子守康範 朝からてんコモリ!
『子守康範 朝からてんコモリ!』(こもりやすのり あさからてんコモリ!)は、MBSラジオで2008年3月31日から2021年10月1日まで平日の早朝に放送されていた生ワイド番組。毎日放送(MBS)の元・アナウンサーで、「アンテリジャン」という映像制作会社を経営する子守康範が、同局を退社してから10年振りにパーソナリティをレギュラーで務めたラジオ番組でもある。 概要2005年4月から3年間続いた『はやみみラジオ!水野晶子です』の後継番組として、2008年3月31日から放送を開始した。朝刊各紙の記事などをテーマに、政治、社会、経済、スポーツなど世の中の動きを子守が分かりやすく解説。また、“コモリ倶楽部”メンバー(後述)からのメールを交えながら、関西一円の最新情報を紹介していた。ちなみに子守は、メインパーソナリティとして生放送を進行するかたわら、経営者や鉄道ファンとしての私見を述べることが多かった。 放送開始から1年間は、関西ローカルの生放送番組でありながら、金曜日のみMBS東京支社のラジオスタジオ(東京都港区赤坂の赤坂Bizタワー内)から放送していた。放送上は「(当時金曜日のアシスタントを担当していた)大桃美代子のスケジュールの関係」とされていたが、後に子守自身が「週に1回新幹線に乗りたいため東京出張を組んだ」と告白している[1]。 2009年4月6日からは、放送時間を5:00 - 8:00の3時間に拡大。タイムテーブル上は、5:00からの1時間を「子守康範 朝からてんコモリ! 5時ですよ~」、6:00以降を「子守康範 朝からてんコモリ!」の2部構成になった。また、従来の月~木曜日に加えて、金曜日にもMBS本社βスタジオから放送されている。ただし実際には、女性アシスタントが合流する6:00から本格的な放送に入る。 上記の改編以降は、コモン倶楽部のメンバー(コメンテーター、2011年4月から「日替わりコモんテーター」と総称)が日替わりで登場。さらに、和田美枝(女と男)が生放送中にリスナーと散歩する企画「ラジオを聴きながら歩き部」を開始した。 2011年4月改編で、放送内容のリニューアルやアシスタントの入れ替えを実施。「ラジオを聴きながら歩き部」を終了させたほか、放送開始当初から唯一残っていたアシスタント・大津びわ子が当番組を卒業した。 なお、「子守康範 朝からてんコモリ! 5時ですよ~」では、開始当初から子守・コメンテーター・番組スタッフ(金曜はバーバラよね)が、スタジオに全国各地の新聞(朝刊)を持ち込んで打ち合わせをしている雰囲気で進行していた。しかし、上記の改編を機に、子守が1人で1時間の生放送を取り仕切るようになった。このため、コメンテーターは原則として、「子守康範 朝からてんコモリ!」にのみ出演する。 2012年1月30日(月曜日)に放送回数が通算1000回に到達。2013年4月1日(月曜日)には、放送5周年を迎えた。 2015年4月改編からは、当番組に加えて、毎週日曜日の6:45 - 7:00に『子守康範 日曜どないSHOW』(こもりやすのり にちようどないしょう)を放送。当日(または放送週に)関西圏で予定されているイベントなどの情報を、当番組水・木曜アシスタントの大塚由美が子守と共に伝えている。 2015年10月より、7時台後半の日替わり企画コーナー(後述)をリニューアル。共通タイトルを「日替わり!おかわり!てんコモリ!」から「けさのちょい盛りチェック!」に変更した。 2017年3月31日(金曜日)で放送10年目に突入。当日の放送では、「ラジオ聴きながら歩き部」を、特別企画として6年振りに復活させた。その一方で、同年8月21日(月曜日)からは、一部の時間帯でコーナーや構成のリニューアルを実施している。 2018年には、3月30日(金曜日)に、放送開始10周年へ到達。しかし、6月18日(月曜日)の本番直後(7:58)に大阪府北部地震(毎日放送の本社がある大阪市北区で最大震度6弱を観測した地震)が発生したため、本番を終えたばかりの子守が8:20まで第一報を伝えた。