内堀雅雄

内堀 雅雄
うちぼり まさお
内閣府地方創生推進室より公表された肖像
生年月日 (1964-03-26) 1964年3月26日(60歳)[1]
出生地 日本の旗 日本 長野県長野市
出身校 東京大学経済学部卒業
前職 国家公務員自治省総務省
福島県副知事
現職 福島県知事
会津鉄道株式会社代表取締役副社長
所属政党 無所属
公式サイト ふくしまから チャレンジはじめよう。 ~ 福島県知事 内堀雅雄のページ ~

福島県の旗 第20・21・22代 福島県知事(公選)
当選回数 3回
在任期間 2014年11月12日 - 現職
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内堀 雅雄(うちぼり まさお、1964年昭和39年〉3月26日 - )は、日本政治家自治総務官僚福島県知事(公選第20代・21代・22代)、復興庁復興推進委員会委員、会津鉄道株式会社取締役会長。元福島県副知事無所属[2]

来歴

長野県長野市生まれ[3]長野県長野高等学校卒業後、上京し東京大学に入学。1986年(昭和61年)、東京大学経済学部を卒業し、自治省に入省した[1]。本省勤務の他、大蔵省(現:財務省)や福井県佐賀県への出向も経験する。2001年(平成13年)、中央省庁再編により総務省が新設され、自治財政局地方債課理事官。同年より福島県へ出向し、生活環境部長や企画調整部長を経て、2006年(平成18年)12月より福島県副知事[1]2007年(平成19年)6月より第三セクターである会津鉄道において、代表権を持つ副社長に就任した[1]

副知事在任中の2011年(平成23年)3月11日東北地方太平洋沖地震が発生し、東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故への対応にあたる。3月11日夜、福島第一原子力発電所の所在地である双葉郡双葉町大熊町及び富岡町楢葉町を回り、そのまま福島第一原子力発電所オフサイトセンター(双葉郡大熊町)から、通信施設の機能がダウンした中で唯一確保できた衛星電話を通じ、原発事故の状況を福島県庁に伝え続けた。その後、連続して原子炉内で水素爆発が発生し、放射線量が上昇する中での復旧作業の過酷さを目の当たりにした[4]

2014年(平成26年)9月4日福島県知事佐藤雄平が、2014年(平成26年)10月26日に執行される福島県知事選挙への不出馬を表明[5]。佐藤の不出馬を受け、9月11日に副知事を辞任[6]した上で福島市で記者会見を開き、「佐藤県政の継承」を掲げて福島県知事選に立候補する意向を正式に表明した[7][8]。内堀の出馬表明に先立ち、民主党9月9日に、海江田万里代表(当時)が内堀を支持する方針を明言。また自由民主党は、福島県連が元日本銀行福島支店長の鉢村健を擁立する方針を掲げていたが、9月9日に内堀を支援する方針を固め[9]、内堀の出馬表明の後、鉢村が出馬を撤回した[10]

2014年(平成26年)10月26日投開票の福島県知事選挙には自民・民主・公明社民4党の支援を受けた内堀の他、日本共産党新党改革の支援を受けた元宮古市長の熊坂義裕、元双葉町長の井戸川克隆ら6人が出馬したが、内堀が次点の熊坂に約37万票の大差をつけ、初当選した[11][12]

2018年(平成30年)6月21日10月28日投開票予定の福島県知事選挙に再選を目指し立候補することを表明した[13]。選挙の結果、再選。

2019年(平成31年)2月24日国立劇場で政府主催により開催された「天皇陛下御在位三十年記念式典」に出席し、川口順子(元参議院議員、元外相、元環境相)とともに国民代表の辞を述べた。

2022年令和4年)10月30日投開票の福島県知事選挙に立候補し、三選。

人物

その他

旧統一教会集会出席、当初否定のち訂正

2018年の2度目の知事選挙の際、支援者からの要請で旧統一教会の集会にて演説した。当初、出席を否定したものの、後援者からの指摘でその後、訂正した[15]

県名の改名を否定

2021年、星野リゾートCEO星野佳路よりの県名変更の提案に対し、「「福島県」として、復興・創生していくことが何よりも重要」「ネガティブなイメージをポジティブに変えていくことが我々の復興・創生そのもの」と述べ、一蹴した[16]

