名鉄ワ100形貨車

名鉄ワ100形貨車
基本情報
車種 有蓋車
運用者 名古屋鉄道
所有者 名古屋鉄道
改造年 1941年昭和16年)
改造数 12両
消滅 1968年(昭和43年)
主要諸元
車体色
軌間 1,067 mm
全長 6,325 mm
全幅 2,616 mm
全高 3,236 mm
荷重 10 t
自重 7.11 t
換算両数 積車 1.2→1.4
換算両数 空車 0.6
軸距 3,048 mm
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名鉄ワ100形貨車(めいてつワ100がたかしゃ)とは、かつて名古屋鉄道で運用されていた木造貨車有蓋車)である。

概要

  • 元は1927年昭和2年)から1928年(昭和3年)に日本車輌製造で製造された愛知電気鉄道の10 t 積木造有蓋車ワ100形(ワ100 - ワ111)である。12両が製造された。製造時より空気制動を設置しており、国鉄直通貨車として運用される。1935年(昭和10年)に名岐鉄道と愛知電気鉄道が合併し名古屋鉄道が発足すると、全車が名古屋鉄道に引き継がれる。1941年(昭和16年)にワ100形(ワ101 - ワ112)に改番し、同年に2両(ワ111・ワ112)が上毛電気鉄道へ譲渡している。
  • 戦後は東部線三河線で運用された。三河線で運用されていた1両(ワ101)は更新により車体を鋼体化している。
  • 国鉄の貨物列車の速度がヨンサントオダイヤ改正により75 km/hに引き上げられるのに伴い、ワ100形はその条件に対応できなかったこともあり、1968年(昭和43年)に形式消滅となった。

脚注


参考文献

  • 清水武・田中義人・澤内一晃『名古屋鉄道の貨物輸送』フォトパブリッシング、2021年。ISBN 978-4-8021-3270-1