和歌山県立医科大学附属病院
和歌山県立医科大学附属病院(わかやまけんりついかだいがくふぞくびょういん、英文名称:Wakayama Medical University Hospital)は、和歌山県和歌山市紀三井寺にある公立大学法人和歌山県立医科大学に附属する大学病院。県内唯一の特定機能病院である。 高度救命救急センター、がん診療連携拠点病院、周産期母子医療センター設置病院、エイズ治療拠点病院、医師の卒後臨床研修指定病院、和歌山県災害拠点病院でもある。 分院として伊都郡かつらぎ町に和歌山県立医科大学附属紀北分院がある。 概要施設概要
沿革
不祥事
診療科フロア
なお、13階にはレストランがある。 高度救命救急センター高度救命救急センターは、1989年にICU病棟を中心とした高度集中治療センターとして開設、1999年にERと日本型3次救急医療の機能を加え、翌2000年に救命救急センターに指定(2011年には高度救命救急センターとして認可)。和歌山県内には地理的条件により高次医療機関までのアクセスが困難な地域も多く、県全体の救急診療・地域医療をさらに充実させるため2003年にはドクターヘリコプターの運航を開始。1次〜3次救急疾患を24時間体制で収容している。 厚生労働省が行っている救命救急センターの充実段階評価で常に上位を維持している。 専門分野
診療体制
ER(Emergency Room)病院1階に位置し、1次〜3次までの救急傷病者の初期診療にあたる救急外来。 重症処置ベッド5床(うち陰圧処置室1床)とオーバーナイトベッド12床を有し、加えて一般診察室と眼科・耳鼻科・歯科の特殊診察室がある。単純X線写真と64列CT撮影室(2011年2月導入)が重症処置ベッドに隣接している。 オーバーナイトベッドは、かかりつけ病院での診療が困難な場合などに、病状に応じてERで翌日勤帯まで観察後かかりつけ病院などへ転送できるシステムで、周辺各病院に協力を依頼し、2012年1月より運用している。 また2012年2月からはDSA(Digital Subtraction Angiography)可能な透視装置が新たに設置され、外傷を中心に超重症傷病者に対する迅速なDamage Control Surgery/TAEをERで行うこともある。 その他、通常の透視によるイレウスロングチューブ挿入・各種経皮的ドレナージ・骨整復などの処置も可能。また上部/下部消化管内視鏡・気管支内視鏡や移動可能な人工呼吸器(NPPV可能)・PCPS装置もER内に常備しており、迅速対応が可能。 ICU(Intensive Care Unit)・HCU(High Care Unit)/SCU(Stroke Care Unit)・CCU(Coronary Care Unit)ERでの初期診療後に救急患者が入室する病棟で、重症度や疾患に応じてICU(超重症)、HCU(中等症)/SCU(脳血管障害)、CCU(心臓血管疾患、急性冠症候群など)に分かれている。人工呼吸管理・循環補助治療・急性血液浄化療法などの特殊治療を行い、院内全ての内科系・外科系診療科患者が急変・重症化した際に最適な全身管理をうけられるよう医師が24時間体制で集中治療管理を行っている。 交通アクセス
近隣施設脚注
外部リンク |