世界平和統一聖殿
世界平和統一聖殿(せかいへいわとういつせいでん)は、アメリカ合衆国ニューファンドランドに本部を置く宗教団体である[2]。サンクチュアリ教会、鉄の杖ミニストリーともよばれる[2]。2015年1月設立[1]。日本本部は群馬県高崎市金古町1500-3に置いている[3]。 概要2015年に世界平和統一家庭連合から分かれる形で、文鮮明と韓鶴子の7男の文亨進によって設立された。日本各地にも拠点を有する[4]。日本では宗教法人ではなく一般社団法人として登録されている[5]。登録名は「日本サンクチュアリ協会」[5]。 指導者は文亨進だが、教祖を文鮮明としている[5]。ヨハネの黙示録(12章5節)に登場する「鉄の杖」は銃を意味するとして、M16自動小銃の所有を重視する[2]。銃製造メーカーのカーアームズ社の経営者文國進 (文鮮明と韓鶴子の4男) が、文亨進を経済的に支援している[6]。 政治との関わり文亨進は有力なトランプ支持者であるとされ[7][8]、2020年のアメリカ大統領選の際には、日本やアメリカでトランプ氏応援デモに参加し、2021年1月の米議会襲撃の際に、Qアノンが議会前で行った抗議集会にも参加した[9][10][11][12]。 日本での活動日本では安倍首相時代に官邸前で応援する街宣活動を隔週で行い、その後の自民党総裁選では、高市早苗を支持する街宣活動を行った[9][10]。 2021年12月12日に、東京都内で教会関係者が「北京冬季五輪ボイコット」の集会とデモを行った際は、幸福の科学や法輪功の信者も参加し、自民党の国会議員4人(杉田水脈、三ッ林裕巳、山田宏、和田政宗)の応援メッセージが集会で読みあげられた[9][10][13]。2022年7月の参院選公示直前には、幸福実現党と参政党を応援した[9][10][14]。 2022年7月10日、安倍晋三元首相狙撃事件の容疑者は、サンクリチュアリ教会の信者だとする噂が出回ったが、教会は事件との関連性を否定する声明を発表した[15][9][10]。 →自民党と統一教会との関係については「世界平和統一家庭連合 § 関係人物」を参照
新型コロナ感染症について2019年 - 新型コロナウイルス感染症について「中国の生物兵器(新型コロナ)にかかっても、99.7%の人は免疫力で勝つことができる」「マスクは非科学的な詐欺」「マスクを着けた者たちは政府の奴隷になる」と説いた[9][10]。また、COVID-19ワクチンは「共産主義者(サタン)の陰謀で、若者たちが死んでいる」とし、その主張は神真都Qの「ワクチンの目的はディープステートなど影の権力者による人間管理と人口削減」であるとする陰謀論と同様であった[9][10]。 →「陰謀論の一覧 § 新型コロナ感染症関連」、および「神真都Q」も参照
関連項目脚注
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