久我山
久我山(くがやま)は、東京都杉並区にある地名。現行行政地名は久我山一丁目から久我山五丁目。住居表示実施済み区域である。 地理杉並区の南西部に位置する。北部は杉並区宮前・松庵と接する。北西部は三鷹市井の頭・武蔵野市吉祥寺南町に接する。西部は三鷹市牟礼に接する。南部は世田谷区北烏山に接する。南西部は杉並区上高井戸に接する。東部は杉並区高井戸西に接する。 町域内を神田川と玉川上水が流れ、その両岸に当たる[5]。玉川上水には、上水を挟んで両側に未舗装の土の遊歩道が見られ、上水の水と緑とあいまって区部有数の貴重な武蔵野の原風景を形成しているが、東京都が2019年に広幅員道路である東八道路を環境保全に努めつつ開通させており、道路アクセスが向上している。また、当地域内を人見街道が横断している。 久我山駅周辺は久我山連合商店会[注釈 1]の商店街があり、地域コミュニティーの中心としての役割も担っている。周辺地域の多くは閑静な住宅街からなる。また、町域内は企業や団体のグラウンドや運動施設も複数見られ、広場や公園が多い。久我山駅の程近くに久我山稲荷神社がある。 地価住宅地の地価は、2024年(令和6年)1月1日の公示地価によれば、久我山1-5-17の地点で83万5000円/m2、久我山4-24-18の地点で62万9000円/m2、久我山5-9-7の地点で65万7000円/m2となっている[6]。 歴史「くが」とは空閑地や陸地のことであり、武蔵野の新開地の意と推測される[5]。古くは久ケ山とも[7]。 江戸時代から1889年までは江戸幕府領久我山村であった[5]。文化文政時代は64戸、水利は玉川上水および神田上水、鎮守神は久我山稲荷神社であった[8]。 沿革
町名の変遷
世帯数と人口2024年(令和6年)3月1日現在(杉並区発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
人口の変遷国勢調査による人口の推移。
世帯数の変遷国勢調査による世帯数の推移。
学区区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2016年1月時点)[21]。
交通鉄道
京王井の頭線の久我山駅が位置している。また東端部には富士見ヶ丘駅があり、西端部では三鷹市井の頭にある三鷹台駅が近い。 バス
道路事業所2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[22]。
事業者数の変遷経済センサスによる事業所数の推移。
従業員数の変遷経済センサスによる従業員数の推移。
施設
その他日本郵便脚注注釈出典
参考文献外部リンク
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