It turns out that there are applications of our functors
which make use of the analogous transformations which we
like to think of as a change of basis for a fixed root-system —
a tilting of the axes relative to the roots which
results in a different subset of roots lying in the positive cone. ... For this reason, and because the word
'tilt' inflects easily, we call our functors tilting functors or simply tilts.
傾加群 T が与えられたとき、B = EndA(T) とおく。これは有限次元多元環で、T は有限生成左 B 加群である。傾関手HomA(T, –), ExtA1(T, –), – ⊗BT, TorB1(–, T) は有限生成右 A 加群の圏 mod A と有限生成右 B 加群の圏 mod B を関連づける。
有限次元単位的結合多元環 A をとり、T を A 上の傾加群、B = EndA(T) とする。ここで F = HomA(T, –), F′ = ExtA1(T, –), G = – ⊗BT, G′ = TorB1(–, T) とおく。このとき F は G の右随伴であり、 F′ は G′ の右随伴である。
Brenner & Butler (1980) は傾関手が mod A と mod B のある部分圏の間に圏同値を与えることを示した。具体的には mod A の部分圏を , で定め、mod B の部分圏を , で定めると は mod A における torsion pair [注釈 1]であり、 は mod B における torsion pair である。さらに関手 F, G の制限は と との間の圏同値を与え、関手 F′, G′ の制限は と との間の圏同値を与える。(これらの圏同値は torsion pairs と の順序を入れ替えていることに注意。)
傾理論は T を射影生成素とすれば森田同値が得られるので、森田理論の一般化とみることもできる;このとき で である。
もし A が大域次元有限ならば、 B が大域次元有限であり、F と F′ の差がグロタンディーク群K0(A) と K0(B) の間の等長写像を誘導する。
もし A が遺伝的(つまり B が tilted algebra)で、B の大域次元が高々 2 ならば、torsion pair は分裂する;つまり mod B のすべての直既約対象は または に属する。
Brenner, Sheila; Butler, M. C. R. (1980), “Generalizations of the Bernstein-Gel'fand-Ponomarev reflection functors”, Representation theory, II (Proc. Second Internat. Conf., Carleton Univ., Ottawa, Ont., 1979), Lecture Notes in Math., 832, Berlin, New York: Springer-Verlag, pp. 103–169, doi:10.1007/BFb0088461, MR607151