富士見村[1](ふじみむら)は、かつて長野県諏訪郡にあった村。現在の富士見町大字富士見にあたる。
後述の通り当村と3つの村の新設合併によって富士見町が誕生したため、現在の富士見町とは別の自治体である。
地理
歴史
- 1874年(明治7年)10月25日 - 筑摩県諏訪郡木間村・休戸村・花場新田村・横吹新田村、とちの(草冠に子)木新田村・若宮新田村・松目新田村・大平新田村・栗生新田村・御射山神戸村が合併して富士見村となる。
- 1876年(明治9年)8月21日 - 長野県の所属となる。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、富士見村が単独で自治体を形成。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 境村・本郷村・落合村と合併して富士見町が発足。同日富士見村廃止。
行政
村長
村長、助役、収入役は以下の通りである。
- 細川直行 1889年5月27日 - 1890年12月5日[2]
- 丸山亀三郎 1890年12月19日 - 1894年4月6日[2]
- 小川忠作 1893年2月22日 - 1893年2月10日[2]
- 矢沢正雄 1895年4月5日 - 1899年4月4日[2]
- 小林勘治郎 1899年5月5日 - 1900年5月29日[2]
- 小林定市 1900年6月13日 - 1901年1月31日[2]
- 窪田染右衛門 1901年2月16日 - 1903年12月26日[2]
- 細川鳥角 1904年1月20日 - 1906年3月28日[2]
- 名取久吉 1906年3月30日 - 1907年3月31日[2]
- 名取為吉 1907年4月14日 - 1908年9月13日[2]
- 追川利重 1908年9月14日 - 1909年5月6日[2]
- 樋口長兵衛 1909年6月6日 - 1912年4月4日[2]
- 小林定市 1912年4月18日 - 1912年10月18日[2]
- 小林勘治郎 1914年4月4日 - 1918年4月7日[2]
- 伊藤五郎右衛門 1918年4月13日 - 1919年4月10日[2]
- 細川玖琅[1]
- 小川脩平[1]
- 樋口隆次[2]
助役
収入役
経済
産業
産物は薪炭木材、寒心太、石灰、農産養蚕[1]。
- 企業
- 農業
土地は田239町6反歩、畑281町2反歩[1]。山林官有地1155町歩[1]。民有地1143町3反歩[1]。原野1562町8反歩[1]。
施設
交通
鉄道
上記に加えて、現在は旧村域にすずらんの里駅が所在するが、当時は未開業。
道路
現在は旧村域に中央自動車道の諏訪南インターチェンジが所在するが、当時は未開通。
出身・ゆかりのある人物
脚注
参考文献
- 日本自治協会編『市町村治績録 改訂第2版』日本自治協会、1930年。
- 諏訪郡元長会編『諏訪郡歴代町村長名簿』諏訪郡元長会、1937年。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 20 長野県』角川書店、1990年。
関連項目