山陽小野田市立山口東京理科大学
山陽小野田市立山口東京理科大学(さんようおのだしりつ やまぐちとうきょうりかだいがく、英語: Sanyo-Onoda City University)は、山口県山陽小野田市にある公立大学である。略称は山口理大、山口理科大、山東理大、SOCU、山理科。 学校法人東京理科大学が設置していた私立短期大学・東京理科大学山口短期大学が4年制大学・山口東京理科大学へ移行。山陽小野田市により公立化し、設置者を学校法人東京理科大学から公立大学法人山陽小野田市立山口東京理科大学へ移行、名称に「山陽小野田市立」を加え公立大学となった。 概観大学全体1987年、学校法人東京理科大学により山口県小野田市(当時)に設置された東京理科大学山口短期大学を前身とする。1995年に四年制となり「山口東京理科大学」となった。 2016年より設置者が学校法人東京理科大学から「公立大学法人山陽小野田市立山口東京理科大学」となり、公立大学に移行した。本部は山陽小野田市だが、敷地の一部は宇部市にもまたがる。 交通アクセスは、西日本旅客鉄道(JR西日本)小野田線雀田駅及びバス停「理科大前」(船木鉄道・宇部市交通局)が最寄りである。船木鉄道のバスは大学構内のバス停へ乗り入れを行っている。 沿革年表→前身の短期大学時代については東京理科大学山口短期大学を参照
公立化への動き山陽小野田市立山口東京理科大学の前身である「山口東京理科大学」は、地元自治体の誘致と協力によって開学した「東京理科大学山口短期大学」を1995年に改組転換した4年制大学であるが、2010年度以降入学者が1年を除き定員割れしており、2014年度の全在学生も定員の800人を下回る状態となっていた。 少子化と学生定員割れが続く中、このままでは今後の状況は厳しいと大学側は判断、後発の公設民営方式・「公私協力」型の大学が相次いで公立に移行している現状を踏まえ、学費を引き下げることにより学生・父母保証人の負担を軽減し、学生数を確保するとともに、県内高校卒業者の県内大学進学率を上げ、「公立理工系大学」として地域の高等教育機関の維持と活性化を図ろうとした。 設置者の学校法人東京理科大学は本学及び東京理科大学・諏訪東京理科大学の組織改革を進めていた中、山陽小野田市は、2014年12月22日に市議会に公立化の方針を示し、市議会の同意を得た上で、26日には学校法人東京理科大学と山陽小野田市の間で移管についての基本協定書を交わした。公立大学法人の名称は「山陽小野田市立山口東京理科大学」とし、東京理科大学との連携は維持される。 公立化に際し、学校法人東京理科大学は大学の土地、建物、設備を山陽小野田市に寄付し、山陽小野田市がそれらを公立大学法人に引き継ぐ。学生・教職員はそのまま「山陽小野田市立山口東京理科大学」の学生・教職員となる。 公立化によって山陽小野田市立山口東京理科大学は総務省から運営交付金が受けられるほか、設置主体の地方自治体に地方交付税交付金が配分される。これらによる収入が現在の私学助成金より高額になることから、授業料が他の国公立大並みに引き下げられる見通しであるという。 2016年4月1日、公立大学法人山陽小野田市立山口東京理科大学となった。 薬学部の設置2017年8月29日、薬学部の設置に関する申請が、文部科学大臣から認可を受け、2018年4月1日に山口県としては初となる薬学部を設置した。また、西日本(近畿・中国・四国・九州・沖縄地方)の公立大においては、初の薬学部設置となった[2]。 基礎データ所在地教育および研究組織学部大学院附属機関
学生生活学園祭学園祭は「竜王祭」と呼ばれている。 大学関係者と組織大学関係者一覧大学関係者
施設キャンパス
・西日本旅客鉄道小野田線雀田駅から徒歩5分
薬学部付属江汐公園薬用植物園姉妹校脚注出典
関連項目公式サイト座標: 北緯33度57分25秒 東経131度11分15.5秒 / 北緯33.95694度 東経131.187639度 |
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