六本松駅(ろっぽんまつえき)は、福岡県福岡市中央区六本松四丁目[1]にある福岡市地下鉄七隈線の駅。副駅名は「科学館前」、駅番号はN11。
駅のシンボルマークは空港線・箱崎線のシンボルマークをデザインした西島伊三雄が2001年に死去したため、それ以前に描かれていた原案を元に、息子で同じくグラフィックデザイナーの西島雅幸が完成させた。モチーフは地名に因んだ松の木[2]。駅識別カラーは DIC-2554(系統色名:青みの緑)で、薬院駅・茶山駅と共通[3]。
天神南駅が管理し、日本通運福岡支店が駅業務を受託する業務委託駅である[4]。
歴史
1975年までは地上に路面電車である西鉄福岡市内線の六本松電停があった。なお、七隈線のうち天神南駅から六本松駅まではかつての福岡市内線の路線をトレースする形で建設されている。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地下駅。出入口は国道202号を挟んで3か所に設けられており、南側(福岡高等裁判所・六本松421側)が1番と3番出口、北側が2番出口である。1番出口と3番出口にはエレベーター、2番出口にはエスカレーターが設けられている。
両出口近くに有料駐輪場がある。2番出口側の駐輪場のみ屋根が設けられている。
- 各階の面積は、地上384平方メートル、地下1階3,303平方メートル、地下2階3,235平方メートル[1]。
- 利用者の目に留まる箇所に用いられる「個性化壁」には、ベージュの大理石(トラベルチーノロマーノ、300mm×300mm×厚さ10mm)を使用している[8]。
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改札口(2022年12月)
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ホーム(2022年12月)
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駅名標(2015年6月)
利用状況
2023年度の1日平均乗車人員は9,029人である[9][10]。七隈線の駅としては博多駅、天神南駅、薬院駅に次ぐ第4位である。
開業以降の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度
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1日平均 乗車人員
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2004年(平成16年)[11]
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3,149
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2005年(平成17年)
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2,717
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2006年(平成18年)
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3,323
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2007年(平成19年)
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3,578
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2008年(平成20年)
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3,742
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2009年(平成21年)
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3,070
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2010年(平成22年)
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3,158
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2011年(平成23年)
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3,348
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2012年(平成24年)
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3,453
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2013年(平成25年)
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3,669
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2014年(平成26年)
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4,136
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2015年(平成27年)
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4,006
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2016年(平成28年)
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4,396
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2017年(平成29年)
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5,689
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2018年(平成30年)
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6,650
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2019年(令和元年)
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7,156
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2020年(令和02年)
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5,393
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2021年(令和03年)
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5,911
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2022年(令和04年)
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6,551
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2023年(令和05年)
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9,029
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駅周辺
駅の北側には福岡大学附属大濠中学校・高等学校もあり、通学利用者が多い。駅は国道202号の六本松駅前交差点(旧称:六本松九大前交差点)直下に建設されている。南側には九州大学六本松キャンパスがあったが、伊都地区への移転により2009年(平成21年)9月に閉校となった。跡地では大規模な再開発事業が進行中で、分譲マンションや老人ホーム、大型複合施設の六本松421などが完成したため、2017年(平成29年)9月に3番出口が新設された。
隣の駅
- 福岡市交通局
- 七隈線
- 別府駅 (N10) - 六本松駅 (N11) - 桜坂駅 (N12)
脚注
参考文献
- 福岡市交通局監修、地下鉄3号線JVグループ編著『公共交通機関のユニバーサルデザイン 福岡市営地下鉄七隈線トータルデザイン10年の記録』日本デザイン協会(発行)・セプト(発売)、2005年。
関連項目
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六本松駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク