名鉄サ40形電車

名鉄サ40形電車
サ40形
基本情報
運用者 名古屋鉄道
製造所 元ワ204:日本車輌製造
元ワ205:名古屋電車製作所
元ワ206・ワ207:鉄道車両製造所
種車 ワ200形204-207
製造年 日本車輌製:1911年(明治44年)
名古屋電車製:1913年(大正2年)
鉄道車両製:1899年(明治32年)
改造所 名古屋鉄道
改造年 1944年(昭和19年)
改造数 4両
投入先 広見線
主要諸元
軌間 1,067 mm(狭軌
車両定員 48人(座席なし)
車両重量 6.0 t
全長 6,274 mm
全幅 2,642 mm
全高 3,213 mm
車体 木造
制動装置 側ブレーキ
備考 1944年の諸元表より[1]
テンプレートを表示

名鉄サ40形電車(めいてつサ40がたでんしゃ)は、かつて名古屋鉄道で運用されていた電車(付随車)である。

太平洋戦争末期、軍需輸送がさらに増加し輸送力強化が重要視されていた。しかし、資材不足で新規の車両は製造できない状態となっていた。そのため、一部の貨車を改造し付随車化。輸送力強化が計られた。1944年(昭和19年)、元尾西鉄道有蓋車ワ200のうち204 - 207を自社改造。窓の設置などを行い、サ40形(41 - 44)として竣工する。有蓋車の扉を転用した扉を中央に配し、側面窓配置は2D2であった。座席は設置されていなかった。広見線では、サ60形と共にモ1300形に牽引されていた。

1947年(昭和22年)に貨車(ワフ200)に再改造された。

脚注

  1. ^ 清水・田中 2019, pp. pp. 139, 164.

参考文献

  • 加藤久爾夫・渡辺肇「私鉄車両めぐり 名古屋鉄道」『鉄道ピクトリアル アーカイブスセレクション』第30号、電気車研究会、2015年1月、122 - 165頁。 
  • 清水武、田中義人『名古屋鉄道車両史 上巻』アルファベータブックス、2019年。ISBN 978-4865988475