ “Official results of the Nissan Kicks + 2 Airbags 2017”. LATIN NCAP - PARA AUTOS MAS SEGUROS. 2025年1月14日閲覧。
- ^ Draft 3 Nissan Kicks Digital Report
- ^ “Nissan Kicks launched in India, Prices start at INR 9.55 lakh”. Indian Autos Blog (2019年1月22日). 2025年1月14日閲覧。
- ^ “Indian-spec Nissan Kicks officially unveiled, will be launched in January 2019”. Indian Autos Blog (2018年10月18日). 2025年1月14日閲覧。
- ^ “All New Nissan Kicks 2020 To Drive In With Turbo Engine And Nissan'S Acclaimed X-Tronic Cvt”. Nissan. 16 May 2020閲覧。
- ^ “Nissan Kicks set to get 156hp, 1.3-litre turbo-petrol engine”. Autocar India. 16 May 2020閲覧。
- ^ Chakravarty, Shubhodeep (29 April 2020). “2020 Nissan Kicks BS 6 to get 1.3L turbo petrol engine, X-Tronic CVT gearbox”. Hindustan Times. 16 May 2020閲覧。
- ^ “Nissan takes cricket fans to CWC 2019”. Nissan. 5 October 2019閲覧。
- ^ “Nissan Kicks No Longer On Sale In India Due To BS6 Phase 2 Norms | CarDekho.com” (英語). CarDekho. 2024年3月28日閲覧。
- ^ 遠藤正賢 (2021年3月26日). “日産キックス600km試乗インプレ:80km/h以上の速度域では燃費が劇的に悪化。荒れた路面での強烈なNVHからも「街乗り専用」の性格が浮き彫りに【最新の軽&コンパクトはファーストカーとして使えるか?”. Motor-Fan.jp. 2025年1月14日閲覧。
- ^ Omkar Shendge (2019年2月26日). “2019 Nissan Kicks petrol review, test drive”. Autocar India. 2025年1月14日閲覧。
- ^ “Nissan Kicks China auto sales figures”. carsalesbase.com (11 August 2017). 4 September 2019閲覧。
- ^ “Nissan Kicks US car sales figures”. carsalesbase.com (4 July 2018). 12 January 2021閲覧。
- ^ “Focus2move| Brazil best selling cars 2016 - The Top 100”. focus2move.com (29 January 2017). 4 September 2019閲覧。
- ^ “Nissan Kicks - Sales all over the World - 2016 year”. www.chinamobil.ru. 2024年8月22日閲覧。
- ^ a b “Focus2move| Brazil best selling cars 2018. The top 100”. focus2move.com (2 January 2019). 4 September 2019閲覧。
- ^ “Así fueron las ventas totales en 2017” (スペイン語). Motor1.com. 2023年1月23日閲覧。
- ^ “Nissan Kicks - Sales all over the World - 2017 year”. www.chinamobil.ru. 2024年8月22日閲覧。
- ^ a b “Focus2move | Mexico Cars Market 2018 - Facts & Data”. focus2move.com (29 January 2019). 4 September 2019閲覧。
- ^ “Nissan Kicks - Sales all over the World - 2017 year”. www.chinamobil.ru. 2024年8月22日閲覧。
- ^ “Así fueron las ventas totales en 2018” (スペイン語). Motor1.com. 2023年1月23日閲覧。
- ^ “Nissan Kicks - Sales all over the World - 2018 year”. www.chinamobil.ru. 2024年8月22日閲覧。
- ^ “Focus2move| Taiwan Best Selling Cars - The top of 2018”. focus2move.com (19 June 2019). 6 October 2019閲覧。
- ^ “Nissan Group reports record December and 2018 calendar year Canadian sales” (英語). Official Canada Newsroom (2019年1月3日). 2024年2月7日閲覧。
- ^ “Nissan Kicks - Sales all over the World - 2018 year”. www.chinamobil.ru. 2024年8月22日閲覧。
- ^ AutoPapo (ポルトガル語), Os carros mais vendidos em 2019 no Brasil: confira lista completa, https://autopapo.com.br/noticia/carros-mais-vendidos-brasil-2019/ 10 February 2020閲覧。
- ^ “Así fueron las ventas totales en 2019” (スペイン語). Motor1.com. 2023年1月23日閲覧。
- ^ “Nissan Kicks - Sales all over the World - 2019 year”. www.chinamobil.ru. 2024年8月22日閲覧。
