中部国際空港駅
中部国際空港駅(ちゅうぶこくさいくうこうえき)は、愛知県常滑市セントレアにある、名古屋鉄道(名鉄)空港線の駅。同線の終着駅である。駅番号はTA24。駅名標にはセントレアの副表記がある。 駅名の通り、中部国際空港の最寄り駅で、第1ターミナルに隣接・直結している(第2ターミナルへは連絡通路を介しての接続となり、徒歩で7分を要する[2])。英語での駅名はCentral Japan International Airport Stationである(3500系や3100系などの車両貫通扉上部に設置されているLED式車内案内表示機では「International」を「Int'l」と略した表記となる。なお、3300系及び3150系の初〜中期車や5000系、2200系などの客用扉上部に設置されているLED式車内案内表示機は「Cen.Japan Airport」表記となる)。ただし、中部国際空港の英語名は「Chubu Centrair International Airport」である。 当駅の施設は、空港線の第三種鉄道事業者である中部国際空港連絡鉄道が保有している。 歴史
駅構造2面3線の頭端式ホームを持つ高架駅。ホームはすべて8両編成まで対応している。駅自体は2面4線での運用を前提として設計されている。開業当時は両端に線路が敷かれず、新1番ホームもまだ稼動していなかったため内側の2線のみで営業されていたが、輸送力増強のため、2006年(平成18年)4月29日のダイヤ改正で旧1番線(現2番線)の東側に建設されたホームドア設置のミュースカイ専用の新1番線を新設した。これに伴い、旧1・2番線は2・3番線へと改称された。なお、4番線に相当する部分には線路が敷かれておらず、今のところ増設する予定はない(立入禁止とはなっていない)。1番線にはミュースカイしか入線しないが、他社の有料特急専用ホームとは異なり、中間改札はない。改札口は頭端部にある1ヶ所のみで、改札内に階段、エレベーター、エスカレーターなどはない(エレベーターなどは駅施設の外にある。駅の周辺にある設備はほとんどが三菱製)。 海上にある駅であり、また「鈴鹿おろし」と呼ばれる強風が吹き込むのを防止し、冷暖房効率を上げるためにホームはガラス壁(フルスクリーンタイプのホームドアに近いが、2・3番線のものは自由に出入り可能)で覆われている。また、第1ターミナル利用の場合は機内まで段差無しで接続されており(第2ターミナルはボーディング・ブリッジがないのでタラップでの乗降になる)ホームから出発カウンターまでカートが利用できるようになっている。ユニバーサルデザインに対応した駅である。
日中ダイヤでは毎時07分・37分にミュースカイ(毎時07分発は名鉄名古屋行きまたは名鉄岐阜行き、毎時37分発は名鉄名古屋行きまたは新鵜沼行き)、17・47分に特急(名鉄岐阜行き)、22・52分に準急(新鵜沼行き)が発車しており[5]、夕方以降はこれらに加え29・59分(平日の一部は28・58分)に普通(太田川行き)も発車している。なお、準急は聚楽園駅で後続のミュースカイを待避する。日中は普通列車の発車がない(折り返し時間がないため太田川方面から到着した普通列車は常滑駅まで回送)ため準急通過駅に行くには特急または準急を利用し常滑駅で乗り換えとなる。逆に夕方などは普通列車が到着しない(到着の普通列車と同様に折り返しの時間がないため常滑駅から回送)ため準急通過駅から来るには常滑駅で特急または準急に乗り換える必要がある。 自動放送は1番線と3番線が男声、2番線が女声である。当駅は名鉄では数少ない、英語放送が流れる駅である(2019年(令和元年)頃より、名鉄名古屋駅や金山駅でも流れるようになった)。 μstar stationは駅構内には設置されておらず、アクセスプラザ内のファミリーマートに設置されている。 2018年(平成30年)にホーム入口にある番線表示が色分けされるようになった(1番線:青、2番線:緑、3番線:赤)。これに合わせたのか、準急は2番線、特急は3番線から発車することが多くなっている。なお、普通に関しては、常滑方面からの当駅止まり→回送列車が2番線、回送列車→当駅始発列車(太田川行きや金山行など)が3番線から発車することが多かったが、2024年(令和6年)3月16日のダイヤ改正で、16時台から21時台に発車する普通が2番線に変更された。
配線図
利用状況
常滑線・空港線の駅では神宮前駅に次いで2番目に利用客が多い。2020年(令和2年)度はコロナ禍で航空機の利用が激減したため当駅の利用客も大きく減少していた。2019年度以降はAichi Sky Expoの開業を受け、当駅における新たな需要もある。 駅周辺駅は空港島内にあり、周辺に住宅はない。
隣の駅
脚注
関連項目外部リンク
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