新型コロナウイルス感染症ワクチン早期接種呼びかけるも、自身は3か月延長して感染

2022年5月、自ら県民に対し、ワクチン3回目の早期接種を呼びかけていたにもかかわらず[17]、自身は2022年2月接種の予定を公務多忙を理由に3か月も延長を発表、5月16日夜に福島市内の飲食店で4人で会食、5月22日新型コロナウイルス感染症への罹患が確認された(当日は福島県独自の「子どもの感染拡大防止重点対策」発令初日)[18][19]。5月24日にJヴィレッジで県が開催した「日本創生のための将来世代応援知事同盟サミット」には鈴木正晃副知事が代理で出席した[20]。同月30日より公務に復帰した[21]

年譜

2013年(平成25年)5月27日
国際原子力機関緊急時対応能力研修センターにて特命全権大使(科学技術協力担当)丸尾眞(左)、国際原子力機関事故・緊急センターセンター長エレナ・ブグロバ(中央)、内堀

論文

2013(平成25)年5月27日
国際原子力機関緊急時対応能力研修センターにて特命全権大使(科学技術協力担当)丸尾眞(右)、内堀

出演

ラジオ

脚注

  1. ^ a b c d 会津鉄道『訂正有価証券報告書』2013年9月18日
  2. ^ 総務省 地方公共団体の議会の議員及び長の所属党派別人員調等
  3. ^ a b 日本の未来創生
  4. ^ 内堀まさお公式WEBサイトプロフィールインターネットアーカイブ、2014年12月1日) - http://uchibori2014.com/profile[リンク切れ]
  5. ^ “佐藤・福島県知事不出馬、直前まで胸中揺れる”. 日本経済新聞. (2014年9月4日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASFB04H6C_U4A900C1L01000/ 2015年11月21日閲覧。 
  6. ^ “内堀氏が「知事選」出馬表明 副知事は辞任”. 福島民友新聞. (2014年9月11日). http://www.minyu-net.com/news/news/0911/news14.html 2015年11月21日閲覧。 
  7. ^ “福島知事選、内堀副知事が出馬表明 「沿岸部を再生」”. 日本経済新聞. (2014年9月12日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASFB11H5G_R10C14A9L01000/ 2015年11月21日閲覧。 
  8. ^ “福島県知事選 内堀元副知事が立候補を表明”. 産経新聞. (2014年9月12日). https://www.sankei.com/article/20140912-FLK7JA6A2ZLYJFVCBVZV4VXDE4/ 2015年11月21日閲覧。 
  9. ^ “自民党本部 内堀氏支援へ 福島県知事選”. 産経新聞. (2014年9月9日). http://www.sankei.com/politics/news/140909/plt1409090047-n1.html 2015年11月21日閲覧。 
  10. ^ “選挙:福島県知事選 内堀氏が出馬表明 鉢村氏は取りやめ、与野党相乗りに”. 毎日新聞. (2014年9月12日). http://senkyo.mainichi.jp/news/20140912ddm005010124000c.html 2015年11月21日閲覧。 
  11. ^ “【福島県知事選】内堀氏が当選確実 与野党相乗りで佐藤県政継承”. 産経新聞. (2014年10月26日). https://web.archive.org/web/20151121122930/http://www.sankei.com/politics/news/141026/plt1410260007-n1.html 2015年11月21日閲覧。 
  12. ^ “福島知事選、内堀前副知事の当選確実 自公・民主相乗り”. 日本経済新聞. (2014年10月26日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASDE26H0O_W4A021C1000000/ 2015年11月21日閲覧。 
  13. ^ “福島知事選 現職の内堀雅雄氏が再選目指し出馬表明”. 毎日新聞. (2018年6月21日). https://mainichi.jp/senkyo/articles/20180622/k00/00m/010/017000c 2018年7月1日閲覧。 
  14. ^ abemaニュース
  15. ^ 「福島県の内堀知事、旧統一教会の集会出席 18年知事選で遊説」【河北新報】2022年7月26日付
  16. ^ 知事定例記者会見(平成29年3月21日)
  17. ^ 「3回目早期接種を 福島県知事が呼び掛け 新型コロナワクチン」【福島民報】2022年2月10日付
  18. ^ 「内堀福島県知事がコロナ感染 無症状 公務復帰時期は未定」【福島民報】2022年5月23日付
  19. ^ 「福島・内堀知事がコロナ陽性」【河北新報】2022年5月22日
  20. ^ 「SDGsに基づき地方創生 Jヴィレッジで知事同盟サミット ふくしま声明を発表」【福島民報】2022年5月25日付
  21. ^ 「内堀知事が公務復帰 「経験踏まえ情報発信」」【福島民友】5月31日付

関連項目

外部リンク

公職
先代
佐藤雄平
福島県の旗福島県知事
2014年 -
次代
現職