千代倉歴史館
千代倉歴史館(ちよくられきしかん)は、愛知県名古屋市緑区鳴海町相原町27にある歴史資料館。 この項では隣接する下郷家住宅(千代倉本家)紅葉蔵および下郷家住宅中蔵についても記述する。 歴史江戸時代から約400年続く名古屋の商家であった千代倉家の所蔵品を調査・公開するため、2023年(令和5年)11月4日に開館[1][2]。 建物は木造建築で、施工を宮大工の魚津社寺工務店が手掛け、2023年5月に完成した[3]。館内には千代倉家の所蔵品を展示するほか、年4回企画展を開催している[1]。 2024年(令和6年)8月15日には隣接する下郷家住宅(千代倉本家)紅葉蔵および下郷家住宅中蔵が国の登録有形文化財に登録された[1][4][5]。 主な収蔵品
文化財登録有形文化財紅葉蔵、中蔵いずれも12代当主下郷益太郎により建立されたもので、千代倉家の所蔵品を保管している[6]。
1891年(明治24年)築[4]。土蔵造2階建の瓦葺で、建築面積は91m2[4]。 調度品や文書を保管する蔵で、国土の歴史的景観に寄与しているものとして、2024年(令和6年)8月15日に国の登録有形文化財に登録されている[4]。
1893年(明治26年)築[5]。土蔵造2階建の瓦葺で、建築面積は63m2[5]。 家財などを保管する蔵で、国土の歴史的景観に寄与しているものとして、2024年(令和6年)8月15日に国の登録有形文化財に登録されている[5]。
千代倉家伊勢国桑名より鳴海に移り住んだ下里種政の子、久宗を祖とし[7]、ここから約400年続く名古屋の商家である。 千代倉とは下郷家の屋号であり姓は下里[注 3]であったが、3代蝶羽の代に下郷に改めている[8]。 また、松尾芭蕉門下で鳴海六俳仙の筆頭であった2代知足[9]のほか、3代蝶羽[8]、4代亀世[10]、5代常和[11]、6代学海[12]など多くの俳人を排出した[13]。なお、館長の下郷常雄は15代当主にあたる。 交通アクセス脚注注釈出典
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