吉村玲美
吉村 玲美(よしむら れいみ、2000年4月22日 - )は、日本の陸上競技選手。障害走、長距離走。第103回日本陸上競技選手権大会3000メートル障害優勝、2019年世界陸上競技選手権大会日本代表。 経歴茅ヶ崎市立浜須賀中学校ではバスケットボール部に所属していたが、校内の持久走大会で優勝したことで走る楽しさを知った。陸上経験者の父親に競技転向の意思を伝えたところ、「やるなら強いところで」と背中を押され、陸上の強豪校に進む決意をした[1]。 2016年白鵬女子高等学校(神奈川県横浜市)に入学後、本格的に陸上競技を始める。2019年大東文化大学スポーツ・健康科学部スポーツ科学科(埼玉県東松山市)に進学し、陸上競技部に所属。 高校2年では山形インターハイの1500m、3000mで決勝進出を果たした。また全国高校駅伝女子にも出場した。正月の全国女子駅伝で前年の日本選手権3000m障害優勝者の森智香子(長崎県)と同タイムで区間賞を獲得[2]した。さらに高校3年では三重インターハイの1500m、3000mで入賞した。しかし2度目の全国高校駅伝女子でも入賞はできなかった。 大学1年では第103回日本選手権3000m障害で前年優勝者の石澤ゆかり(エディオン)らを抑え優勝し、優勝タイム9分50秒44はU20日本新記録だった[3]。その後日本インカレでも優勝し、世界陸上選手権(ドーハ)日本代表に選出され、予選2組に出場したが13着で決勝進出はならなかった[4]。 駅伝シーズンに入り、全日本大学女子(杜の都)駅伝は1区5位、大学女子選抜(富士山女子)駅伝は2区3位と好走するもののチームは準優勝に終わり悲願の全国制覇は果たせなった。年明けの全国女子駅伝 でも5区3位だったがチームは入賞を逃した。 大学2年での大目標は東京オリンピック出場、さらに前年果たせなかった大学女子駅伝(全日本大学女子駅伝、大学女子選抜駅伝)初制覇である。高校の卒業式を欠席して地元開催のハーフマラソンで優勝するというエピソードを持つ[1]。先輩の鈴木優花と大東文化大学のダブルエースとして駅伝での活躍が期待されたが、杜の都、富士山ではチーム2位に終わる。2021年、東京オリンピックを目指したが、日本選手権で愛媛銀行の山中に敗れ、ランキングで惜しくもオリンピック出場は出来なかった。しかしながら、9月19日の日本インカレで9分41秒43の日本歴代2位のタイムを叩き出し、翌年の世界陸上出場に近づいた。レース後のインタビューで、今までの練習に筋トレなどをプラスして肉体改造の結果、また17日の10000mで優勝したチームキャプテン・鈴木優花選手の凄い走りを見せられ、同じ練習してきた自分にも出来ると自信が付いた、と語った。さらに次は駅伝シーズンで鈴木優花とダブルエースとして名城やライバルチームに挑んで行きたいと決意を語った。 2023年卒業後、アメリカを拠点にプロランナーとして活動することを表明。 主な記録
脚注
外部リンク
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