宇美駅
宇美駅(うみえき)は、福岡県糟屋郡宇美町宇美五丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)香椎線の駅である。駅番号はJD16。同線の終着駅。 歴史かつては比較的大規模な駅であったが現在は大幅に縮小されている。1985年(昭和60年)に廃線となった勝田線も宇美駅を設けていたが、建設した会社がそれぞれ別であったことから、同じ国鉄路線にもかかわらず香椎線の駅から100m程度離れた場所に置かれていた[1]。駅員の配置は香椎線の宇美駅で行われていた。 国鉄時代には、国鉄線同士でありながら改札外連絡となる、類似する構造の駅が当駅を含めて尼崎駅・浜川崎駅・石巻駅の4駅存在した。現在もそのままの駅は浜川崎駅のみで、尼崎駅とこの宇美駅は片方の路線が廃止され、石巻駅は統合された。
駅構造単式ホーム1面1線と側線1線を有する無人駅で、駅舎を併設している。なお、新しく建て替えた駅舎は、宇美八幡宮に沿って、鳥居のような形をイメージして作られている[1]。また、異常時には遠隔操作に対応している。 かつては大きな駅で、機関車の機回し線や貨物施設、機回線にもホームの跡が有り、町道に再利用されていた。この機回線の先で勝田線が全通以前に連絡線もあって、香椎線経由で石炭輸送を仮営業。香椎線側の駅には大きめな開業時からの木造駅舎が建っていた。一方の勝田線の駅舎は早くから小さくされてブロック積みの粗末な駅舎に建て替えられて最終日を迎えていた。 2009年にマルス導入により、みどりの窓口が設置されたが、2015年の無人化に伴い廃止された。SUGOCAの利用が可能であり、チャージや無記名SUGOCAの発売も行っている[10]。液晶ディスプレイ式の小型発車標と自動改札機が設置されている。但し、自動改札機は無人化と同時に磁気券投入口が塞がれたためICカード専用である。 利用状況2020年(令和2年)度の1日平均乗車人員は1,529人であり、JR九州の駅としては第94位である[11]。 近年の1日平均乗車人員は以下の通り。
駅周辺
駅自体の規模に対して駅前広場がやや広い。これは勝田線跡や勝田線の当駅の土地を活用しているためである。勝田線跡は道路の一部となっていたり、自転車道として整備されている。 バス路線宇美駅前にもバス乗り場(JR宇美駅)が存在するが、ユービオスに隣接して転回場を備えた上宇美バス停があり、こちらで折返す便も多い。なお、JR宇美駅を通るバスは全て上宇美も経由する。
JR宇美駅・上宇美発着・経由
上宇美発着
隣の駅
かつて存在した路線脚注
参考文献
関連項目外部リンク
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