- ^ García, Gerardo (10 January 2020). “Los 374 autos más vendidos de México: la lista completa porque el top 10 ya te lo sabes” (スペイン語). Motorpasión México. 10 February 2020閲覧。
- ^ “Focus2move| Taiwan Best Selling Cars - The top of 2020”. focus2move.com (20 January 2020). 29 January 2020閲覧。
- ^ a b “Nissan Group reports Fourth-Quarter and 2020 calendar year Canadian sales” (英語). Official Canada Newsroom (2021年1月5日). 2024年2月7日閲覧。
- ^ “Nissan Kicks - Sales all over the World - 2019 year”. www.chinamobil.ru. 2024年8月22日閲覧。
- ^ M, Surendhar (13 January 2020). “Sales Analysis Of Newly Launched Cars In 2019 - Harrier To Seltos”. Gaadiwaadi.com. 29 January 2020閲覧。
- ^ administrator (8 January 2021). “【国産乗用車編】2020年12月&2020年1月~12月の登録車新車販売台数ランキング15を一挙公開!12月度も累計も全てトヨタ新型ヤリスが圧勝! | ページ 2”. Creative Trend. 12 January 2021閲覧。
- ^ “Carros mais vendidos do Brasil em 2020” (ポルトガル語). AUTOO (1 January 2016). 12 January 2021閲覧。
- ^ “Así fueron las ventas totales en 2020” (スペイン語). Motor1.com. 2023年1月23日閲覧。
- ^ “Nissan Kicks - Sales all over the World - 2020 year”. www.chinamobil.ru. 2024年8月22日閲覧。
- ^ García, Gerardo (2021年1月8日). “Los 377 autos más vendidos de México en 2020: la lista completa del ranking de ventas” (スペイン語). Motorpasión México. 2021年1月12日閲覧。
- ^ “休旅時代來臨 2020暢銷車排行榜出爐!” (中国語). 發燒車訊. 2021年1月30日閲覧。
- ^ “Sales Report : ยอดขาย SubCompact Crossover เดือน ธันวาคม 63 : Toyota Corolla Cross อันดับ 1 แตะ 3,000 คัน” (タイ語). HeadLight Magazine (2021年1月27日). 2021年3月10日閲覧。
- ^ Arifin, Ridwan (2021年2月10日). “Nissan Kicks e-Power Ludes Terjual, Jadi Mobil Hybrid Terlaris di RI?”. Indonesia: Trans Media. https://oto.detik.com/mobil/d-5368512/nissan-kicks-e-power-ludes-terjual-jadi-mobil-hybrid-terlaris-di-ri 2022年1月18日閲覧。
- ^ “Nissan Kicks - Sales all over the World - 2020 year”. www.chinamobil.ru. 2024年8月22日閲覧。
- ^ “OEMwise & Modelwise Car Sales Figures for Calendar Year 2020” (英語). Autopunditz (2021年2月23日). 2021年2月27日閲覧。
- ^ “【国産乗用車編】2021年12月&1月~12月度最新版の登録車新車販売台数ランキング!やはりトヨタ新型ヤリス/カローラシリーズは強かった!レクサス新型NXも46位にランクイン | ページ 2”. Creative Trend (2022年1月11日). 2022年1月11日閲覧。
- ^ “Carros mais vendidos do Brasil em 2021” (ポルトガル語). AUTOO (3 January 2021). 2022年1月11日閲覧。
- ^ “Así fueron las ventas totales en 2021” (スペイン語). Motor1.com. 2023年1月23日閲覧。
- ^ “Nissan Kicks - Sales all over the World - 2021 year”. www.chinamobil.ru. 2024年8月22日閲覧。
- ^ García, Gerardo (2022年1月8日). “Los 379 autos más vendidos de México en 2021: la lista completa del ranking de ventas” (スペイン語). Motorpasión México. 2022年1月11日閲覧。
- ^ Munoz, Felipe (2022年1月7日). “2021 Results” (英語). Fiat Group World. 2022年2月3日閲覧。
- ^ “Nissan Group reports fourth-quarter 2021 and calendar year 2021 Canadian sales” (英語). Official Canada Newsroom (2022年1月5日). 2024年2月7日閲覧。
- ^ “ยอดจดทะเบียน B-SUV ในปี 2021 นำโด่ง Toyota Corolla Cross แต่เกิดอะไรขึ้นกับ Honda กันเนี่ย | AutoFun” (タイ語). AutoFun Thailand (2022年1月11日). 2022年1月18日閲覧。
