新潟県農業大学校
新潟県農業大学校(にいがたけんのうぎょうだいがっこう、英語:Niigata prefectural Agricultural College)とは、新潟県新潟市西蒲区にある新潟県立の農業大学校である。1979年に設置された。学校の略称は農大(のうだい)。 基礎データ所在地
アクセス設置学科
沿革
特色新潟県農業大学校のカリキュラムは、農業の基礎から実践までを身に付けることを目的に、教室内の講義、演習から理論を学び、農場の実習から理論を実践的に活用して習得するように、講義、演習、実習を一体的に行う学習方法をとる。そのため講義 演習と実習の時間配分が50:50となっており、理論に対する理解を深めることができる。 学科において実習の主要な科目である「経営実践・課題解決学習II」では、学生の主体性と責任を持った農場管理によって実践力を身に付ける。 稲作経営科は、10人程度のグループを作り、学生1人あたり50アールの水田を受け持ち、自ら責任を持って水稲の栽培管理を実践、同様に園芸経営科は3~5人程度のグループを作り、複数品目を組み合わせた農場経営を実践し、栽培から販売までの農業経営を学んでいる。畜産経営科は全員で乳牛、肉牛の飼育管理を実践し、畜産経営を学んでいる。 この様な農場経営の実践と併せて卒業論文に相当する試験研究課題(課題解決)を学生1人あたり1~2課題に取り組むことによって農業の生産現場あるいは指導機関、農業関係企業等において即戦力となる人材を育成している。学科を卒業すると専門士の称号が付与され、人事院規則で短期大学卒業と同等の扱いとなる。 学科卒業後に進学する場合は、当校研究科への進学の他、2008年(平成20年)度に専修学校の認可を受けているため、4年制大学3年次への編入が可能である。 学生生活部活動・クラブ活動・サークル活動野球、バスケットボール、サッカー(フットサル)、バドミントン、卓球など体育系の他、園芸、料理などのサークル活動がある。 それぞれ地域のクラブチームとの対戦や競技大会に出場するサークルもあるが、新潟県農業大学校、群馬県立農林大学校、埼玉県農業大学校、長野県農業大学校の4校で四県スポーツ交流大会と称するスポーツ交流が行われており、この大会を目標とするサークルが多い。 活動は学生の自治活動として行われるため、学生自治会の認可によって設立、予算配当が行われる。また、顧問として教職員を迎える方針としているため、近年、他の大学で問題とされている政治・宗教系のダミーサークルは存在しない。 農大祭(学園祭)10月中下旬の土曜日に「農大祭」と称する学園祭が開催される(2011年は10月22日)。全学生が企画、運営に関わり、米、野菜、果物などの農畜産物、焼きそば・豚汁等の販売、専攻別の展示、ふれあい動物園、もちつき等、多くのイベントが行われる。 特に農畜産物の販売は、実習として学生が自ら生産した農畜産物が格安な価格で提供されるため、多くの来場者が開会前から訪れる。1日間の開催であるが1,500人以上の来場者で賑わい、実りの秋にふさわしい「食」と「農」を感じられるイベントである。 学生寮学科は全寮制となっているため基本的に全学生が入寮することになる。学生寮は全て個室でプライバシーが確保されていることや、インターネット、洗面台が完備されており充実した設備となっている。研究科の入寮は任意となっている。 関連項目外部リンク |