さらにMBSラジオでは、『ありがとう浜村淳です』(通常は8:00に生放送を開始する後枠番組)から『上泉雄一のええなぁ!』(当時は平日の15:30 - 17:43に編成)までの生ワイド4番組を報道特別番組に急遽変更。当番組の月・火曜アシスタントで、子守と同じく当番組の本番を終えたばかりの古川圭子(毎日放送アナウンサー)が、午前中の報道特別番組で地震関連の情報を伝えた。9月3日(月曜日)放送分から、6時台後半以降のコーナーをリニューアル。日替わり企画の一部を入れ替える一方で、twitterやinstagramを利用するリスナー向けの全曜日共通企画として、「#てんコモリ」(ハッシュタグてんコモリ、週替わりのテーマに沿った画像に「#てんコモリ」を付けてtwitterやinstagramに投稿する企画)を開始した。また、リニューアル前までレギュラーコメンテーターのいなかった金曜日で、女と男が「パートナー」扱いでレギュラー出演を再開。リニューアル前まで「コモんテーター」と称していた他曜日のコメンテーターも、放送上「パートナー」という肩書に統一している。 2019年7月1日(月曜日)からは、放送枠を再び6:00 - 8:00に変更。同日から5時台で新たに『レイディオ・ゴー!』(音楽主体の生放送番組)を編成する関係で、「子守康範 朝からてんコモリ! 5時ですよ~」を6月28日(金曜日)放送分で終了させるなど、大幅なリニューアルに踏み切った。 2021年3月31日(水曜日)までラジオ・テレビ兼営局だった毎日放送は、翌4月1日(木曜日)からラジオ放送事業とラジオ放送免許を「株式会社MBSラジオ」へ移管した。当番組は株式会社MBSラジオコンテンツデザイン局プロデュースセンターの制作によって放送を続けていたが、『子守康範 日曜どないSHOW』は9月26日、当番組は10月1日(金曜日)で放送を終えた。10月4日(月曜日)からは、当番組の放送枠と一部のコーナーを『上泉雄一のええなぁ!』が引き継いでいる[2]。 ちなみに子守は、2021年9月13日(月曜日)放送分で当番組の終了を発表した際に、ラジオパーソナリティとしての活動から退く意向を明言していた[3]。しかし、MBSラジオでは10月3日から、『日曜どないSHOW!』の後継番組として『日曜てんコモリばしすじ商店街!』(アンテリジャンが同年から大阪市北区天神橋筋で運営するスタジオでの収録番組)を編成。子守は公私とも活動の軸足をYouTubeへ移しつつ、『日曜てんコモリばしすじ商店街!』でパーソナリティを続けていた[4]。『日曜てんコモリばしすじ商店街!』は半年(2022年3月)で放送を終えたものの、MBSラジオでは翌4月以降も、子守が出演するラジオCMを新旧を問わず随時放送している。 放送時間出演者放送終了時点(2019年7月以降)◎:出演時点でMBSの現役アナウンサー
過去
以下の人物はいずれも、2019年6月まで、コモんテーター→パートナーとして出演。
タイムテーブル(放送終了時点)「 」内は放送上のタイトルで、◎のコーナーは『上泉雄一のええなぁ!』でも継続。
ただし実際には、以上のタイムテーブルにかなりの遅れが生じることがあった。特に、大津がアシスタントとして出演した日には、往々にしてスタジオでのフリートークが長びいていた。以上の場合には、鉄道ファンである子守が、決まり文句のように「定刻を○○分遅れで~」と伝えている。最後は子守が「ま〜たあ〜した!」(金曜日は「ま〜たら〜いしゅう!」)と言って番組を終え[17]、その後ステブレCMなどを挟んで『ありがとう浜村淳です』に接続していた。 過去に放送されたコーナー・企画「子守康範 朝からてんコモリ! 5時ですよ~」(2009年4月 - 2019年6月)
6時台以降
番組グッズ
「コモリ倶楽部」(リスナー登録制度)
備考
番組でのエピソード
関連項目
脚注
外部リンク
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