- ^ Sigit (2022年1月17日). “Ini Mobil Listrik Paling Laris Di Indonesia Tahun 2021”. Indonesia: KabarOto. https://kabaroto.com/post/read/ini-mobil-listrik-paling-laris-di-indonesia-tahun-2021 2022年1月18日閲覧。
- ^ “Car Sales in India, 2021 year”. www.chinamobil.ru. 2024年7月3日閲覧。
- ^ a b “日産 キックス 新車販売台数の推移/売れ行きと生産状況は? - クルマを買う!”. kuru-ma.com. 2023年3月30日閲覧。
- ^ “Carros mais vendidos do Brasil em 2022”. AUTOO (2022年2月3日). 2023年1月23日閲覧。
- ^ “Así fueron las ventas en diciembre (y totales) 2022” (スペイン語). Motor1.com. 2023年1月23日閲覧。
- ^ “Nissan Kicks - Sales all over the World - 2022 year”. www.chinamobil.ru. 2024年8月22日閲覧。
- ^ García, Gerardo (2022年1月8日). “Los 371 autos más vendidos de México en 2022: el ranking completo con todos los modelos” (スペイン語). Motorpasión México. 2023年1月14日閲覧。
- ^ “【易车销量榜】全国2022年日产零售量销量榜-易车榜-易车”. car.yiche.com. 2024年1月13日閲覧。
- ^ “2022年度臺灣汽車市場銷售報告:總市場Top 10” (中国語). U-car. 2025年1月14日閲覧。
- ^ “Nissan Group reports fourth-quarter 2022 and calendar year 2022 Canadian sales” (英語). Official Canada Newsroom (2023年1月4日). 2024年2月7日閲覧。
- ^ A, Moo Teerapat (2022年12月21日). “Sales Report ยอดขาย B-SUV / Crossover เดือน พฤศจิกายน 65 : Honda HR-V กลับมาครองแชมป์ 42.1%” (英語). Autolifethailand.tv. 2023年3月17日閲覧。
- ^ A, Moo Teerapat (2023年1月23日). “Sales Report ยอดขาย B-SUV / Crossover เดือน ธันวาคม 65 : Honda HR-V กลับมาครองแชมป์ 27.3%” (英語). Autolifethailand.tv. 2023年3月17日閲覧。
- ^ “Car Sales in India, 2022 year”. www.chinamobil.ru. 2024年7月3日閲覧。
- ^ “Carros mais vendidos do Brasil em 2023”. AUTOO (2023年2月8日). 2024年1月13日閲覧。
- ^ “Los 23 autos 0km más vendidos de la Argentina en 2023” (スペイン語). Parabrisas (2023年12月29日). 2024年1月13日閲覧。
- ^ “Nissan Kicks - Sales all over the World - 2023 year”. www.chinamobil.ru. 2024年8月22日閲覧。
- ^ García, Gerardo (2024年1月10日). “Los autos más vendidos en México en 2023: así queda el ranking con los 389 modelos” (スペイン語). Motorpasión México. 2024年1月13日閲覧。
- ^ “【易车销量榜】全国2023年日产零售量销量榜-易车榜-易车”. car.yiche.com. 2024年1月13日閲覧。
- ^ 聯合新聞網. “2023年台灣最熱賣車款出爐 其中一款已經停產” (中国語). 發燒車訊. 2024年1月13日閲覧。
- ^ “2023 U.S Auto Sales Figures – By Model (All Vehicle Ranked)” (英語). GCBC. 2024年1月13日閲覧。
- ^ “Nissan Group Reports Fourth Quarter and Annual Sales for 2023” (英語). Official Canada Newsroom (2024年1月3日). 2024年2月7日閲覧。
- ^ Teerapat A, Moo (2023年12月21日). “Sales Report ยอดขาย B-SUV / Crossover เดือน พฤศจิกายน 66 : Toyota Yaris Cross ครองแชมป์ 3,156 คัน” (タイ語). AutoLifeThailand.tv. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
- ^ Teerapat A, Moo (2024年1月25日). “Sales Report ยอดขาย B-SUV / Crossover เดือน ธันวาคม 66 : Toyota Yaris Cross ครองแชมป์ 2,967 คัน” (タイ語). AutoLifeThailand.tv. 2025年1月14日閲覧。
- ^ Herawati, Yunisa (2024年1月18日). “Ada Merek Mewah di Daftar 10 Mobil Hybrid Terlaris Tahun 2023” (インドネシア語). viva.co.id. 2025年1月14日閲覧。
- ^ “Carros mais vendidos do Brasil em 2024” (ポルトガル語). AUTOO (4 January 2025). 2025年1月14日閲覧。
- ^ 「kick」『新英和大辞典 第六版』研究社、東京都千代田区冨士見、2002年3月、1351頁。ISBN 4-7674-1026-6。
- ^ “2022 NISSAN KICKS” (英語). National Highway Traffic Safety Administration. 2023年6月11日閲覧。
関連項目
外部リンク