小鹿野町
小鹿野町(おがのまち)は、埼玉県の西部に位置し、秩父郡に属する町。 概要埼玉県の西部に位置し、秩父盆地のほぼ中央に市街地を形成している。中心部の小鹿野地区は県内でもいち早く教育・交通・産業の振興など各分野で近代化が進められ、西秩父地域の中心地として発展してきた。町域の西側は日本百名山の両神山を中心とした秩父多摩甲斐国立公園や日本の滝百選に選ばれた丸神の滝のある県自然環境保全地域、県立両神自然公園、名峰二子山を擁する県立西秩父自然公園などの豊かな自然に恵まれた地域である。 地理歴史
町域の成立まで
人口
行政
広域行政経済
地域教育
公共施設
医療施設電話番号市外局番は町内全域が「0494」。同一市外局番の地域との通話は市内通話料金で利用可能(秩父MA)。収容局は小鹿野局、河原沢局、秩父局、熊谷吉田局、上吉田局、両神局。 郵便番号郵便番号は旧小鹿野町域が「368-01xx」(小鹿野郵便局)、旧両神村域が「368-02xx」(両神郵便局)である。 消防警察交通鉄道町内に鉄道路線は無い。鉄道を利用する場合の最寄り駅は、秩父鉄道の秩父駅・三峰口駅や、西武鉄道の西武秩父駅など。 西武秩父線を軽井沢へ延伸する際に小鹿野にも延伸する構想があったという噂があったが、西武鉄道常務取締役を務めた長谷部和夫によると、「これは全くのデマで、当社としては与り知らぬこと(で)あります。ただし、長尾根地区の開発に絡んで西武秩父駅から空中索道などによる何らかの交通機関を検討していたのを地元の方々が希望を交え、このようなことが言われはじめたのではないかと考えられます。」[3]と否定している。 バス路線小鹿野町営バスは旧両神村との合併を行う際に旧両神村営バスとも合併し、現在は旧両神村営バスの路線も小鹿野町営バスが継承している。 タクシータクシーの営業区域は秩父交通圏で、秩父市・横瀬町・皆野町・長瀞町と同じエリアとなっている。 道路
名所・旧跡・観光・祭事
小鹿野歌舞伎約二百数十年前の江戸時代中頃に始められた。町内には寛政4年(1793年)に歌舞伎を上演した記録も残る。文化・文政期(1804〜30年)に活躍した初代坂東彦五郎が一座芝居を組織し、その後“勇佐座”“天王座”“大和座”と引き継がれ、秩父地域はもとより群馬県まで興行を行っていた。映画・テレビの影響を受け、昭和30年代以降は衰退の時期を迎えたが、旧大和座系の役者と町内各地で地芝居を続けてきた人たちが合同して小鹿野歌舞伎保存会を結成(1973年)、1975年には埼玉県無形民俗文化財の指定を受けている。なお、森真太郎町長は令和2年(2020年)のテレビ埼玉「埼玉政財界人チャリティ歌謡祭」に初出場、その際に小鹿野歌舞伎のメイクと衣装を纏ったことが大きな話題となった。 町内では、十六・小鹿野・津谷木・奈倉・上飯田・両神小森に伝承され、それぞれ地元の神社の祭に氏子が中心となって歌舞伎を演じている。町内には常設舞台が10箇所程度残り、掛け舞台や祭り屋台(山車)に芸座・花道を張り出す舞台もある。近年は子ども歌舞伎、高校生の歌舞伎、奈倉女歌舞伎などの活躍も見られる。衣装・かつら・下座・化粧・振り付けなどすべて町民でこなし、地芝居のデパートとも言われている。 花について小鹿野の花の名所に咲く花は、自生の山野草が多い。
オートバイによるまちおこし事業小鹿野町を訪れるツーリングライダーが年々増加していることから2008年度より「オートバイによるまちおこし事業」を立ち上げ、町ぐるみでライダーを暖かく迎え気持ちよく帰ってもらい新しい仲間とまた訪れてもらおうという趣旨でさまざまな取り組みを行っており[4][5]、オートバイを趣味とすることで知られるタレントの山口良一を「小鹿野観光大使」に委嘱している。
出身有名人出典
関連文献
関連項目外部リンク |
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