改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵-
『改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵-』(かいぞうちょうじんシュビビンマン2 あらたなるてき、英題:Shockman(1992年版)、Cyber Citizen Shockman 2: A New Menace(2023年版))は、日本コンピュータシステムおよびウインズが開発しメサイヤより1991年4月26日に発売されたPCエンジン用横スクロールアクションゲーム。 概要前作『改造町人シュビビンマン』から2年後が舞台で、地球の侵略を目論む「ライオ帝国」にさらわれた豪徳寺博士を救出するべく、サイボーグ「シュビビンマン」である主人公の太助とキャピ子が新たな戦いに臨む。ストーリーは前作のコミカルな要素が排除されてシリアスな展開になり、新たなキャラクターとして、ライバルの「ジーダ」と「ミュー」が登場する[2]。 雑誌マル勝PCエンジンにて、同作のイラストを担当した漫画家の麻宮騎亜、しろー大野両氏も審査員として参加し、敵キャラクタ―デザインと2人のシュビビンマンシェイドの名称募集が行われた[3]。2000の応募作品から大賞1体、順賞1体、佳作4体の計6体のデザインが採用されゲームに敵キャラクタ―として登場し、シュビビンマンシェイドの名前としてジータとミューが採用された[4]他、同時に行っていた(どんなゲームを望むか等)のアンケートの結果もゲームに反映されている[5]。 ゲームシステム前作の攻撃手段は剣による近接攻撃と溜め撃ち攻撃の「シュビビーム」だったが、本作では協力シュビビームは健在だが見た目もシステムもロックマンに寄せ[6]て前方や上方向に放つショットとチャージショットのシュビビーム(Shockman、Cyber Citizen Shockman 2ではShockBeam)を用いる[2]。太助とキャピ子とでそれぞれ異なる必殺技が追加されているが特定のアイテムの入手が必要となる。 ステージは全部で8つあり、前作のようにステージを任意に選択する形式ではなく一本道となった。ジャンプおよびショットで敵を倒す「アクションステージ」と強制スクロールの「シューティングステージ」が交互に繰り返される構成で進行していく[2]。 ストーリー亜空魔団との戦いから2年、豪徳寺博士か元の身体に戻すとの連絡を受け研究所へと急ぐ太助とキャピ子であったが、工事現場で作業員に扮した謎のメカに襲撃されてしまう。街中の工事現場で働いていた作業員が突如メカに変身し急襲される。「シュビビンマン」に変身し敵メカを一掃した2人はニュース速報で「ライオ帝国」を名乗る組織が地球侵略のために襲来した事を知る。 研究所へ駆けつけたシュビビンマンであったが、博士の姿は無く通信で博士がライオ帝国に囚われたらしいこと、そしてライオ帝国がイータ島に本拠地を置いたことを知る。博士が開発した潜水艇シュビマリンに乗り込みイータ島を目指す。イータ島の下水道よりバイオモンスター製造工場への潜入に成功する。その頃、博士はライオ帝国に脅され脅され、シュビビンマンを倒すための新たなるシュビビンマン「シュビビンマンシェイド」を完成させていた。 工場で帝国の罠にかかり絶体絶命のピンチに陥ったシュビビンマンだが1人の男が現れシュビビンマンを救出する。男はシュビビンマンシェイドのジータと名乗り、シュビビンマンを倒すのは自分であると告げ姿を消してしまった。 ライオ帝国の真の本拠地が天空城である事をしったシュビビンマンは、いつの間にか改造され追加されていたシュビジェット形態へと変形し天空城を目指す。その頃、帝国ではシュビビンマンを勝手に救出したことでジータは帝王より叱責を受けていた。あくまでも自分はシュビビンマンを倒すために作られた存在である事を告げ帝王の前から去り、天空城へと乗り込んできたシュビビンマンに決闘を挑むが決着がつかずジータは一時休戦として姿をくらましてしまう。 ジータをしりぞけることは出来たが、その先で出会ったシュビビンマンシェイドのミューは明確に帝王への反逆を口にしたため、シュビビンマンの前で帝王より粛清を受けてしまう。瀕死のミューより、優しかった頃のジータに戻って欲しいと思い出の品「桜貝」を託されたシュビビンマン。救出した博士にミューの治療を頼み、博士から告げられた帝王ライオによる「即死衛星より即死ビームを地上に向けて放つ即死作戦」を阻止するため、シュビジェットに再び変形し宇宙の即死衛星へと向かう。その途中、復活した亜空魔団のマザーコンピュータ「ネオ・マザーコンピューター」との邂逅もあったが撃破し即死衛星へとたどり着いた。 即死衛星ではミューを殺害したのはシュビビンマンであると帝王に騙され、ミューの仇と襲撃してきたジータに桜貝を見せ和解に成功するが、ジータもまたライオに粛清されてしまった。 シュビビンマンシェイドの哀しみをも背負いシュビビンマンは帝王ライオに戦いを挑み打ち破り再び地球に平和を取り戻した。シェイドの2人は博士の手により救命されたが、2人のシュビビンマンは元の身体に戻る事はかなわなかった。 登場人物
移植版バーチャルコンソール対応ソフトとして、2007年にWii、2014年にWii Uにて配信された。また、2011年にはPCエンジンアーカイブス対応ソフトとして、2017年にはプロジェクトEGG対応ソフトとして配信、2023年にはNintendo Switch、PlayStation 4、PlayStation 5、Xbox One、Xbox Series X/S向けに移植された[7]。
『改造町人シュビビンマン2』名義のSwitch版含め、正式な英語ローカライズ版として新規作成された『Cyber Citizen Shockman2』とオリジナルの『改造町人シュビビンマン2』『Shockman』の3作品を収録。どこでもセーブ、巻き戻し機能等豊富な機能と画像ギャラリーが収録されている[13]。 スタッフ
評価
脚注
参考文献
外部リンク |
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