富士山駅
富士山駅(ふじさんえき)は、山梨県富士吉田市上吉田二丁目にある、富士山麓電気鉄道富士急行線の駅。駅番号はFJ16。標高809メートル。 富士吉田市の中心駅であり、市内では年間乗降客数が最も多い[1]。沿線住民の通勤・通学のみならず、富士登山や富士山周辺の観光に利用されている[2]。線路名称上は当駅を境に大月駅方が大月線、河口湖駅方が河口湖線となっている。折り返し形のスイッチバック方式に線路が配置されていることから広い構内となっている。 歴史
駅名の改称開業当時の駅名は富士吉田駅(ふじよしだえき)だった。 当駅は富士信仰の面影といえる資産が周辺に多数存在し、また富士山の吉田口登山道を目指す登山者にとっての出発点となっている[2]。こうした背景を受け、富士山の玄関口としてのイメージをさらに高めて国内外から観光客を誘致するとともに、富士登山や富士山観光のターミナルステーションとしての機能の充実を図ることなどを目的として、富士山の2011年(平成23年)の山開きの日にあたる7月1日に駅名を富士山駅に改称した[2]。なお、富士急行は「富士山駅」を商標登録している[7]。
駅構造頭端式ホーム2面3線の地上駅。大半の列車は河口湖方面が2番線、大月方面が3番線を使用する。1番線は回送、臨時列車のホームとして使用される。ホーム有効長は1番線と2番線が4両編成、3番線が6両編成対応である。このため、JR東日本中央本線直通の5両編成以上の列車(臨時列車など)は、方面にかかわらず必ず3番線に入線する。かつては3番線のホームも4両分の長さしか無く、大月・河口湖寄りの車両がホームから出てしまうためドアカットを実施していた。現駅名への改称と同時に行われた改良工事により延伸され、現在の姿となった。 駅ビルは「キュースタ」という名称の6階建てのビルで、1階に駅に進入するための通路がある。その通路の入口に現駅名への改称に合わせて大きな鳥居が建てられ、扁額部分に駅名が書かれている。 駅名改称に合わせて構内の改装工事が行われ、改札前にLCD式の発車標が新設された。 富士急行線でのSuica導入以来、改札口に設置されていた簡易Suica改札機は、2021年より自動改札機に置き換えられた[5]。なお、改札口脇の待合室を挟んだ裏手にバリアフリー対応用のスロープ通路(駅員申告により利用可能)があり、出入口に簡易Suica改札機を設置している。 改札内にはトイレ(多目的トイレあり)が設置されている。 のりば
利用状況2021年度(令和3年度)の1日平均乗降人員は1,034人である[8]。 近年の年間乗車人員、乗降人員の推移は以下のとおり[1]。
駅周辺富士吉田市街にあり、駅ビル「キュースタ」の1階に乗車券窓口や改札口、待合室がある。駅の公衆トイレは、改札内と改札外の駅ビルやバスきっぷ売場にある。駅前にはバスターミナル(高速バス・路線バス)やタクシー乗り場がある。
バス路線駅前にバスターミナルがあり、各方面に向かう高速バスや一般路線バスのほか、周辺の観光地へ向かう周遊バスや富士スバルライン五合目行きの登山バスが発着する。バスターミナル内にはバスきっぷ売場があり、高速バスの乗車券や路線バスのフリー切符・定期券が販売されている。停留所名は高速バス、一般路線バスとも「富士山駅」となっている。 高速バス
一般路線バス
隣の駅
脚注
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