地の塩 (曲)
「地の塩」(Salt of the Earth)は、ローリング・ストーンズの楽曲。作詞・作曲はミック・ジャガーおよびキース・リチャーズ。1968年のアルバム『ベガーズ・バンケット』収録。 概要録音は1968年5月、ロンドンのオリンピック・スタジオで行われた[1]。作詞・作曲について、リチャーズは自著で「俺がタイトルを思い付き、基本的な閃きを持ってきたと思うが、歌詞は全てミックが担当した」と述べている[2]。ブライアン・ジョーンズはレコーディングに参加していない。リチャーズがジャガーと共にリードボーカルをとっているが、彼がリードボーカルをとるのは「昨日の出来事」(1967年のアルバム『ビトウィーン・ザ・バトンズ』収録)以来2例目。 タイトルは新約聖書の山上の垂訓の一つ「地の塩、世の光」からとられた。歌詞も聖書から着想を得ている。ジャガーはジョン・レノンに触発されて、労働者階級の賛歌を書いたと伝えられている[3]。
コンサート・パフォーマンスストーンズがコンサートでこの曲を披露した例は極めて少ない。初演は、1968年12月に製作されたTVショー『ロックンロール・サーカス』のエンディングで、この時はバンドによる演奏ではなく、スタジオ音源の伴奏をバックにジャガーとリチャーズが歌唱した。その後20年以上にわたり、この曲が披露される機会がなかったが、1989年の「スティール・ホイールズ/アーバン・ジャングル・ツアー」のアトランティックシティ公演(12月17日、19日、20日の3日間)で、ガンズ・アンド・ローゼスのアクセル・ローズとイジー・ストラドリンをゲストに迎えて披露された[4]。また、ジャガーとリチャーズが2001年10月20日にマディソン・スクエア・ガーデンにて行われた『ザ・コンサート・フォー・ニューヨーク・シティ』でもこの曲を披露した。リチャーズはこの時、「Let's drink to the good and the evil」の部分を「Let's drink to the good not the evil」と歌詞を変え、さらに「NOT」の部分を強調して歌った[5]。2003年の「リックス・ツアー」でも1度だけ披露された(9月20日、ロンドン公演)[6]。 レコーディング・メンバー
カバー
脚注
|
Portal di Ensiklopedia Dunia